以前に勤務していた町立病院での出来事
朝、5時半に電話がかかってきました。枕元の電話をとると、
「おれだ、おれ!」 「はぁ?」
「朝飯たべていいか?」 「はぁ?」
「だからぁ、今日採血するなら、今、朝飯たべないし、採血しないなら今食べちゃうし、どっちよ!」
その日受診予定の患者さんからの電話でした。糖尿病がある患者さんなので、血糖の採血項目があるから、朝食を食べないで受診した方がいいかどうか、という朝5時半の電話でした。
「食べてきていいですよ」と、答えましたが、その町の病院の外科科長宅の電話番号が電話帳に載っているので、それを見てかけてくれたようでした。最近は個人情報のことがうるさいから、そうした自宅の電話番号とか載せないことになっているとは思いますが、その平成初期のころは、田舎では普通のことのようでした。地域の医療は、患者さんからのアクセスがいいことがメリットでもあるので、一概には否定しませんが、時代はまたアクセスが悪い方向へある部分、向かっているのかもしれません。
朝、5時半に電話がかかってきました。枕元の電話をとると、
「おれだ、おれ!」 「はぁ?」
「朝飯たべていいか?」 「はぁ?」
「だからぁ、今日採血するなら、今、朝飯たべないし、採血しないなら今食べちゃうし、どっちよ!」
その日受診予定の患者さんからの電話でした。糖尿病がある患者さんなので、血糖の採血項目があるから、朝食を食べないで受診した方がいいかどうか、という朝5時半の電話でした。
「食べてきていいですよ」と、答えましたが、その町の病院の外科科長宅の電話番号が電話帳に載っているので、それを見てかけてくれたようでした。最近は個人情報のことがうるさいから、そうした自宅の電話番号とか載せないことになっているとは思いますが、その平成初期のころは、田舎では普通のことのようでした。地域の医療は、患者さんからのアクセスがいいことがメリットでもあるので、一概には否定しませんが、時代はまたアクセスが悪い方向へある部分、向かっているのかもしれません。