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8/9(火) 先物主導で下げ渋る

2011年08月09日 07時38分11秒 | Weblog
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 NY株式市場は米国債の格下げで動揺が広がり暴落。

NY市場                     -634.76ドル
ナスダック                   -174.72ドル
CME日経225     8,745.00円  -375.00円
NY原油先物         81.31ドル  (- 5.57)
NY金先物       1,713.20ドル (+ 61.40)
半導体株指数      331.33ドル  (- 18.89)
バルチック海運指数 1,264.00ドル  (-  4.00)
CRB指数         317.70ポイント(- 9.06)
VIX指数           48.00ポイント(+16.00)
為替 9:00(対ドル円)  77.76 (ユーロ円) 110.14円
外資系注文状況: 2,770万株、 買い 1,390万株、 差し引き1,380万株の売り越し

日経                  9,097.56円
 始値   -185.76円    8,911.80円
 高値   -147.59円    8,949.97円  14:59
 安値   -440.77円    8,656.79円  10:48
 終値   -153.08円    8,944.48円   長下髭陽線

 米国債の格下げに端を発した世界同時株安の流れを受けて売り先行。東京市場でもリスク回避の動きが加速した。中国の7月CPI(消費者物価指数)などが予想を上回ったものの、上海総合指数は下げ基調を強めたため、日経平均も下値を模索した。ストップロスや、追い証の投げも出てくる水準。米国債の格下げはきっかけに過ぎず、米国株の暴落にはさまざまな思惑が入り組んでいるため、現時点でNYダウが下げ止まったとはいえない。世界同時株安の連鎖を断ち切れないと、日経平均も震災後の安値を探る展開となるだろう。ただ、きょうまでの急落で『マド』が3つ連続してあく三空。短期的な値幅取りの動きも出やすく、一時的に戻りを試す局面もみられそうだ。
 昼の立ち会い外バスケット取引は、20件で金額は148.70億円、リバランス(資産配分調整)・EFP(先物と現物との交換取引)中心で差し引き10億円ほどの買い越し。
 後場から下げ幅を縮め、寄り付き値(前場の高値)を上回った。海外市場で一部の株価が持ち直しの動きをみせたほか、台湾、インドネシア、韓国が、自国通貨を売ってドルを買う為替介入を実施したことで、ドル・円が下げ渋ったことなどが支えになった。米景気後退懸念や、欧州財政不安のほか、欧州金融機関の経営に対する不信感が意識されている。リスク資産を売りたたいているのも、こうした金融機関が主だろう。公的資金の注入など対応策を打ち出さない限り、下値模索は続きそう。FOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれるが、目新しい策を発表できるとは思えず、特に期待感はない。QE3(米・量的金融緩和第3弾)はもちろんのこと、現時点では低金利の継続くらいしか打ち出せないだろう。今晩の米国でも失望売りが出る可能性が高い。
 市場では「ソブリン債務問題がフランスの格下げ懸念にまで波及し、世界的な株安の連鎖が止まらない。ただオプション権利行使価格の8750円近辺では買い戻しも入っている。今後の日米欧当局のコメント次第ではリバウンドに向かう可能性もある」・「日銀によるETF買いが通常より多く入っているとの観測が出ているほか、先物には買い戻しを誘う仕掛け的な買いも入ったようだ。アジア株が底堅いという以外、特段の材料は出ていない。年金など公的な資金が動いた可能性もある」(準大手証券トレーダー)との声が出ている。
 
◎後場に入って500億円規模の買いが観測されているという。東京市場のほかにも、ソウル市場で韓国の年金筋による買い、台湾でも台湾の政府系ファンドの買いが観測されるなど各国のPKO的な動きで急激な株安はいったん収束に向かうのではないか。

◎日銀のETFとJ-REITの買い入れ(8月分)
 8/9  ETF 256億円  J-REIT 22億円 計 278億円
 8/8  ETF 241億円  J-REIT 33億円 計 274億円
 8/5  ETF 241億円  J-REIT 33億円 計 274億円
 8/3  ETF 241億円  J-REIT 33億円 計 274億円
 8/2  ETF 241億円  J-REIT  0億円 計 241億円

                   【今日の格言】
.。・+゜゜+・。☆ ~『強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、
           楽観とともに成熟し幸福のうちに消えて行く』~☆。・+゜゜+・。.

 ウォール街の有名な格言。多くの投資家が悲観的な時は上昇相場の出発点で、先行きに警戒感があるうちは上昇する。先行きに楽観的になった時は相場が天井圏で、幸福感に浸っているうちに上昇相場が終了するという意味。つまり、群集心理に惑わされず、自分の目で相場を冷静に観察することが大切だということです。


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