玉陽庵 算命学ブログ

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生年天中殺 - その2

2015年03月02日 | 算命学 あれこれ
昨日の続きで、今日も「生年天中殺」についてのお話(^^)

昨日取り上げた羽生結弦選手は「身弱」でしたが、「身強」で「生年天中殺」をお持ちの方を見てみましょう。

現在大活躍中の俳優、松田龍平さん・松田翔太さんご兄弟のお父様でもある伝説的な俳優、故松田優作さん。

  甲 癸 己
子 寅 酉 丑 
丑 


    司禄星 天南星

鳳閣星 牽牛星 司禄星

天禄星 玉堂星 天報星


陰占を見ると、「子丑天中殺」で、生年が「丑」年なので「生年天中殺」。
しかも、ご本人は「天禄星」という「天将星」に次ぐ強い星をお持ちなので「身強」。

このような条件がそろった場合、親兄弟とはどうしても縁が薄くなる傾向があります。
実際、松田優作さんも非常に複雑な生い立ちでした。
実のお父様は別に妻子のいらっしゃる方だったそうですし、お兄様たちと父親が違うことは小さいころは秘密にされていたとの事。
おそらく、実のお父様とは、ほぼ「生別」の状態だったでしょう。


もうお一人、「身強」で「生年天中殺」の方を見てみましょう。
こちらは二枚目スター俳優であった佐田啓二さんを父に持つ、「サラブレッド」と称して良い俳優の中井貴一さんの星。


  甲 丁 辛
子 寅 酉 丑 
丑 


    牽牛星 天南星

鳳閣星 牽牛星 牽牛星

天禄星 調舒星 天報星



私もこの度初めて知って驚いたのですが、陰占が松田優作さんと非常に似ています。
日干支は同じですし、地支もまったく同じ。

月干、年干が違うので陽占は異なりますが、十二大従星も同じです。


中井貴一さんは、イメージとしては松田優作さんとは対照的かもしれません。
ただ、お父様を3歳の時に亡くされ、ご苦労されたのは同じ。

一家の大黒柱を幼少期に亡くした訳ですから、途中、色々なご苦労があったと思います。
また、2世俳優とは言っても、デビューしたのがお父様の17回忌が過ぎてからですから、七光りと呼べるものは、ほぼ無かったのではないでしょうか?


このように、親縁が薄い方の場合、「親御さんの力を借りられない」という状況が自然に出来上がります。
すると、若い時分の苦難は避けられませんが、その分、確実に伸びていくことになります。

松田優作さん、中井貴一さんが、それぞれ「名優」として確固たる地位を築かれたのは、皆様もご存知の通り。
要するに、何の改良をしなくても、目の前の苦難に立ち向かうだけで、自然と運が開けていったのです。


もちろん、親縁が薄い方も、そうではない方も、たくさんの葛藤を抱えると思います。
どうしても、成人して自立するまではご両親の影響は避けられませんから、葛藤は激しいと思います。

ただ、その時の葛藤を乗り越えれば、自然と心が鍛えられ、精神の次元が上がります。
社会に出る前に、このように鍛えられているのは、実はとても良いこと。

社会に出れば、自分の思い通りに行くことなど何一つありません。
甘ったれた子供の気分を引きずって社会に出て行けば、間違いなく大きな壁にぶち当たってしまうでしょう。

しかし、成人前に十分に人格が練れていると、このような苦労は味わいません。
一番身近な親御さんとの不協和音にずっと苦しんできたか、あるいは親御さんとの縁が薄く、生活の苦労を味わってきた「生年天中殺」の方は、社会に出ることが苦労ではなく、むしろ解放なのです。

親御さんとの葛藤も、親御さんの愛情や理解力が足りない事が原因ではありません。
ただ、どうしても気持ちが通じる“道”のようなものに非常に不自然な現象が起きていていただけの事です。

自然と早い親離れをしたならば、親御さんを責める気持ちは捨て、ご自分の運の強さを信じて思いっきり社会で羽ばたいてくださいね(^^)




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