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道楽人日乗

ツイッターのまとめ。本と映画の感想文。
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ドラマ「THE BRIDGE/ブリッジ」シーズン3

2017-02-26 12:14:03 | ドラマ感想


夜間、そこだけ灯りのともった工事中ビル最上階の一室に、家族の様にテーブルを囲むマネキン人形達が闇に浮かび上がる。一人は人形ではなかった…。今回はメインの事件の周辺にドラマがいくつも立ち上がり雑然とした印象。後半、子をおもう親、憎む親の対比に収束する。

誰が誰という事に加えて、新たに登場する人々の謎めく行動が次々放り込まれ、正直混乱してしまった。ドラマとしては食傷気味のサイコな犯行現場。姿を見せぬ犯人とその動機。しかし今回、思いもかけないところからサーガの最大の敵が現れる。彼女の危機を高める為とは言え、ハンスの扱いはどうなのよ。サーガの母についても肝心な場面は描かれないのでフェイクかと思った。マーティンが登場しないのは、演じる役者がスタッフともめたからなのだそうだが、今回は不可解な「立て付けの悪さ」を感じる。
女性カメラマンなど、中途半端に退場したキャラクターもいる。サーガの過去に犯した罪?も今ひとつ明確ではない。この辺は次のシーズンに引き継がれるのだろうか。

それにしても、やはりこれは女刑事サーガ・ノレーンの物語なのだと納得した。その個性、魅力がこのシリーズを支えているとあらめて実感。彼女の行く末が気になり続きが出れば見てしまう。以前3は起承転結の「転」にあたる物語になると予測したが、その通りだったと思う。おそらく次シーズンが結となるのだろう。


以降ネタバレ。











シーズン2を見た時、次の展開をなんとなく予想したのだが、その答え合わせを。
太字の所は以前の感想の引用です。

成る程、前シーズンが「起」で今回が「承」だ。サーガのサーガは、次シーズンがあれば「転」となるのだろう。
これは当たったとおもいますよ。サーガの敗北、そして逃走?という展開は「転」でしょう。とりあえずの行動が相棒の過去事件解明への旅というのは、次へ続くとしてもちょっとぱっとしないけれど。

以下は勝手な予想だが、「転」ともなれば主人公の鏡の反転のような人物との対決になるのが王道。彼女と同様に共感能力を欠いた、悪魔のごとき冷血な知能犯が敵として立ちはだかるのではないだろうか。
この時、メインの事件の犯人がこういう設定だと考えていたので、これははずれ。次シーズンがそうなる可能性はまだあるけれど。
しかし、サーガの母親がこういう風にかかわるとは正直思わなかった。同じ能力の鏡の反転ではないけれど、同根とは言えませんかねー。

サーガは孤独に強大な敵と戦わなければならない。
理解のある上司ハンスは、ちょっとしたトンデモ展開で退場しましたね。新しい相棒はいますけどね。

サーガが妹のからみで両親を陥れるため犯罪に手を染めたかも知れないということが示唆された。「鏡の敵」と対する中で、彼女の心に潜む闇があぶり出される展開になるのではないだろうか。(シーズン2の結末を踏まえて、次のシーズンで大きな敵と戦うため、半ば強引にハンス再登場があったのかも)
サーガの過去の罪?があるのだとすればそれはまだ描かれていない。彼女自身の罪に向き合うと言う展開も大団円としてはアリだと思う。
それと、母の死が明確に描かれていないということは(演出の不備だとおもうけれど)、あり得ないかも知れないけれど、
1.本当にサーガによる犯行。2.全てをお膳立てした第三者
の可能性も皆無ではないですね。どうなんでしょう。
それと、なんかもうよく憶えていないんですが、サーガの父の存在ってどんなんでしたっけ?
最後は親父との対決、的なかんじ?

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