日座天中殺

本日は、「宿命天中殺」の一種である「日座天中殺」についてのお話です（＾＾）

「日座天中殺」とは日干支「甲戌」あるいは「乙亥」を持つ場合。
日柱の天中殺なので「生日天中殺」の一種ですが、他の「生日天中殺」とは一線を画します。

「日座天中殺」は“不完全の美”がキーワード。
大変頭の回転が速く、物事のスタートやきっかけの場面ではすばらしい才能を発揮します。
ただし、“不完全の美”なので、物事の完成や、まとめる段階はノータッチの方が良いとされているのです。

さらに生活そのものも“不完全”の方が良いとされ、平均的な生活、平均的な結婚は良くありません。
平均的な生活や、「完成された」家庭を築いてしまうと非常に体力を消耗してしまい、体力面に欠点が生じるのです。

個性派俳優として有名な、生瀬勝久さんもこの「日座天中殺」。
彼の陰占を見てみましょう。


　★甲★丙★庚
申　戌　戌　子　辰
酉　　　　　　　巳


ご覧の通り、生瀬さんも三柱に異常干支があり（甲戌と乙亥は異常干支でもあります）完全に「虚」の人。
「虚」の世界、「無形世界」である「芸能界」には向いています。

さらに「日座天中殺」でもあるので、普通ならば体力的な欠点が中年期から晩年期にかけて出てくる心配があります。
しかし、ご存知の方も多いと思いますが、彼の奥様は「12歳年下」。
このように10歳以上の年の差がある結婚は、「平均外」とされ、「日座天中殺」の方には吉。
結婚が「平均外」であるため、体力的な欠点はおそらく出ないでしょう。

また、生涯独身ももちろん「平均外」。
私たちの世代には「品の良いお母さん」のイメージが強い、女優の故池内淳子さんも、「日座天中殺」でした。


　★甲　壬　癸
申　戌　戌　酉　戌
酉　　　　　　　亥

池内さんは一度は1歳差の男性と結婚されたものの、87日後にスピード離婚。
その後、生涯独身でいらっしゃいました。

晩年には紫綬褒章、旭日小綬章を授章され、名女優として功績を高く評価されています。


このように、「日座天中殺」の方は「精神世界（芸術・学問・哲学）で“不完全の美”を探究すると独自の領域を築く」とされています。
このような無形の世界で生きていく事そのものが「平均的な生き方」ではありませんから、「日座天中殺」の方にとっては有利になるのです。

他にも、個性派俳優の西村雅彦さんや、若い世代では元AKB48の板野友美さんや、俳優の生田斗真さんもこの「日座天中殺」。
みなさん、それぞれ非常に個性的で魅力的ですよね（＾＾）
どなたも他の人に埋もれることなく、“独自領域”を築いていたり、築きつつある点では、確かに「日座天中殺」としての特性を生かしていると思います。

まだ未婚の方もいらっしゃいますが、実は「日座天中殺」の方は、誰に教えられる訳でもなく、自然に7割の方が「平均外」の結婚をされるのだとか。
「平均外の結婚」とは、年の差婚や生涯独身のほかに、子供を持たない夫婦、国際結婚、事実婚や別居婚などがあります。

彼らが自然とこのような結婚を選んで、「日座天中殺」の欠点を克服してくれることを祈りたいと思います（＾人＾）




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