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大学生の飲み放題、飲酒量は約2倍に増加

2018-12-12 | 健康・病気
 年末の12月や1月では、何時もより飲酒量が増える。肝臓に気を付けて飲もう!!。
 筑波大学医学医療系吉本尚准教授と、博士課程2年の川井田恭子氏らの研究グループによる研究「飲み放題は大学生の飲酒行動にどう影響するか -飲み放題に関する議論の必要性- 」結果を発表した(2018年8月29日)。
 これによると、飲み放題における飲酒量は、飲み放題でない場合に比べて男子学生で1.8倍、女子学生で1.7倍に増加することがわかった。
 研究グループは、31大学35学部の法的に飲酒可能な20歳以上の大学生・大学院生594人を対象に、飲食店における飲み放題に関する横断的調査を行った。有効回答は533人。そのうち、飲み放題を利用した経験がある学生は95.8%にあたる511人だった。
 飲み放題を利用したことがある学生に、飲酒頻度や1回飲酒量などを聴取したところ、
      飲み放題なし  飲み放題あり
 男子学生 48.2±29.5g  85.9±49.7g  1.8倍に増加
 女子学生 36.5±26.7g  63.7±39.3g  1.7倍に増加
 また、飲み放題の場合のみ、男子学生の39.8%、女子学生の30.3%は、HED(一時的多量飲酒)という危険な飲酒をしていることが明らかとなった
 ◆HED(一時的多量飲酒)
 世界保健機関(WHO)は1回の飲酒で純アルコール換算60g以上飲酒することをHEDと定義している。
 飲み放題が飲酒量を増やすことは、これまでも指摘をされてきた。WHOは2009年に、飲み放題サービスの提供禁止・制限を提言している。英国では、飲み放題サービスの提供に罰則が設けられているという。研究グループは、日本でも飲み放題の危険性について議論が必要と述べている。
 純アルコール換算で60gとは、ビール1,500mL、日本酒3合、ワイン600mLに相当。
   (あなたの健康百科編集部より)