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2/5(木) 8千円は割り高?

2009年02月05日 15時22分29秒 | Weblog
 ISM(米供給管理協会)が発表した1月の非製造業総合景況指数が予想に反して上昇したことを手掛かりに、この日のNY株式市場はジリ高で取引開始。政府の雇用統計の発表を前に、民間雇用サービス会社ADPが発表した1月の全米雇用報告では、雇用者数の減少幅が市場予想をやや上回った。また、人材あっせん会社チャレンジャー・グレイ&クリスマスが発表した米企業の1月の人員削減数が前年同月比で3倍強に拡大し、消費の一段の冷え込みに対する懸念が高まっている。
 クラフト・フーズやウォルト・ディズニー、タイムワナーなど個別企業の決算が相次いで市場予想を下回ったことも市場のムードを悪化させた。オバマ大統領は金融機関の経営陣の報酬制限を発表したが、経営陣の抵抗で救済に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念も相場の重しとなっている。

NYは                       -121.70ドル
CME日経225先物   8,075円      + 65円
NY原油先物(2月限)    40.32ドル  (- 0.46)
NY金先物 (2月限)   902.20ドル  (+9.76)
半導体株指数        212.75ドル   (+ 1.92)
バルチック海運指数  1,316ドル    (+168)
為替 9:00 (対ドル円) 89.41円  (対ユーロ円) 116.24円
外資系注文状況: 売り1,630万株、買い2,240万株、差し引き630万株の買い越し

日経                 8,038.94円    
 始値   - 53.41円   7,985.53円
 高値   + 55.02円   8,093.96円  13:20   
 安値   -129.64円   7,909.30円   9:18
 終値   - 89.29円   7,949.65円   両髭の小陰線

 寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)は買い越しと伝えられたが、昨日の米国株安などを嫌気し、利益確定売りが先行。ただ、円相場の落ち着きもあって売り込む勢いには欠け、7,900円水準は押し目買いが流入しやすく、下値を支えた。中国の景気刺激策が報じられて以降、中国など新興国関連銘柄に再び注目が集まっている。以前ほどではないものの、欧米・日本経済の不調が続く中、減速とはいっても7%の成長が予想される中国経済に、物色の矛先が向かうのは自然な流れ。10年の上海万博を前にした動きもあるのではないだろうか。
 昼の立ち会い外バスケット取引は、19件で金額は479.56億円、EFP(先物と現物との交換取引)中心でやや買い超し優勢。
 香港ハンセン指数などアジア株の上昇を背景に、先物にまとまった買いが入って日経平均もプラスに転じたが、8,100円台に近づくと戻り売りに押され、引けにかけては、米ネットワーク機器大手のシスコシステムズの業績不振を受けてGLOBEX(シカゴ先物取引システム)でナスダック100株価指数先物が下落しており、今晩のNY株安に対する懸念から再びマイナス圏へ落ち込んだ。この頃は前場に前日の米国株に連動した動きをみせ、一巡後は中国関連株が相場の主体になる。米金融政策の実施効果は期間を要しそうだとの見方がある。国内勢や年金買いが下値を支えているほか、先物などの動きも活発化しているが、その後の買いが続かないため、上値も追えない
 市場では「225ベースで予想1株利益(EPS)が300円を割り込んできており、予想株価収益率(PER)は約28倍まで上昇し割高感も出ている。来期以降の見通しが不透明であるなか短期筋、実需筋ともに上値には慎重にならざるを得ない」(国内証券投資情報部)との声が出ている。


2702: 日本マクドナルド     1,716円     +35円
 史上最大の売上げ4063億円、08年12月期の連結経常利益は前期比17%増の182億円。ものみな苦しみ、大赤字の世の中で、マックは売上げを伸ばした。100円メニュー投入、さらに広告効果もあり、あらゆる面で伸びた。株価はこれを受けて、本日は当然浮上。上がり続けるのは無理なため数日すると落ち着くだろうが、長い目で見れば、相場はユニクロのファーストリテイなどと同様、好業績株はしっかり浮上することになりそうだ。


3627: Pワークス     12.46万円     +0.26万円
 携帯電話コンテンツのPワークス。コンテンツ配信、開発、電子ブックスシステムなど。売上げ規模は大きくないが、今後とも成長期待。株価は1/26の10万2400円を目先の下値にして反発。ここ2日は調整したが、反発がありそう。商い少なく、知名度もイマイチなところが難点だが、今後の戻りが期待される。新興市場は、ここでの浮上株の傾向として、携帯関連や広告、さらに内需など偏っているが、今後とも戻りが期待できる株は増えそうだ。


9104: 商船三井     638円     +31円
 5日付けの日本経済新聞が、「商船三井はベトナム南部で現地企業など3社と共同で、コンテナ船の貨物を積み下ろしするターミナルを11年に開業する。総事業費は約200億円で同国最大のターミナルになる。商船三井のアジアの自営ターミナルはタイに次ぎ2拠点目。東南アジアの貨物中継地として活用し、世界景気後退で国際海運が減少するなかコンテナ船のコスト競争力を高める。」と報じた。また、バルチック海運指数が4日に14.63%上昇し、12日連騰中と言うことも有り、運賃市況の底入れ感が強まっているようだ。それにより海運株に見直し買いが入ってきているとの見方。既に決算発表も済んでいる事から買いやすさもある様子。中国上海市場が連日堅調推移となっていることも関連株して追い風になっているようだ。他の中国関連株も比較的にしっかりとなっている。




                    【今日の格言】
       .。・+゜゜+・。☆ ~『市場にいる必要はない』~☆。・+゜゜+・。.

 一日中株価ボードを見ながら値動きを追っていると、目先の値動きが気になり過ぎたり、情報に惑わされて、株の売買の回数が多くなって、かえって損をしてしまうといった意味の格言です。景気、企業業績を分析して数カ月先、数年先を予想して投資することが、結局は大きな投資成果をもたらすのです。


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