ガイトナー財務長官が週明けに予定していた金融安定化策の発表を10日に延期した事、景気対策の規模が減額された事、採決が遅れている事などが失望につながり、ダウは前週末の2日間で200ドル超の上昇となっていたこともありひとまず利確の動き。
ただ、景気対策法案や金融安定化策の発表を控え下値も限定的。対策の内容や結果がはっきりしない中では上にも下にも動きにくい様子で積極的な商いは手控えられ、指数は前週末終値付近での動きに終始している。
NYは - 9.72ドル
CME日経225先物 8,185円 +275円
NY原油先物(2月限) 39.56ドル (- 0.61)
NY金先物 (2月限) 892.80ドル (-21.50)
半導体株指数 227.81ドル (- 1.37)
バルチック海運指数 1,815ドル (+173)
為替 9:00 (対ドル円) 91.36円 (対ユーロ円) 118.33円
外資系注文状況: 売り2,050万株、買い2,640万株、差し引き590万株の買い越し
日経 7,969.03円
始値 + 97.91円 8,066.94円
高値 +155.76円 8,124.79円 9:08
安値 - 51.76円 7,917.27円 14.29
終値 - 23.09円 7,945.94円 両髭の小陰線
寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)が買い越しと伝わり買い戻しが先行したが、一部海外メディアの報道でオバマ政権の金融安定化策に「バッドバンク」構想が含まれないと伝わると、リスク回避の円買いが強まった。またロシアが欧州銀行に民間債務の返済繰り延べを要請したことで2円近くのユーロ安・円高(一時、対円116.60円)となり、株価は下げに転じた。市場ではオバマ政権への政策期待と現実のきっ抗が本格化している印象がみられる。祝日を控えていることもあり、5日移動平均線と25日移動平均線の間ではっきりしない動きが続きそうだが、公的年金の買い期待などで8,000円台は回復してほしい。
昼の立ち会い外バスケット取引は、30件で金額は397.66億円、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心でフラット(売買均衡)。
GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が軟調に推移し、ユーロ下落も警戒され、指数は下げに転じた。ただ、薄商いに売り込む勢いは乏しく、7,900円台で動意薄の展開が続いた。先物に売りが目立つが、休日を挟んでのオプション2月物SQ(特別清算指数)算出日接近という流れもあって、ポジション調整の動きが中心。公表を控える金融安定化策についてもさまざまな情報が錯綜し、決め手に欠けた。
外銀の為替ディーラーは「ロシアが最大4,000億ドルの民間債務に関して返済繰り延べを欧州をはじめとする外国銀行に要請するとの報道が伝わり、これも朝方のユーロ売りの材料になった」という。
ある邦銀の運用担当者は「ロシアには欧州系金融機関が貸し込んでいるとみられ、一蓮托生の状況。仮に債務不履行などとなれば、ユーロ圏経済への影響ははかり知れない」との見方を示す。
2305: スタジオアリス 626円 +100円
子供写真館大手。9日引け後に09年12月期の業績予想を発表。連結営業利益34億5,000万円(前期比9.4%増)と増益見通しを立てており、好感されている。通年での収益平準化が期待できる、誕生日に撮影する七五三写真「Happy Birthday七五三」などのキャンペーンを推進していくとともに、人件費を中心とした経費の削減にも努める。09年12月期の配当は前期と同額の年間25円を予定している。1月のフランチャイズ店舗を含む既存店売上高は、前年同月比1.0%増(全店ベースでは4.2%増)。
6419: マース 3,080円 +100円
パチンコホール向けプリペイドカード機器など周辺機器の製造大手。主要顧客であるパチンコ・パチスロホールを取り巻く環境は決して楽観視できる状況ではないものの、原価低減努力や顧客の経営状況に即した機器の投入等により、業績は安定した推移を辿っている。とりわけ「パーソナルPCシステム」は、パチンコホールの人件費の削減と接客などのサービス向上に貢献する製品だけに、足元の販売も好調推移が持続している。
9831: ヤマダ電機 4,070円 +340円
昨日までザラバ寄らずのストップ安を続けていたが、今日は一転して買い気配スタートとなっている。寄り後も終始しっかりの展開。特に新たな買い材料が出たわけではないが、昨日まで出ていた売り注文がかなり減っていることが要因のようだ。減った理由は不明ながら、大口売りが引っ込んだとの見方。そもそも幾ら悪材料といっても優良企業がザラバ寄らずのストップ安を二日続けたこと自体が不自然だったとの見方も多い。
◎オバマ米大統領の会見要旨
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK024651420090210
◎第一生命保険 サラリーマン川柳
http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/index.html
【今日の格言】
.。・+゜゜+・。☆ ~『野中の一本杉』~☆。・+゜゜+・。.
伐採された山林に一本だけ残った杉が遠くから目立つように、暴落相場で多くの銘柄が下落しているとき、逆行高を演じている銘柄は野中の一本杉のように注目され次なる主役となりやすい注目銘柄だという意味の格言です。「百年に1度の危機」と言われる今の大不況でも、好業績を出して野中の一本杉となっている銘柄はどれでしょうか。
ただ、景気対策法案や金融安定化策の発表を控え下値も限定的。対策の内容や結果がはっきりしない中では上にも下にも動きにくい様子で積極的な商いは手控えられ、指数は前週末終値付近での動きに終始している。
NYは - 9.72ドル
CME日経225先物 8,185円 +275円
NY原油先物(2月限) 39.56ドル (- 0.61)
NY金先物 (2月限) 892.80ドル (-21.50)
半導体株指数 227.81ドル (- 1.37)
バルチック海運指数 1,815ドル (+173)
為替 9:00 (対ドル円) 91.36円 (対ユーロ円) 118.33円
外資系注文状況: 売り2,050万株、買い2,640万株、差し引き590万株の買い越し
日経 7,969.03円
始値 + 97.91円 8,066.94円
高値 +155.76円 8,124.79円 9:08
安値 - 51.76円 7,917.27円 14.29
終値 - 23.09円 7,945.94円 両髭の小陰線
寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)が買い越しと伝わり買い戻しが先行したが、一部海外メディアの報道でオバマ政権の金融安定化策に「バッドバンク」構想が含まれないと伝わると、リスク回避の円買いが強まった。またロシアが欧州銀行に民間債務の返済繰り延べを要請したことで2円近くのユーロ安・円高(一時、対円116.60円)となり、株価は下げに転じた。市場ではオバマ政権への政策期待と現実のきっ抗が本格化している印象がみられる。祝日を控えていることもあり、5日移動平均線と25日移動平均線の間ではっきりしない動きが続きそうだが、公的年金の買い期待などで8,000円台は回復してほしい。
昼の立ち会い外バスケット取引は、30件で金額は397.66億円、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心でフラット(売買均衡)。
GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が軟調に推移し、ユーロ下落も警戒され、指数は下げに転じた。ただ、薄商いに売り込む勢いは乏しく、7,900円台で動意薄の展開が続いた。先物に売りが目立つが、休日を挟んでのオプション2月物SQ(特別清算指数)算出日接近という流れもあって、ポジション調整の動きが中心。公表を控える金融安定化策についてもさまざまな情報が錯綜し、決め手に欠けた。
外銀の為替ディーラーは「ロシアが最大4,000億ドルの民間債務に関して返済繰り延べを欧州をはじめとする外国銀行に要請するとの報道が伝わり、これも朝方のユーロ売りの材料になった」という。
ある邦銀の運用担当者は「ロシアには欧州系金融機関が貸し込んでいるとみられ、一蓮托生の状況。仮に債務不履行などとなれば、ユーロ圏経済への影響ははかり知れない」との見方を示す。
2305: スタジオアリス 626円 +100円
子供写真館大手。9日引け後に09年12月期の業績予想を発表。連結営業利益34億5,000万円(前期比9.4%増)と増益見通しを立てており、好感されている。通年での収益平準化が期待できる、誕生日に撮影する七五三写真「Happy Birthday七五三」などのキャンペーンを推進していくとともに、人件費を中心とした経費の削減にも努める。09年12月期の配当は前期と同額の年間25円を予定している。1月のフランチャイズ店舗を含む既存店売上高は、前年同月比1.0%増(全店ベースでは4.2%増)。
6419: マース 3,080円 +100円
パチンコホール向けプリペイドカード機器など周辺機器の製造大手。主要顧客であるパチンコ・パチスロホールを取り巻く環境は決して楽観視できる状況ではないものの、原価低減努力や顧客の経営状況に即した機器の投入等により、業績は安定した推移を辿っている。とりわけ「パーソナルPCシステム」は、パチンコホールの人件費の削減と接客などのサービス向上に貢献する製品だけに、足元の販売も好調推移が持続している。
9831: ヤマダ電機 4,070円 +340円
昨日までザラバ寄らずのストップ安を続けていたが、今日は一転して買い気配スタートとなっている。寄り後も終始しっかりの展開。特に新たな買い材料が出たわけではないが、昨日まで出ていた売り注文がかなり減っていることが要因のようだ。減った理由は不明ながら、大口売りが引っ込んだとの見方。そもそも幾ら悪材料といっても優良企業がザラバ寄らずのストップ安を二日続けたこと自体が不自然だったとの見方も多い。
◎オバマ米大統領の会見要旨
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK024651420090210
◎第一生命保険 サラリーマン川柳
http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/index.html
【今日の格言】
.。・+゜゜+・。☆ ~『野中の一本杉』~☆。・+゜゜+・。.
伐採された山林に一本だけ残った杉が遠くから目立つように、暴落相場で多くの銘柄が下落しているとき、逆行高を演じている銘柄は野中の一本杉のように注目され次なる主役となりやすい注目銘柄だという意味の格言です。「百年に1度の危機」と言われる今の大不況でも、好業績を出して野中の一本杉となっている銘柄はどれでしょうか。