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レム睡眠に必須の遺伝子2つを特定、眠りの仕組み解明へ

2018-10-24 | 健康・病気
 哺乳類や鳥類は眠っている間、深い眠り(ノンレム睡眠:体も脳も休んでいる)と浅い眠り(レム睡眠:体は寝ているが脳は起きている)を繰り返している。人のレム睡眠は睡眠全体の2割ほどで、夢を見たり、記憶が固定されたりすることが知られている。しかし、詳細な仕組みは不明だった。
 理化学研究所の上田泰己チームリーダーらは東京大学などと共同で、「レム睡眠」を引き起こすのに必須の二つの遺伝子を特定したと、米科学誌セル・リポーツで発表した(8月28日付け)。
 研究グループは神経伝達物質の1つである「アセチルコリン」が睡眠に関与することに着目した。この物質を脳細胞で受け取るための遺伝子のうち15個を一つ一つ壊し、マウスの睡眠を調べたところ、「Chrm1」遺伝子を壊したマウスは両方の睡眠が減り、「Chrm3」遺伝子を壊したマウスはノンレム睡眠のみが大きく減ったうえ、レム睡眠も1回の持続時間が短くなった。さらに両遺伝子を同時に壊すと、普通は1日あたり約70分あるレム睡眠が検出できなった。
 レム睡眠ゼロのマウスは体の発育がやや遅いが活動的で、予備的な実験では強い記憶障害もみられるという。上田さんは「レム睡眠がゼロになったのは予想外の結果で驚いている。今後、レム睡眠の意義や分子レベルでの解明につなげたい」と言う。
 ◆レム睡眠とノンレム睡眠
 レム睡眠とは、急速眼球運動(rapid eye movement からREM:レム)を伴う睡眠という意味。急速眼球運動とは、閉じたまぶたの下で眼球がきょろきょろと動くことを指す。体はぐったりしているのに、脳は覚醒に近い状態になっていて夢を見ていることが多い眠りである。
 ノンレム睡眠は、レム睡眠でない眠りという意味で、いわゆる安らかな眠りである。ヒトでは浅いまどろみの状態から、ぐっすり熟睡している状態まで脳波をもとに4段階に分けることができる。
 深いノンレム睡眠はいわば「ぐっすり眠る」状態で、レム睡眠はいわば「ぐったり眠る」状態である。
 健康な成人では,これら2種類の眠りが約1.5時間の単位をつくり,いくつかの単位がまとまって,一夜の睡眠を構成している。

 朝は雨、降り続くと思ったが、昼前に止み、曇り空に。
 ブロック塀の際に、小さな白い花の塊が見える。近くには、赤い花も見えるから、植えられたのかな。
 ”ユーフォルビア”と呼ばれるが、ユーフォルビア属の原種は2000種以上ある。この花は、”ユーフォルビア・ダイアモンド・フロスト”と呼ばれる(と、思う)。
 白い花(花弁)は、ポインセチアなどと同様に、苞と呼ばれる花序のすぐ下の葉である。中心にある、本当の花は小さくて目立たない。
 因みに、ユーフォルビアの仲間は、茎や葉の切口から出る白い液に触れるとかぶれることがある・・注意。
 ユーフォルビア・ダイアモンド・フロスト
 別名:ユーフォルビア・ヒペリキフォリア
 学名:Euphorbia hypericifolia
 トウダイグサ科・ユーフォルビア属
 低木(戸外では一年草扱い)
 原産地はメキシコ
 開花時期は、4月~11月


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