グレーテルの歩く道

心身のハンデなんて物ともせず、元気に暮らす私の日記♪

Oさんの訪問

2015年08月14日 17時34分31秒 | グレーテルの事件簿
隣人のOさんは、5年くらい前、

お父さんが東大の名誉教授に就任されたのをきっかけに、

家を売って、東京に引っ越した。


お父さもお母さんも大学教授。

長女さんは、私と中学時代の同級生。

勉強も運動もトップクラスで、ユニークなクラスの人気者と聞いている。

中学校に3日しか通えず、友達もいなかったはぐれ者の私と、

隣人同士、真逆の人生を送って行ったのだろう。


Oさん一家は、すごく偉いのに、

全然、偉ぶらず、近所の誰より謙虚で親切だった。

うちの猫が脱走して行方不明になったときも、

気付いて夜中まで懐中電灯片手に一緒に探してくれた。


私が捨て猫を拾って里親が決まらず困り果てていた時も、

一緒に里親を探してくれて、里親が決まったときは、

自分の事のように喜んでくれた。


私が中学生の時、髪を真っ赤に染めたら、

実の親はあきれ果てていたが、

Oさん一家は、「自己主張が出来て偉い。」と、

どんどん落ちぶれて行く私を、差別することなく接してくれていた。


私は、Oさん一家が大好きだった。


そのOさんの次女さんが、

「故郷巡り」と言って、今日こちらに来て、

私にも会いに立ち寄ってくれた。

突然で、ビックリ。


次女さんは、京大の文学部を卒業。

国語の先生になったそうだ。

一緒に来た男性は、同じ学校の先生だそうで、

旦那様と思いきや、これから結婚の予定とのこと。


お姉さんの方は、夢叶って、獣医さんになり、

同業の夫と結婚して、2歳の子供がいるという。


極めて優秀なエリート一家。


背が腹に変わっても、

自分の味わえないエリート人生に触れた一日だった。

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