歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

パーキンソン病の病変拡大の抑制にセルトラリンが有効

2012-08-25 | 健康・病気

 東北大大学院医学系研究科の研究グループが、抗うつ薬の「セルトラリン」にパーキンソン病とその類縁疾患の病変拡大を抑制する効果がある可能性を明らかにしたと発表した(2012年8月17日)。
 東北大大学院医学系研究科神経内科学分野の長谷川隆文助教・今野昌俊医師・武田篤准教授らの研究グループによるものである。この発見は、セルトラリンが疾患の原因となる異常なたんぱく質の神経細胞への取り込みを抑え、パーキンソン病や同様の難病で治療薬がないとされてきた”多系統萎縮症”の解決につながる可能性がある。今回の発見は培養細胞を用いた基礎的研究によるもので、今後動物実験やランダム化臨床試験等により有効性と安全性を検証する必要があるとの事。
 パーキンソン病はアルツハイマー病に次いで頻度の高い神経変性疾患で、同様の病態を持つ疾患としては、レビー小体型認知症・多系統萎縮症など。
 神経変性疾患(パーキンソン病など)は脳内の神経系細胞に”αシヌクイレン(αSYN)”と呼ばれる異常なたんぱく質が凝集・凝集体形成されて起こる(神経細胞が死滅)。またαSNYが周囲に伝播し病変を拡大させ、年月と共に神経変性が進行する。研究は、細胞内へ物質を取り込む際に重要な役割を持つタンパク質”ダイナミン”に着目した。セルトラリンは強力なダイナミン阻害作用があり、神経・グリア細胞へのαSYN取り込みを低減(約9割低減)させ、細胞間におけるαSYN伝播を抑制することを培養細胞モデルにて証明した。パーキンソン病はうつ病を併発し易いので抗うつ薬が使われるが、早期から”セルトラリン”を選択的に投与することで病気の進行を抑えられると期待できると言う。
 ◆セルトラリン (商標:ジェイゾロフト錠)
 適応はうつ病・うつ状態、パニック障害。
 第三世代の抗うつ薬と呼ばれる選択的セロトニン再取込阻害薬(SSRI)の一つ。

 

 ワルナスビ(悪茄子)は名の如く始末に負えない嫌われ者の雑草だ。生け垣の間から花と実を見つけた。実はまだ青い。
 花は茄子の花に似て可愛いし、実(トマト似)もそれなりに見られる。けれど茎・葉に鋭い硬い刺(とげ)が多いし繁殖力が強く、除草剤も効き難くなかなか駆除できない。根絶できないのは地下茎で繁殖するからだ。

Warunasubi07041  (花の写真はH24.7.4に撮影) → 
 ワルナスビ(悪茄子)
別名:鬼茄子(おになすび)
   荒地茄子(あれちなすび)
英名:Apple of Sodom
   Devil's tomato
ナス科ナス属 、多年草(長い根茎をもつ)
北アメリカの原産、明治時代に牧草に混り非意図的に導入された
世界的な帰化植物で、日本では外来生物法により要注意外来生物に指定されている
全草がソラニン(主にナス科の植物に含まれる神経毒)などを含む有毒植物である
開花時期は6月~8月
花はナスに似た白~淡紫色、花径は径2.5cm
果実は球形(径1.5cm位)、熟すと橙黄色となる


Warunasubi07042


Warunasubi08251
    茎や葉に硬いトゲがある  →

 扱いには革製手袋などが必要


Warunasubi08252 Warunasubi08253


最新の画像もっと見る

コメントを投稿