長崎街道 佐賀県塩田町鍋野地区を訪ねて

昔は良く見た、懐かしいれんげ畑の光景がここ鍋野地区ではみられます。

鍋野地区でもめずらしい茅葺屋根の家は、日本の田舎の風景に溶け込み、
ハッとするほどの美しさです。
このような建物を喪失してきた日本の集落は、失っているものが大きいと思いますが、
個人の負担で茅葺屋根を維持する事は、困難な時代になっています。

鍋野手漉和紙について江戸時代からのこの地区の産業である手漉和紙は、
昭和38年以降は途絶えていましたが、平成12年に37年ぶりに復活しました。
昔は、鍋野紙は障子紙・傘紙・提灯紙として使われていたそうです。

鍋野手漉和紙保存会の代表の西野さんにいろいろと親切に鍋野和紙について
教えていただき、有難うございました。
この工房で日・祝祭日には、和紙体験ができるとのことです。

鍋野和紙の製品。
今は、はがきや名刺・色紙・ランプシェードなど様々な用途に使われています。
特にこの地区の学校の卒業証書に使われているとの事で、もらった子供達は
一生の良い記念になると思います。

初めてこの地区をぶらりと訪ねてみましたが、日本の田舎の素晴らしさと、
そこに住む人々の暖かさを改めて感じました。


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