学生の頃、ピカソを上野美術館に見に行った。
恥ずかしいことに絵の内容などはほとんど覚えていない。
しかしピカソの描く絵の雰囲気は覚えている。
感情が痛いぐらいに刺さってくる。
和やかというよりは、刺さってくるような感じや、
感情が張り裂けたような激しい感じを覚えている。
たまたま見た絵がそういう類のものだったのかもしれない。
それとピカソが若い頃に美術教室で描いた模写を見たが、それが写真のように精密だった。
あ～やっぱりそこがしっかりしてるんだな～と感心しました。
それと覚えているのはとても混んでいたということ。
人気のある一枚の前には、とても佇んでいられないぐらいでした。
眺めていても次から人がやって来るので、私は次に行かなければという気持ちになったのです。
これならおぞましく、不愉快で、ド下手な絵のほうが、スペースが空いてるのでくつろげるのかな..とも思いました。
私は子供の頃、家族と親戚家族と川に釣りに行った。
私はハシャいでいたのだろうか、オッチョコチョイなのか..
親戚の叔父さんが釣り糸仕掛けを作っている時に、足を糸に引っ掛けてしまったのだった。
集中して仕掛けを作っている親戚の叔父さんの作業は台無しに..
「ウロチョロするな！」
と思いっきり怒られたのであった。
ショボン..となった私は車のなかに閉じこもってイジけていた..
そして車のサイドブレーキを動かして遊んでいた。
思いのほか、深くサイドブレーキを引いてしまい、戻らなくなってしまった。
「ヤバい..戻らない..どうしよう..」
真剣に車が壊れてしまったと思った私は、また怒られると思い、パニック状態に..
帰る頃に父が座席に座って、あ～バレる、怒られると思った瞬間、父はスっとサイドブレーキを降ろしたのだった。
アレ！？壊れてない？？？
サイドブレーキはちょっと引いてから戻すことを知らなかった私。
父って凄いな～と子供心に感動していたのを覚えている。
怒られるかもしれない..と不安パニックになる癖って、やっぱり小さい頃からあるんですね。
性格なんでしょうね。
それで良かったこともたくさんあるな～と感じる少しは大人になった私です。
