急な入院で、職場や家族に迷惑をかけてしまった、という気持ちが強い患者さん、これ以上の迷惑がかけたくないし、経済的な負担をこれ以上はたいへんと思って手術を受けることを躊躇している患者さんがいる、と循環器内科のドクターに相談をうけました
これに対して、具体的などのような点で迷惑をかけてしまう、と思っているのか、他に不安がないのか、ということを聞いたところ
① 緊急で入院して、費用もかかっているのにさらに手術を受けると更に自己負担が増加して経済的に家族に負担をかけてしまうのではないか
② 自分が入院していることで、家族がお見舞いに来たり、仕事を休んでもらったりとか、負担をかけてしまっているので、手術をうけることで入院日数がさらに長くなり、家族の負担が大きくなるのではないか
という不安から手術を受けないで退院、帰宅したいとおっしゃっているのでした。
それに対して、
① 同じ月内の手術であれば、同じ月内の高額医療の範囲内での自己負担額になるため、今後発生する手術費用(手術代+麻酔代など=約250万円)がプラスになっても、自己負担額は上限額で済みます。すなわち、治療費がその月にたとえ500万円になっても、1000万円になっても自己負担の上限額はその患者さんの年収によって違いますが、年金暮らしの人であれば10万円弱で済みます。もし手術が翌月になると、翌月も高額医療の上限額になってやはり10万円前後の自己負担額が発生するので、理想的には同じ月内で治療をして、出来るだけ同じ月内で退院できるのが最もお安くあがることになります。なので、手術を受けることで治療費の自己負担額が変わるわけでは必ずしもありません。また、今回治療しないで帰宅し、さらに病状が悪化した場合は、さらに新たな治療費が発生することになるので、結果的には病気は治せるならなおしてできるだけ良い状態で退院することが経済的にも最善の治療方針です。
② 家族の負担に関しては、病気の治療が不十分なまま帰宅して、自宅でまた急変したりする危険がある場合は、その対応にまた家族の負担が増えることになり、また家族の不安もなくならないことから、治療不十分で退院することは最も家族の負担をかけることになります。
という説明を行ったところ、手術を受けることになっとくされました。
患者さんによって不安に感じる部分は違いますが、そのどの部分が不安なのかを明確に、それに的確に対応することが安心して手術を受けていただくことにつながるのではないか、と常日頃感じます。
これに対して、具体的などのような点で迷惑をかけてしまう、と思っているのか、他に不安がないのか、ということを聞いたところ
① 緊急で入院して、費用もかかっているのにさらに手術を受けると更に自己負担が増加して経済的に家族に負担をかけてしまうのではないか
② 自分が入院していることで、家族がお見舞いに来たり、仕事を休んでもらったりとか、負担をかけてしまっているので、手術をうけることで入院日数がさらに長くなり、家族の負担が大きくなるのではないか
という不安から手術を受けないで退院、帰宅したいとおっしゃっているのでした。
それに対して、
① 同じ月内の手術であれば、同じ月内の高額医療の範囲内での自己負担額になるため、今後発生する手術費用(手術代+麻酔代など=約250万円)がプラスになっても、自己負担額は上限額で済みます。すなわち、治療費がその月にたとえ500万円になっても、1000万円になっても自己負担の上限額はその患者さんの年収によって違いますが、年金暮らしの人であれば10万円弱で済みます。もし手術が翌月になると、翌月も高額医療の上限額になってやはり10万円前後の自己負担額が発生するので、理想的には同じ月内で治療をして、出来るだけ同じ月内で退院できるのが最もお安くあがることになります。なので、手術を受けることで治療費の自己負担額が変わるわけでは必ずしもありません。また、今回治療しないで帰宅し、さらに病状が悪化した場合は、さらに新たな治療費が発生することになるので、結果的には病気は治せるならなおしてできるだけ良い状態で退院することが経済的にも最善の治療方針です。
② 家族の負担に関しては、病気の治療が不十分なまま帰宅して、自宅でまた急変したりする危険がある場合は、その対応にまた家族の負担が増えることになり、また家族の不安もなくならないことから、治療不十分で退院することは最も家族の負担をかけることになります。
という説明を行ったところ、手術を受けることになっとくされました。
患者さんによって不安に感じる部分は違いますが、そのどの部分が不安なのかを明確に、それに的確に対応することが安心して手術を受けていただくことにつながるのではないか、と常日頃感じます。