前後際断は禅語です。
過ぎ去った過去にとらわれず、未来を案じず目の前の今に集中せよとの事。
とかく人は過去の残像を引きずる生き物。
また、案じてもどうにもならない将来を案じるもの。
ともにどうにもならないのは、わかっているのだが、
分かっちゃいるけど止められないのが人間。
それを断ち切れ!というわけだ。(^^;
阪神の投手だった下柳選手はグローブにこの言葉を書き込んでいた。
打たれてしまったことを引きずっては、本来の投球が出来ないじゃないか、というわけだ。
しかし、言葉ではわかるものの、実際に前後を断ち切るのは容易ではない。
そして、実際の前後際断に前後は無いのだから禅語はやっかいだ。(^^;
故に、禅語の解読よりも、単純に「拘らない」と思った方が実際的だとは思う。(^^;
好きとか嫌いとか許すとか許さないとか、そんな時と場合で変わる自己の心理を後生大事にし続けるなってこと。(^^;