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日本国際賞に細野秀雄氏とスティーブン・タンクスリー氏

2016-05-07 | 学問
 今年(2016年)の1月に受賞者が発表された日本国際賞。授賞式は4月20日、・・遅れた情報です。
 本年(2016年)の Japan Prize 受賞者
 「物質、材料、生産」分野
 ナノ構造を活用した画期的な無機電子機能物質・材料の創製
 細野秀雄博士(日本)
 東京工業大学元素戦略研究センター長、同大学応用セラミックス研究所教授
 「生物生産、生命環境」分野
 ゲノム解析手法の開発を通じた近代作物育種への貢献
 スティーブン・タンクスリー博士(米国)
 コーネル大学名誉教授
 ◆日本国際賞(Japan Prize)
 日本国際賞は、「科学技術において、独創的・飛躍的な成果を挙げ、科学技術の進歩に大きく寄与し、人類の平和と繁栄に著しく貢献した」人物に対して、国際科学技術財団が授与する賞である。
 受賞対象は「物理、化学、工学」と「生命、農学、医学」の二つの領域で、受賞対象分野は1年に2つの分野である。受賞者には、賞金5000万円が贈られる。受賞者は生存者のみ。
 日本にもノーベル賞に匹敵するような賞が必要だとして、松下幸之助が基金(私財など約30億円)を提供。1983年に政府内で各機関からの協力が閣議決定された。1985年に第1回「日本国際賞授賞式」を開催。

 晴れ。時々小雨が降る、不思議な天気。
 ”クレマチス”は、細い蔓を伸ばして支柱等に巻きつき、沢山の花を咲かせる蔓性耐寒性多年草である。塀に絡み付いて満開に咲いているととても見事。
 別名には、細い蔓のイメージからテッセン(鉄線)、花弁のイメージからカザグルマ(風車)がある。その区別は、花被片数が6枚をテッセン(鉄線)、8枚をカザグルマ(風車) と言う。でも、花被片数が4枚や12枚、50枚ものもある。花色・開花様式・花被片数などの多様性から世界には約250種程あり、園芸品種でも120種以上と人気植物である。この咲いているクレマチスは、花被片4枚で、モンタナ系(・・と思う、種名は判らない)。
 クレマチス(Clematis)
 別名:テッセン(鉄線)、カザグルマ(風車) など
   テッセンは中国原産、カザグルマは日本原産
 キンポゲ科クレマチス属(センニンソウ属)
 蔓性多年草
 開花時期は4月~10月
 花色は青・赤紫・桃・赤・白・緑
 花弁に見えるは花被片(萼片)


子供の数が1605万人と35年連続減

2016-05-05 | ニュース
 今日(5月5日)はこどもの日、国民の祝日でもある。節気では立夏(りっか、夏の気配が感じられるころ)。節句では端午の節句。端午の節句は、五節句の一つで菖蒲の節句とも呼ばれ、男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う。
 子どもとは、15歳未満の年少者。総務省による子供の推計人口(4月1日現在)は、前年(2015年)より15万人減の1605万人(男子:822万人、女子:782万人)で、35年連続の減少となった。3歳ごとに区切った年齢層別では、低年齢層ほど人数が少なく、12~14歳が342万人、0~2歳が307万人。総人口に占める割合は12.6%と42年連続の低下。
 因みに、日本の女性1人が生涯に産む子供数(合計特殊出生率)は、2012年世界銀行(IBRD)調べで、世界順位が183位の1.410人だった。世界平均は、2.828人。

 今日の天気は晴れ~曇り。散歩道の桜(ソメイヨシノ)は桜吹雪となって散った。でも近所で、”ギョイコウ(御衣黄)”が満開だ。”ギョイコウ(御衣黄)”はサクラの栽培品種で、ソメイヨシノより遅れて咲く。この地(仙台)では、4月下旬から5月の初め頃が開花時期のようだ。
 花は花弁数が十数枚(10~15位)の八重咲き。花色の初めは白~淡緑色で、中心に紅色の条線が見える。これが、次第に中心部から赤みが増し(紅変)、散る頃にはかなり赤くなる。花の大きさは数cmであるが、場所・時期により大きさや色合いなどに大きな差があるとの事。花色の黄緑色は貴族の衣服の萌黄色に似ていることから、名を御衣黄(ぎょいこう)となったと言う。栽培は、江戸時代京都の仁和寺がはじまりとされる。
 ギョイコウ(御衣黄)
 学名:Prunus lannesiana cv. Gioiko
 バラ科サクラ属
 オオシマザクラ系のサトザクラ
 落葉高木
 開花時期は4月下旬


トマトの毒性成分であるトマチンの蓄積量をコントロールする遺伝子を発見

2016-05-04 | 園芸
 奈良先端科学技術大学庄司翼准教授らは、農業・食品産業技術総合研究機構、明治大学、理化学研究所、東京工業大学、筑波大学の研究グループとの共同研究で、トマトの毒性成分であるトマチンの蓄積量をコントロールする遺伝子を発見した(4月26日)。この遺伝子は、トマチンの生成過程に関わるすべての遺伝子を統括する「マスター遺伝子」で、この遺伝子を使い、トマトやジャガイモなどに含まれる毒性成分の抑制への応用が期待される。
 トマトやジャガイモなどのナス科植物には毒を含むものが多く存在する。トマトの青い果実やジャガイモの塊茎から出る芽には、それぞれトマチンやソラニンなどの毒性グルコアルカロイドが含まれており、しばしば食中毒の原因となっている。
 今回、同じナス科植物であるタバコの毒性成分であるニコチンの量をコントロールする遺伝子と、構造的によく似た遺伝子(JRE4)をトマトから発見。このJRE4遺伝子は、トマチンを作る過程の反応を担う数多くのタンパク質の蓄積を統括的に調節する"オーケストラの指揮者"のような働きを持つマスター遺伝子であることを明らかにした。
 ニコチンとトマチンが作り出されるメカニズムはそれぞれ全く異なっているが、今回の研究で、異なる合成メカニズムをもつ毒性成分が、意外にも、共通のマスター遺伝子によって支配されることが示された。
 ◆トマト(学名:Solanum lycopersicum)
 トマトは、南米アンデス山脈高原地帯原産のナス科ナス属の植物、およびその果実。
 果実は食用として利用される。日本語では唐柿(とうし)・赤茄子(あかなす)・蕃茄(ばんか)などと言う。
 トマトの毒性
 トマトには毒性グルコアルカロイド(トマチン)が含まれる。その含量は品種などで異なるが、測定例では、花 (1100 mg/kg) 、葉 (975 mg/kg) 、茎 (896 mg/kg) 、未熟果実 (465 mg/kg) 、熟した青い果実・グリーントマト (48 mg/kg) 、完熟果実 (0.4 mg/kg) という報告がされている。通常食用にされている品種の完熟した果実のトマチンの人への健康被害は無視できる、と言う。

 曇り、午前は雨勝ち。
 ”ツリナバ”の花が咲きだした。花は小さな(径8mm位)5弁花で、緑白色~淡紫色である。この花は実となり、秋には赤く熟して裂開し、朱色の種子が見える。朱色の種子は5個程だ。名(ツリバナ:吊り花)の由来は、見た通り長い果(花)柄の先に花や果実を吊るした様な姿から。
 朱色の仮種皮に包まれる様な果実の様子が似ているニシキギ属には、”ツリバナ”の他に”ニシキギ””マユミ””マサキ”がある。
 ”ツリバナ”は、朱色の仮種皮に包まれた種子が5個
 ”ニシキギ”は、種子が2個で、枝に板状のコルク質の翼(よく)がある
 ”マユミ”は、種子が4個
 ”マサキ”は、種子が4個で、常緑樹
 ツリバナ(吊り花)
 ニシキギ科ニシキギ属
 落葉低木
 開花時期は5月~6月
 葉の脇から長い柄を出し、径1cm程の緑白色~淡紫色の花が咲き、集散状に垂れ下がる
 9月頃に果(さくか)は熟して裂開し、赤色の種子を現す


MERSコロナウイルスを迅速・簡便・正確に検出する方法の開発に成功

2016-05-03 | 医学
 横浜市立大学の梁明秀教授を中心とした共同研究グループは、「MERSコロナウイルスを短時間で簡易に、かつ正確に検出可能なイムノクロマトキットの開発に成功した」と発表した(Frontiers in Microbiology(平成28年4月20日オンライン版)に掲載)。これにより、MERSコロナウイルスを迅速(従来2~3時間を15分程度に)に特定し即時対応でき、感染の拡大阻止への寄与が期待される。
 本研究グループは、MERSコロナウイルスを構成するタンパク質を、梁教授の保有技術であるコムギ胚芽無細胞系を応用した病原体タンパク質合成法で大量に調製した。次に、これを免疫原とすることにより、MERSコロナウイルスを検出できるマウスモノクローナル抗体を新たに開発した。本抗体の認識する部位をバイオインフォマティクス手法により詳細に解析したところ、遺伝子型が異なるMERSコロナウイルスにおいても保存されており、MERSコロナウイルスを網羅的に検出できる優れた特性を有することが示唆された。この認識部位は近縁のウイルスとは類似性が非常に低く、実際に本抗体は他のウイルスとは全く反応せず、MERSコロナウイルスとのみ反応することが明らかになった。
 さらに、この高性能な抗体を関東化学の試薬キット化技術と組み合わせることで、MERSコロナウイルスを簡単・迅速に検出できるキットの開発に成功した。国立感染症研究所の協力を得て、実際にMERSコロナウイルスを約15分で目視検出できることを確認した。
 ◆MERS(中東呼吸器症候群)
 MERSコロナウイルスは、2012年にサウジアラビアで同定された重症の呼吸器疾患を引き起こす新型のコロナウイルスである。致死率が約36%と非常に高いことがWHOから報告されている。これまでに世界で1600人を超える症例があり、2015年には隣国の韓国で大流行があった。現在、韓国国内での流行は収束しているが、サウジアラビア等の中東地域では依然として感染者の発生が続いいる。
 MERSコロナウイルスに対する抗ウイルス薬や感染予防のためのワクチンは未だ存在していない。

 今日は5月3日、憲法記念日。現在の日本国憲法は、1946年(昭和21年)11月3日に公布、1947年(昭和22年)5月3日に施行され、施行から満69年となる。改憲・護憲・加憲等の論議があるが、国の将来のために、安全・安心な国造りの論議となって欲しい。 近所の畑で、4花弁の花が咲いていた。多分アブラナ科の植物と思ったが、名は分からない。調べてみたら、”ルッコラ”の花だ。・・葉は良く見るが花は初めてだった。
 葉は伊語のルッコラ(rucola)、英語ではロケット (Rocket)と呼ばれる。和名ではキバナスズシロ(黄花蘿蔔)と言う。葉はサラダ(生食で)、ピザ・パタスの彩り、 肉・魚料理のツマに使う。種はハーブティーに使われる。花はアブラナ科特有の十字型の4花弁、薄黄色の花弁に紫色の脈が入っている。
 ルッコラ
 別名:キバナスズシロ(黄花蘿蔔)
 アブラナ科キバナスズシロ属
 一年草の葉野菜・ハーブ
 原産地は地中海沿岸
 利用の歴史は古く、古代ローマ時代には食用として利用
 開花時期は4月~7月


小中一貫校の検討予定ない、5割以上の市区町村

2016-05-02 | 受験・学校
 文部科学省は、小中一貫教育の制度化に係る改正学校教育法及び関係政省令・告示が平成28年4月に施行されることから、「義務教育学校」及び「小中一貫型小学校・中学校」(「併設型小学校・中学校」及び「連携型小学校・中学校」)の導入予定等を把握するため、小中一貫教育の制度化に伴う導入意向調査を行った。調査時点は平成28年2月1日、調査の対象は全都道府県・全市区町村(一部事務組合を含む)・附属学校を設置する国立大学法人・小学校又は中学校を設置する学校法人。
 小中一貫教育、小中連携居郁の実施状況(1752 市区町村)
  小中一貫教育実施 239(14%)
  小中連携教育のみ実施 1193(68%)
  実施なし       320(18%) 
 小中一貫教育を行っていない市区町村における検討状況(1513 市区町村)
  平成28年度から実施予定 27(2%)
  平成29年度以降の実施を検討中 111(7%)
  検討に着手する予定   203(14%)
  他市町村の導入を注視している 253(24%)
  現時点で検討の予定はない   810(54%)

 朝から曇り。気温は、最高気温16℃とか、少し寒い。
 垣根沿いに植えられている”ウグイスカグラ”に花が咲いている。花の数は多くないので、見過ごしてしまう。花冠は細い漏斗形で、先端は5裂して開く。花後の果実はグミの様な楕円形の液果、初夏に透明感のある赤に熟す。
 名(ウグイスカグラ:鶯神楽)の由来には諸説あるが、鶯が鳴き始める頃に花が咲く、からと言う。
 ウグイスカグラ(鶯神楽)
 スイカズラ科スイカズラ属
 落葉性低木
 原産地は日本(北海道~本州、四国)
 開花時期は3月~5月
 花色は薄ピンク色、花冠は細い漏斗型で先は5裂して開く
 初夏(6月頃)に1cm程の果実が透明感のある赤に熟し、食べれる


クルミの雄花と雌花

2016-05-01 | 園芸
 今日は5月1日。5月と聞くと、冬は終わり春ももう終わりかなと感じる。でも北海道では雪、冬はまだ終わってないのかな。
 天気は午前は曇りで時々雨、午後は曇りで時々晴れ。気温は高くなく、肌寒さを覚える。
 梅田川岸に大きな”クルミ”の木があり、花が咲いている。雌雄同株なので、同じ木に雄花と雌花が別々に咲く。枝に直立して赤い花が雌花、枝から垂れている房が雄花である。当然ながら雌花がクルミの実になる。”クルミ”は自家結実性であるが、雌花と雄花の開花時期がずれる、所謂「雌雄異熟」である。
 ”クルミ”の実は、古くから食用として利用され、紀元前7000年前から人類が食用としていたと言われる。日本では縄文時代から種実の出土事例がある。「延喜式」に貢納物のひとつとして記され、「年料別貢雑物」には甲斐国などに”クルミ”の貢納が規定されており、平城宮跡出土の木簡にもクルミの貢進が記されている。
 日本にはヒメグルミやオニグルミなどが自生しており、栽培されずに野生の果実を利用している程度である。営利栽培されているのは、中国・朝鮮から渡来したテウチグルミ(別名、カシクルミ)をもとに、わが国で改良された信濃グルミと呼ばれる系統が中心、と言う。梅田川のこの”クルミ”の品種は分からない。
 クルミ(胡桃)
 「胡桃」は呉の国から渡来したことから
 「クレミ:呉実」の転訛からと言う
 クルミ科クルミ属
 落葉高木
 雌雄同株
 開花時期は5月~6月
 収穫期は9月~10月