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2/9(月) 金融安定化策、10日に延期で下げる

2009年02月09日 18時56分36秒 | Weblog
 1月の雇用統計で非農業部門雇用者数が34年ぶりの大きな落ち込み、失業率はおよそ16年ぶりの7.6%にまで悪化したが、むしろこれが政府の対策を加速させるとの思惑が強まり、ダウ平均は取引開始直後から大幅に上昇した。
 その後もオバマ大統領による「議会が景気対策法案を早期に通過させないのは無責任だ」との強いトーンの演説や、バンクオブアメリカのCEOが「追加の政府による資本注入は不要で、できれば3年以内に公的資金を返済したい」と述べ、アナリストも同行の国有化懸念を一蹴し、投資判断を「ストロング・バイ」としたことでバンカメの株価が急騰。ガイトナー財務長官が週明けに発表する予定の金融安定化策に対する期待も膨らみ、金融株主導で大幅上昇となった。

NYは                       +217.52ドル
CME日経225先物   8,340円      +280円
NY原油先物(2月限)    40.17ドル  (- 1.00)
NY金先物 (2月限)   914.30ドル   (+ 0.10)
半導体株指数        229.18ドル  (+ 7.87)
バルチック海運指数  1,642ドル    (+144)
為替 9:00 (対ドル円) 92.11円  (対ユーロ円) 119.29円
外資系注文状況: 売り2,040万株、買い1,530万株、差し引き510万株の買い越し

日経                 8,076.62円    
 始値   +101.45円   8,178.07円
 高値   +181.09円   8,257.71円   9:24   
 安値    終 値
 終値   -107.59円   7,969.03円   丸坊主の中陰線

 円高一服感に加え、寄り付き前に発表された08年12月機械受注を好感し、朝方は主力株を中心に買いが広がった。ただ、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)が売り越しと伝わっていたこともあり、25日移動平均線(8,248円)に上値を抑えられ、円が下げ渋ると次第に上げ幅を縮小した。2月2日の安値7,795円を、1月26日の安値7,671円に対応する2番底とみれば、短期的にはもう一段高の可能性を秘めている。14日と15日のマド埋めが期待されるが、オバマ大統領の景気対策案を見極めたいとする動きが広がっており、買い進む勢いに欠ける。
 昼の立ち会い外バスケット取引は、24件で金額は442.11億円、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心でフラット(売買均衡)。
 前場での上値の重さが嫌気されると、先物に断続的な売りが観測され、下げに転じた。GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が下げ幅を拡大すると、今晩の米国株を警戒する動きが優勢となった。引けにかけては売り急ぐ動きがみられ、日経平均は結局安値引けとなった。金融安定化策の公表が日本時間の10日に延期となったことで、法案通過の難航がうかがわれ、オバマ政権の機動力を疑問視する声が強まっている。週内は米国でバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の証言が控えるほか、欧州では金融関係の決算が集中しており、今週いっぱいは改めて金融不安が意識されそうだ。
 「世界では米ナスダック総合.IXICや独DAX.GDAXIなどが25日移動平均線を上回ってきており、日経平均も一歩遅れてだが上抜く兆しをみせている。決算発表の一巡で悪材料の織り込みが進んだほか、米国の景気対策や金融安定化策などへの期待から短期的なリバウンドが続く可能性が大きい」との指摘もある。



8924: リサ・パートナーズ     37,950円     +300円
 不良債権の価値評価から出発し、不動産の運用・管理へ。企業再生コンサルも。ソロス氏と提携。08年12月期の連結経常利益は前の期比48%減の約55億円。不動産市況の悪化を受け、昨年10月に下方修正した業績予想を5億円近く下回る。投資銀行事業は増益だったが、ファンドや自己資金による不動産投資が低調だった。不動産在庫の評価見直しによる損失が軽微で、経常黒字は確保した。前期は期初時点で、経常利益を30%増の137億円と予想していた。ただ米リーマン・ブラザーズ破綻による金融混乱で、不動産ファンドで保有する都内の大型物件などの売却が困難となり、10月には59億円と大幅に下方修正した。04年の東証マザーズ上場以来、初の減益となる。


6753: シャープ     778円     +36円
 先週末に3Q決算と通期業績の下方修正を発表。10-12月期営業損益は159億円の赤字となり、通期予想は1,300億円の黒字から300億円の赤字に下方修正。通期営業損益は赤字転落となったが、既に業績観測が報じられていたこともあり出尽くし感強い様子。またこの決算を受け、目標株価を引き上げる動きも目立っている。みずほでは「3」から「2」、野村では投資判断も「3」から「1」にそれぞれ格上げしており好感されている。野村では大幅な固定費削減や拡大戦略の軌道修正など、止血に向けた施策を実行する姿勢をポジティブに評価、来期営業黒字転換は可能と判断しているようだ。


8410: セブン銀行
 日興シティグループ証券が「第3四半期累計の最終利益は136億円(前年同期比32%増)となった中、ATMの1日当たりの利用件数は前年度が109件に対し、この第3四半期は115.6件へ改善した」と評価し、「他社に比べてバリュエーションは高いが、安定した業績は今後も維持される」とも予想した上で、投資判断を「2M」(=中立/中リスク)→「1M」(=買い/中リスク)へと引き上げ、目標株価は31万円と発表。



                    【今日の格言】
        .。・+゜゜+・。☆ ~『運・鈍・根の三要素』~☆。・+゜゜+・。.

 相場で成功するには、運の強さ、鈍重なまでの肝の太さ、根気であるという意味。アンドレ・コストラニーが成功の秘訣を聞かれた時に『諸君より真剣であっただけ』と答えたという。真剣であればこそ、この三要素が伴ってくる。



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