曹達記

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ポケスペ図鑑所有者の手持ち傾向

2020-09-09 00:49:00 | ポケスペ
なんとなく気になったので、図鑑所有者の手持ちをタイプ別に区分してみた。
選出基準としては、「2020年8月現在で、物語の終わりまで手持ちにいれているポケモン(例えばレシラムは含まない)」「ポケSpediaで手持ちとして記載されているポケモン」を選んだ。
図鑑所有者の登場順に、分かりやすいようNNで書き出した。タイプの順番は公式攻略本に従う。また、最終進化形のタイプで区分する。

ノーマル:ゴン、ポリゴン2、ピジョット、ぷりり、リリリ、メタちゃん、ラッちゃん、ドドすけ、エーたろう、(リングマ)、COCO、POPO、カビゴン、べー、りー、ぎー、タロヒコ、ミミロップ、ウォー、じぇしか、ガル&コガル
合計21体

炎:リザードン、キュウコン、ウインディ、バクたろう、ウインぴょん、ちゃも、サルヒコ、ギャロップ、ブオウ、(ぶぶちゃん)、サラメ、エン、ラビフット
合計13体

水:ニョロ、ギャラ、ゴルダック、カメちゃん、オムすけ、ニョたろう、マンたろう、オーダイル、キングドラ、ギャラドス、ZUZU、MIMI、えるる、じらら、マンタイン、ゼルヒコ、エンペルト、ゴーラ、なんしー、フタチマル、ケルデマル、カブトマル、けろけろ、バーツ、ヒドイデ、(キロ)
合計26体

草:フッシー、ナッシー、(バケッチャ)、キマたろう、メガぴょん、パラぴょん、とろろ、ジュカイン、るー、チェリム、あまんだ、じぇしか、ダケちゃん、マリソ、ジュナイパー、スティックン
合計16体

電気:ピカ、チュチュ、ピチュ、トラヒコ、パチリス、チュラ、エレク、デンヂムシ、(テラ)
合計9体

氷:マニューラ、ムーぴょん、むー、ユキメノコ、ドン、(ペタ)
合計6体

格闘:ニョロ、カイリキー、エビぴょん、ちゃも、きるる、サルヒコ、ブオウ、ケルデマル、マリソ、スティックン、テッコツン、(ギガ)
合計12体

毒:フッシー、(ドリ)、ニドちゃん、ダケちゃん、ラスマ、ヒドイデ、ベトベトン、(テラ)
合計8体

地面:サン、ディグ、ドサイドン、ニドちゃん、ゴロすけ、カラぴょん、ふぁどど、るー、むー、ディグヒコ、どろしー、ライオマル、さいさい、(メガ)
合計14体

飛行:ギャラ、プテ、リザードン、ピジョット、ドドすけ、ピーすけ、トゲたろう、マンたろう、ドンカラス、ギャラドス、ネイぴょん、とろろ、マンタイン、ペラヒコ、ウォー、ばーばら、ライオマル、サラメ、ヤコちゃん
合計19体

エスパー:ブイ、ナッシー、フーディン、ケーちゃん、ネイぴょん、ムーぴょん、バリぴょん、RURU、きるる、バリヤード、ムシャ、ゆにぼう
合計12体

虫:ハッサム、ピーすけ、パラぴょん、チュラ、ゲノセクト、シュバルゴ、アギルダー、ルット、デンヂムシ
合計9体

岩:プテ、ドサイドン、ゴロすけ、オムすけ、ウーたろう、どらら、じらら、ウソッキー、ぷー、ゴーラ、カブトマル、さいさい、レイ
合計13体

ゴースト:(バケッチャ)、サマヨール、ユキメノコ、ラスマ、フラン、ジュナイパー
合計6体

ドラゴン:キングドラ
合計1体

悪:マニューラ、ドンカラス、NANA、ばーばら、けろけろ、そるそる、エン、ダラー、ベトベトン
合計9体

鋼:ハッサム、どらら、ぷー、エンペルト、シュバルゴ、レイ、(メガ)
合計7体

フェアリー:ぷりり、ピッくん、ブルー、リリリ、トゲたろう、バリぴょん、RURU、バリヤード、ぶいぶい、フラン
合計10体


こうして書き出してみると、水とノーマルと飛行がかなり多いことがわかる。
最多を誇るのは水。特にシルバーが水タイプを3体も手持ちにいれていることが大きい。
ポケスペにおいては初期の頃から水上移動や飛行能力のアドバンテージが強調されており、物語的にも分かりやすいパワーアップである。
ノーマルと水についてはそもそものポケモン数が多いことも要因だろう。

逆にドラゴンが少ないのは伝説以外のポケモンが少ないことが原因だろう。大概が終盤に出てくる600族であり、序盤の幼なじみポケモンとしても出しづらいことも要因として考えられる。
ただ、それ以上に「ドラゴンというタイプは漫画としての使い方が難しい」ことがあるのではないか。
ポケスペはポケモンの生態的特徴から生かし方を引き出す作風である。ポケモンの生態的特徴は無論タイプからも引用されるのである(例:ブルンゲルはデザイン時水のみだったが、後付けでゴーストがつき、そのイメージで図鑑の記載がなされた)が、ドラゴンには「強大である・いわゆるドラゴン」以外のイメージが少ない。
唯一のドラゴンであるキングドラを使っているのはシルバーだが、それを裏付けるように本当に出番が少ない。そもそも竜巻以外のドラゴン技を使っていないのである。
流石にポケスペ全体でのタイプ別出番を統計するのは骨がおれるのでやらないが、ドラゴンはかなり少なくなることが予想できる。

次に少ないのがゴースト。こちらもポケモンの絶対数が少ない・序盤には出てこないといったドラゴンと同様の問題がある。
ただしこちらはかなり漫画的に生かしやすいタイプなので、別の問題として「図鑑説明をそのまま使うとえげつなくなる」ことがあるのではないだろうか。
ゴーストタイプは図鑑の説明が怖いことで有名だが、それをバトルで使用するとどうなるかは想像に固くない。顕著な例がキクコである。
そういった描写を主人公側がやるのは面白いが、まああまり受けはしない可能性がある。

同率で少ないのは氷。ポケモンの絶対数が少ないこともさることながら、こちらは「何でもありになってしまう」ことが問題だと思われる。
凍結・低温というイメージは簡単だが、そこから派生すれば「相手を遠隔操作で凍結」「特殊な炎でなければ溶けない氷」「瞬間的に凍結と解凍を繰り返すことで氷を自由自在に操る」といったことができる。
ちなみにこれらは全て作中で敵サイドが行ったものである。
更に、氷使いの極致として「マスク・オブ・アイス」がいることも影響しているだろう。
未だに作中最強と評される敵であり、氷を使って何をやろうと彼の劣化になることは避けられない。
もう一つあるのが、「氷技を使うなら氷タイプでなくてもよい」ということ。ゲームをやればわかることだが、大半の水タイプは吹雪や冷凍ビームといった強力な氷技を習得できる。
それを裏付けるように、水タイプの手持ちの内6体が氷技を使用している。
大半が草やドラゴンへのメタとして使っているのだが、それなりに戦闘以外でも活用しているケースもある。

まとめてみると、案外タイプ毎のばらつきが多く見られることがわかった。
少ないものには少ないなりの理由もあることが(あくまで独自解釈だが)見受けられた。
アニポケには詳しくないのでわからないが、そちらでも手持ちに多いタイプと少ないタイプの傾向は見られるのかもしれない。


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