私は今年の4月から朗読のサークルに入っています。
市民講座で朗読を学びその楽しさと奥深さに気づき、もっと学び続けたい気持ちになり、その講師が主宰しているサークルに入って学んでいます。
秋からそのサークル内で一人づつ順番で作品を朗読することになりました。
今月は私の番です。
宮沢賢治の詩 松の針 無声慟哭 永訣の朝 を選びました。いづれも愛する妹の死の心情を詠んだ重い詩ですが自分なりに理解して読んでみました。
今年の7月に岩手県花巻市の宮沢賢治記念館を訪れました。彼は詩や童話を書いた文筆家だけに留まらず宇宙観をもった奥深く多彩な人物であることがわかりました。
4ヶ月位前からこの詩の朗読の練習を始めました。読む度に賢治の純粋な人間性に惹かれて全く飽きることなく読み続けることができました。
仲間や講師から貴重な講評を聴くことができました。研ぎ澄まされた言葉で綴られた詩を読むのは文章と違った間の取り方の難しさがあります。方言を読む難しさも知りました。
しかしいずれも大変勉強になりました。
これからも精進して朗読の奥深さを追求していく覚悟が芽ばえた良い勉強会でした。