骨粗しょう症は骨密度が低下して骨が弱る病気で、転んだり尻餅をついたりするだけで骨折することがある。男性には少なく、高齢女性に患者が多い。閉経後の女性ホルモンの減少が発症の原因とされることが多いが、ホルモン補充療法の効果は限定的である。近畿大学石田助教によると、女性ホルモンに関係ない細胞の性質の男女差が発症に深く関わる可能性があるという。
近畿大学石田昌義助教と梶博史教授らの研究チームは、骨粗しょう症の原因となる遺伝子をマウスの実験で突き止めた。
研究チームはマウスの骨を作る骨芽細胞の遺伝子の働きを網羅的に探索し、オスよりもメスで働きが高い遺伝子「Serpina3n」を突き止めた。薬剤でこの遺伝子の働きを抑えると、骨を強くする働きをする別の遺伝子の働きが高まった。逆に働きを高めると、骨を強くする遺伝子の働きが悪くなった。
骨を作る細胞で働く遺伝子がオスとメスでは異なり、メスの細胞で骨を作りにくくしていた。女性が男性よりもなりやすいことに影響している可能性がある。人でも同じ仕組みならば治療法の開発に役立つ。
今後は人の細胞でも同様の遺伝子の働きがあるかどうかを調べる。将来は骨粗しょう症治療の抗体医薬などの開発につなげる考え。
晴れ。暖冬かな、余り寒さを感じる日が少ない。
春に花が咲いた”ナンテン”。赤い実や白い実が沢山付いている。果実の色は多くは赤色であるが、実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどの園芸品種がある。
”ナンテン(南天)”は「難転・・難を転ずる」「成天」から厄除けの縁起木(吉祥木)として植栽される。古くから栽培され、江戸~明治に100種以上の園芸品種が作られたと言われ、現在でも40種ほどが栽培されている。
因みに、果実はアルカロイド(窒素を含む特殊な植物塩基の総称、少量でも動物に強い生理作用を及ぼすことがある)であるイソコリジン・ドメスチン・プロトピン・ナンテニンなどの成分を持つ。含まれるドメスチンには鎮咳作用がある。このため漢方の咳止め薬の原料とされる。
ナンテン(南天)
別名:南天燭(なんてんしょく)、南天竹(なんてんちく)
メギ科ナンテン属
半常緑性の低木
開花時期は6月~7月、花色は白色(中央は黄色)、花径は数mm
果実は径6mm~7mm位、秋頃から赤くなる
果実の色は普通赤色、実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどがある




近畿大学石田昌義助教と梶博史教授らの研究チームは、骨粗しょう症の原因となる遺伝子をマウスの実験で突き止めた。
研究チームはマウスの骨を作る骨芽細胞の遺伝子の働きを網羅的に探索し、オスよりもメスで働きが高い遺伝子「Serpina3n」を突き止めた。薬剤でこの遺伝子の働きを抑えると、骨を強くする働きをする別の遺伝子の働きが高まった。逆に働きを高めると、骨を強くする遺伝子の働きが悪くなった。
骨を作る細胞で働く遺伝子がオスとメスでは異なり、メスの細胞で骨を作りにくくしていた。女性が男性よりもなりやすいことに影響している可能性がある。人でも同じ仕組みならば治療法の開発に役立つ。
今後は人の細胞でも同様の遺伝子の働きがあるかどうかを調べる。将来は骨粗しょう症治療の抗体医薬などの開発につなげる考え。
晴れ。暖冬かな、余り寒さを感じる日が少ない。
春に花が咲いた”ナンテン”。赤い実や白い実が沢山付いている。果実の色は多くは赤色であるが、実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどの園芸品種がある。
”ナンテン(南天)”は「難転・・難を転ずる」「成天」から厄除けの縁起木(吉祥木)として植栽される。古くから栽培され、江戸~明治に100種以上の園芸品種が作られたと言われ、現在でも40種ほどが栽培されている。
因みに、果実はアルカロイド(窒素を含む特殊な植物塩基の総称、少量でも動物に強い生理作用を及ぼすことがある)であるイソコリジン・ドメスチン・プロトピン・ナンテニンなどの成分を持つ。含まれるドメスチンには鎮咳作用がある。このため漢方の咳止め薬の原料とされる。
ナンテン(南天)
別名:南天燭(なんてんしょく)、南天竹(なんてんちく)
メギ科ナンテン属
半常緑性の低木
開花時期は6月~7月、花色は白色(中央は黄色)、花径は数mm
果実は径6mm~7mm位、秋頃から赤くなる
果実の色は普通赤色、実色が黄白色のシロミナンテン、淡紫色のフジナンテン、橙色のウルミナンテンなどがある




