私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

手締め

2006年09月08日 | Weblog


自室の壁に縁起担ぎで、いただいた七福神の手ぬぐいが飾ってあります。

先日、京都のnagomiさんといろいろなコメントのやり取りから手締めの話がでました。

そこで、今日は雑学的に「手締め」についてご紹介いたします。


まとまったメンバーで飲み会や打ち上げの最後に、ケジメとして責任者のような方が、挨拶と手締めを行います。

いろいろな締め方があって、最近よくやる「よおー、ポン」は、「一丁締め(いっちょうじめ)」と呼び、正式な場で「一丁締め」をやると白い目で見られますが、
飲み屋さんでは周りに他のお客さんもいますので、簡単でそれも有りかなと思います。


本来は、ヨオー(掛け声) シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャン。となります。

みなさんが一つになって、景気良く締めると気持ちに一体感が出るのも不思議なものです。

さて、物の本にはいろいろと作法が紹介されています。

各地にいろいろな打ち方がありますが、大きくは江戸(東京)型と大坂(大阪)型に分かれますね。

江戸っ子の私の場合を紹介します。
よくご指名を受けるんですが、(私は責任者でもお偉いさんでもありませんよ!)締め言葉として、みなさんの健康や繁栄、そして幹事さんへの労いを添えます。

そして、手締めに入るのですが、私が使うのは、いわゆる10(とう)締めです。

「シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャン」(3・3・3・1)ですね。

シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャンとやるのは、「三が三つで(九)」「それにもう一つのシャン」を入れ、九にもう一つ加えることで漢字の「丸」となり、「すべて丸くおさまる」という意味になります。

・・・「えぇ~、それではみなさん、本日はご苦労さまでした。ここで締めさせていただきたいと思います。締め方は、さんざん苦労して、もう一つポンを入れ丸となる」これで締めたいと思います・・・となる訳です。

「手締め」は、「四方八方丸く納めましょう」という願いがあり、よく3回繰り返すのは、舞台のエンディングやカーテンコールで行われる「三方礼(さんぽうれい=右・左・中央の客に礼をする)」のようなもので、3回やることで、「皆々様よろしく・・・、ありがとうございます」となります。

手締めの音頭は、采配を振って滞りなく行事を終了させたリーダーが、「無事終りました」と感謝の意を表するものですので、来賓がやるものではありません。

手締めの前に「いよぉーっ」という掛け声をかけますが、これは「祝おう」が転じたものだとしています。

また、声を掛けることで、全員のタイミングを取る役割も果たしています。

今日はだいぶ、内容が長くなりました。

この辺で、締めにさせていただきます。

いよぉーっ(祝おう)ポン! ありがとうございました。

yuki

  
コメント (11)
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