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青い菊が咲いた、遺伝子組換えで開発成功

2017-08-20 | 園芸
 農業・食品産業技術総合研究機構とサントリーグローバルイノベーションセンターは、「これまでなかった”青い菊”の開発に成功した」(8月4日発表)。研究成果は、7月26日付の米科学誌「サイエンス・アドバンシズ」に掲載された。
 菊は、バラ・カーネーションとともに「三大切り花」と呼ばれる。菊には青系の色がなかったが、遺伝子組み換え技術を使い、青い花が咲くカンパニュラ(フウリンソウ)とチョウマメの遺伝子を導入して色素の構造を変えることで、きれいな青色の菊になった。カンパニュラなどは、アントシアニン(天然色素、デルフィニジンなど)を作っている。この色素は、周囲の環境の酸性度(PH)によって化学変化し、それが花の色の変化に現れる。
 今回の手法は、バラなどにも応用できる可能性があると言う。しかし、野生種と交雑する恐れがあるため、今は研究施設以外では栽培できない。商品化に向けて、今後10年ほどかけて花粉が出ず、種がつかないようにするための研究を進める、と言う。
 因みに、地球上に40万種もある花が咲く植物のうち、天然で青い花が咲くものは1割もない、との事。

 今日の天気も曇り~小雨。まだまだこんな天気が続く・・畑の作物も湿気で弱ってる。
 卸町に繋がる並木道に、”花園衝羽根空木(はなぞのつくばねうつぎ)”の花が咲いている。卸町は昭和45年頃に、現在は繁華街となっている国分町の問屋などが移転した街である。
 名(ハナゾノツクバネウツギ)の由来は、花の残った5枚の咢の形が”羽根衝きの羽根”に似ており、木の姿が”空木(うつぎ)”に似ていることから。衝羽根(つくばね)とは正月に遊ぶ羽根つきの羽である。これを、”アベリア”と呼ぶことがある。”アベリア”とは、スイカズラ科ツクバネウツギ属の属名(ラテン名)であり、特定の種の事ではない。この園芸種(ツクバネウツギ属の常緑低木の交配種:Abelia × grandiflora)が多用され、学名も和名も長いので、短い”アベリア”が好まれて使われるようだ。
 ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)
 別名:アベリア
 学名:Abelia×grandiflora(アベリア・グランディフロラ)
   幾つかのアベリア属の交配から作られた園芸種
 スイカズラ科ツクバネウツギ属
 常緑性の低木(寒冷地では落葉)
 開花時期は6月~11月(開花時期が長いのが特徴)
 花は小さいロート状(径2cm位)
 花色は白やピンク


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