「内玄関の壁に飾ってある鶴の額です」
我が家は築何年経っているのだろう?
土台などは65年以上かなぁ~。
私はここで生まれたのですが、親は本家に移りその後は私が入りました。
持ち家としては結婚してからですので、もう30年になりますね。
この家は小さな改築や改装をしているので、昔の面影はありません。
風呂の燃料も薪から石油そして都市ガスになりました。
風呂本体も昔の木製でちょこっと座るような風呂から、大きな湯ぶねにゆったりと入れるように改装されています。
もちろん、トイレもボットン式?から水洗式にもなりました。
現存しているのは、和室の8畳間くらいでしょうか?
「内玄関の隅には、先代が使っていた火鉢がオブジェとして置いてあります」
昔の家ですので風通しが良く、各部屋には廊下を通って行けます。
当然、内廊下と外廊下がありますので、家の中をぐるっと一回りできますね。
昔は畳部屋と居間には掘りごたつがあり、炭や練炭で暖をとっていました。
夕食後は家族が、大きな掘りごたつの周りに足を突っ込んで、ミカンを食べたりしながら団欒をとっていたのを記憶しています。
でも、現在の我が家にはコタツは無く、椅子の生活になっています。
私が一方的に置かないのですが、それは女房も子供も朝までそこに寝てしまうことがありましたので外しました。
(だらしがないのが嫌いでしたので・・・)
女房は「コタツも気持ちがいいわね」と独り言を言っていますので、30年ぶりに復活しようかと思っています。
「外玄関先の石灯籠です」
今の生活形態は和洋折衷ですが、どこかに和を感じるものがあると落ち着くものですね。
苔むす石灯篭もいいものです。
「外玄関で歌舞伎門風ですが、風通しが良いように格子戸になっています」
玄関の右側に小さな屋根つきの箱がありますが新聞受けです。
自作ですよ。
こうして、日常生活の中に和の暮らし方を取り入れるのは、いまの時代や生活環境を考えると、贅沢なことかも知れませんね。
yuki