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日々の ・・

2/6(金) 8,100円を手前に上値が重い

2009年02月06日 15時05分16秒 | Weblog
 ネットワーク機器大手のシスコシステムズの08年11―09年1月期決算が5年半ぶりの減収減益。労働省が朝方発表した先週の新規失業保険申請件数・商務省発表の12月の製造業受注額も市場予想を上回る落ち込み国有化懸念でバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の株価が下げ止まらない。しかし、上院銀行委員長がバンカメの国有化はないと明言したことや不良債権の処理を急ぐ銀行を支援するための時価会計基準の見直しに言及したことが金融株の買い戻しにつながり指数は反発し、全般に買いが広がった。
 尚、英中央銀行のイングランド銀行はこの日の会合で0.5%の利下げを決定。欧州中央銀行(ECB)は同日の理事会で金利を据え置く一方、トリシェ総裁は来月の会合での利下げの可能性を示唆した。ガイトナー財務長官の側近の発言として、2月9日(月)に金融対策が発表されると報じられ、今晩は雇用統計の発表があり大いに注目されるところである。

NYは                       +106.41ドル
CME日経225先物   8,145円      +215円
NY原油先物(2月限)    41.17ドル  (+ 0.85)
NY金先物 (2月限)   914.20ドル   (+12.00)
半導体株指数        221.31ドル  (+ 8.56)
バルチック海運指数  1,498ドル    (+182)
為替 9:00 (対ドル円) 91.20円  (対ユーロ円) 116.55円
外資系注文状況: 売り2,020万株、買い2,340万株、差し引き320万株の買い越し

日経                 7,949.65円    
 始値   +104.62円   8,054.27円
 高値   +219.39円   8,169.04円   9:19   
 安値   + 83.59円   8,033.24円  13:54
 終値   +126.97円   8,076.62円   長上髭小陰線

 米国市場が堅調となり、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)も買い越しと伝わり、足元の円高一巡感も加わり、広範囲に買い戻しが広がった。米1月雇用統計を控えることから、買い一巡後は戻り売りに伸び悩む場面もあったが、先物への断続的な買いが下値を支え、引けにかけて切り返した。米1月雇用統計を控えるため、後場からは商いもしぼんでくるだろう。
 昼の立ち会い外バスケット取引は、36件で金額は380.65億円、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心でフラット(売買均衡)。
 為替が1ドル=91円台を割り込んだことから、買い控え気分が強まった。先物に断続的な売りが観測されたこともあって、8,100円手前で上値は重く、やや方向感に乏しい展開となった。今晩に米1月雇用統計の発表を控えていることも見送り要因となった。このところ、8,100円を手前に上値の重い展開が続いている。09年3月期決算が無事に終わらないことには、上も試しにくいし、下も探りにくい。きょうはポジション調整の売り買いが中心で、第3四半期決算が通過した企業を中心に買い戻しが優勢となった程度。ヘッジファンドの45日ルールによる解約売りで『13日の金曜日に暴落する』との声もあって、やや警戒感が強い。
 「今夜発表の1月米雇用統計に警戒感は残るものの、公的年金買いや欧州経由のオイルマネー流入観測があり市場のムードが好転している」


5711: 三菱マテリアル     254円     +2円
 金がらみでは、この株と住友鉱山、今後とも浮上期待。さらに1328 金連動も狙い。非鉄がらみの株は、ここで下げた。同社も1/7の265円から、目先は210円以下まで売り込まれていた。人気離散、商いも減少傾向にあった。ここで、モルガンスタンレーが「イコールW」から「オーバーW」と格上げした。目標株価は260円としたが、ここでこの目標は達成。2/4にメリルが270円目標としているが、この目標もクリアできそうだ。目先は上がるばかりでなく、調整もありそうだが、金価格浮上と共にジリ高が期待される。



4661: オリエンタルランド     6,680円     -140円
 昨日3Q決算と通期業績の上方修正を発表。上方修正はもともと期待はされていたが、想定以上の好決算だと評価する声は非常に多い。それだけに今日は買い優勢で始まったが、寄り後は手仕舞い売りが優勢の展開で結局マイナスで引けている。CCC同様に海外ファンドの換金売りが出ているとの見方も多い。それだけにまだ下落する恐れはあるものの、好業績の人気株だけに、戻し始めれば早いとの見方。昨年10月にもファンドの換金売りにより他の銘柄同様に暴落したが、その後も戻りが非常に早かった。



9831: ヤマダ電機     4230円     -500円
 ザラバ寄らずのストップ安。昨日発表した3Q決算を嫌気されている。同時に通期業績も下方修正しており、前期比増益見込みが一転して大幅な減益に。警戒感はあったもののネカティブサプライズだと見る向き多いようだ。先月にはGSが強い買い推奨継続のレポートを出していたり、野村が日経平均採用候補として同社株を取り上げていたことから、かなり掴まっている個人投資家多かったようだ。この決算を受け、格下げや目標株価引き下げが相次いでいることも見切り売り呼び込んでいる模様。更に下げれば買いたい向きも多い銘柄だが整理売り一巡するまで戻りも鈍そうだとの声多し。




                     【今日の格言】
           .。・+゜゜+・。☆ ~『三日待つべし』~☆。・+゜゜+・。.

 相場が弱く見えるときは、冷静に三日待ってみよという教訓です。好材料を耳にしたが相場に変化が無く、迷ってしまったときなどに三日待って相場の反応を見ようということである。結局、自分が強気の時は、他人も強気。自分が弱気の時は、他人も弱気ということである。



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