彼女も鬱67 理解のない家族3

由梨のお母さんは「食事の時だけ、家来ればいいじゃない？」とあっけらかんと言ったそうです。
どうも私が由梨と過ごせるようにと借りた家に転がり込めばいいと安易に考えているのは
見え見えでした。
ですので、由梨には由梨が住むのは構わないけど、由梨の親はちょっと考え方がおかしいから
俺は住ませないと言ってる事にしてと由梨に伝えました。
由梨もそれは最終手段であって、追い出されるならアパートを借りて生活保護の手続きを
開始すると母親に伝えたようですが「この家があるんだから無理に決まってるじゃない」と鼻で
笑われたようです。
その家を追い出そうとされているのに何を言ってるんだろう？って私も由梨も思いましたが、
まずはアパートを借りて家を出て、生活保護申請をする方針で腹を決めたようですが、
実は、生活保護が通らないだろうと思われる最大の問題点がもう一つ立ちはだかっていました。
それは、由梨が以前結婚していた時に購入したマンションで、名義だけが由梨のままなのです。
今現在、そこには昔の旦那さんが住んでおり、実質ローンもその旦那さんが払っているのですが
名義だけは由梨のままなのです。
まずは、これをどうにかしないといけません。


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