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2/4(水) 潮目が変わった?

2009年02月04日 19時28分11秒 | Weblog
 製薬大手メルクが発表した08年10-12月期決算は、前年同期の赤字から黒字に転換、1株利益は市場予想を上回り、通期業績に関して従来の見通しを維持したことが好感された。また、全米不動産業者協会が発表した仮契約住宅販売指数が市場予想に反して4カ月ぶりにプラスに転じ、住宅建設大手DRホートンの10-12月期は市場予想よりも赤字幅が縮小、米政府が一部の住宅ローンに政府補償を付与する案を検討しているとの報道が市場の安心感につながっている。
 米上院の一部共和党議員が景気対策をめぐり代替案を提示し、ダウは2カ月半ぶりの安値水準にあるため、値ごろ感からの買いが入りやすく、指数は引けにかけて上げ幅を拡大させた。

NYは                       +141.53ドル
CME日経225先物   7,960円      +190円
NY原油先物(2月限)    40.78ドル  (+ 0.70)
NY金先物 (2月限)    892.50ドル   (-14.70)
半導体株指数        210.83ドル   (+ 0.31)
バルチック海運指数  1,148ドル      (+49)
為替 9:00 (対ドル円) 89.41円  (対ユーロ円) 116.24円
外資系注文状況: 売り2,040万株、買い1,530万株、差し引き510万株の売り越し

日経                 7,825.51円    
 始値   + 71.73円   7,897.24円
 高値   +162.35円   7,987.86円  10:19   
 安値   + 38.14円   7,863.65円   9:21
 終値   +213.43円   8,038.94円   両短髭の中陽線

 寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系12社ベース)は売り越しと伝わったが、米国株高と共に旧正月明けの中国で追加的景気対策への期待感が高まっていることを材料に朝方から幅広い銘柄に買いが先行。途中、上値の重さを嫌気した売りに伸び悩む場面もあったが、先物にまとまった買いが観測され、高値引けとなった。3日のNYダウ高など外部環境を考慮すれば、前場中に8,000円回復を試してもおかしくはない相場。ただ、心理的なフシ目でもあるし、商いの中心が買い戻しでは戻り売りに押されるとみる向きがあって、警戒心が強い。今晩は1月の米ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計やISM(サプライマネジメント協会)非製造業景況指数などを控える。欧州では金融政策委員会もあり、動きづらい展開になりそうだ。
 昼の立ち会い外バスケット取引は、25件で金額は280.51億円、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心でフラット(売買均衡)。
  「バスケットで公的年金買い、コア系個別でオイルマネーが入っている」(米系証券)との指摘や、債先売り・株先買いの動きもあり、一段高となった。日経平均は8,000円台を回復した後も、買い気は根強く、高値圏で堅調推移が続いた。朝方からオイルマネーの流入観測や、ヘッジファンドの巻き返しが相場を支えており、過度の買い戻しを誘発した格好。商いが伸び悩んでおり、こうした流れには動かされやすかった。週末の1月米雇用統計を通過した後の流れを先回りした動きとしてとらえることもできるが、ファンダメンタルズ面で総弱気の姿勢は変わっていない。
 市場では「ハイテク、自動車などの主力株を中心に年金とみられるバスケット買いが入り、先物の売りをこなしている。一段高に進む材料は乏しいものの、企業業績の悪化は織り込みが進んだようだ」(大手証券)という。



4307: 野村総合研究所     1,625円     +53円
 野村証券系SI。コンサル・システム開発・運用の一貫体制。金融強いが他産業開拓に注力中。同社の09年3月期の連結売上高が前期比微減の3,400億円になりそうだと発表した。売上高のみ従来予想を100億円引き下げた。主に証券業向けの売り上げが想定以上に落ち込んでいるため。一方、保険業向けは好調で通期で20億円引き上げた。売上高は引き下げたが、コスト削減を徹底するため利益に影響は出ない。


4403: 日油     346円     -11円
 インフルエンザ万能ワンチンでストップ高。300円前後だった株価が、3日で408円と暴騰した。よく3日天井という言葉があるが、まさにこの株のことだった。夢の万能ワクチンであるが、現在は動物実験の段階であり、いつ製品化できるかは未定。また、いつ収益になり、どの程度のものになるかも未定。副作用がどうなのか、それもこれから。5年先、6年先には、株価は5倍になるのかも知れないが、当面は希望や夢だけでは買えない。



8267: イオン     753円     +10円
 ファミリーマートと業務提携で合意。電子マネーを共通化する。業績低迷で株価は800円割れとなっていた。今後も業界は厳しいが、不採算店の閉鎖と大規模商業施設などの拡充、さらに業界再編など、今後の展開に注目。株価は700円台から、時間かけながら800~900円と変化も考えられそう。1/16にメリルは600円目標とし、同日、マッコーリーは1,000円目標として強気している。



                       【今日の格言】
           .。・+゜゜+・。☆ ~『株を買うな時を買え』~☆。・+゜゜+・。.

 ひとつには株式投資はタイミングが大切だということを言った相場格言。「いい会社」は投資家なら誰でも見つけることができます。しかし、誰が見ても財務体質がよく好業績の「いい会社」の株価はすでに高値圏にあることが多く、天井圏で買ったのでは儲からない、タイミングが大事ということです。もうひとつの意味は、社会ニーズにマッチしたテーマ性のある銘柄は活躍が大きいので、そうした“時流“銘柄への投資が大切という意味です。


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