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筋肉の再生に必要な幹細胞を体外で増やす手法が開発される

2018-04-17 | 医学
 東京医科歯科大学赤沢智宏教授と大阪大学関口清俊教授らは、傷ついた筋肉の繊維を再生する「筋サテライト細胞」を体外で培養する方法を開発した。
 筋肉が傷つくと、筋繊維の表面についている「筋サテライト細胞」が分裂を開始して数を増やし、筋繊維に変化して筋肉を再生する。しかし、「筋サテライト細胞」を体外に取り出すとすぐに変化する。変化しないままの状態で培養し、増やすことは難しかった。
 筋繊維周囲の基底膜にラミニンα2鎖が発現していることは以前から知られていた。研究グループは、骨格筋に発現している他のラミニンサブユニットの発現を詳細に解析した。結果、サテライト細胞周囲にラミニンα3、α4、α5鎖が特異的に発現していることを見出した。そこで、大阪大学で開発したラミニン活性の最小単位であるE8フラグメントを用いて、骨格筋における組織発現を正確に模倣して培養皿上で再現し培養したところ、サテライト細胞が未分化状態を維持しながら分裂増殖することが分かった。従来、ラミニンE8は培養皿をコーティングして用いられていたが、液相で直接反応させることが細胞の未分化性の維持に働いていると考えられる(特許申請中)。
 この細胞をマウスの足に移植すると筋繊維に変わることも確認した。将来は患者に筋肉の幹細胞を移植し、筋ジストロフィーや加齢で筋力が落ちる「サルコペニア」などを治療できる可能性がある、と話す。
 ◆ラミニン(laminin)
 ラミニンは、幹細胞が再生能力を保つために必要で、細胞外マトリックスの基底膜を構成する巨大なタンパク質。
 多細胞体制・組織構築とその維持、細胞接着、細胞移動、細胞増殖を促進し、がん細胞と関係が深い。胚発生の初期(2細胞期)に発現する。
 ◆サルコペニア(sarcopenia)
 サルコペニアとは、加齢による骨格筋量の低下と定義され、副次的に筋力や有酸素能力の低下を生じる。
 筋肉量の低下を必須項目とし、筋力または身体能力の低下のいずれかが当てはまればサルコペニアと診断される。

 今日の天気は晴れ。ここ暫く晴れが続きそうだ。
 玄関横の空き地で、”ムスカリ”が密集して咲いている。畑の”ムスカリ”は終わったが、ここの空き地のは今が盛りかな。
 ムスカリ
 別名:ブドウヒアシンス
    (Grape hyacinth)
 ユリ科(ヒアシンス科)ムスカリ属
 原産地は地中海沿岸
 球根植物(秋に植え、春に咲く)
 開花時期は3月~5月
 花は壺形・長楕円形で1本の花茎に沢山咲く
 付いた花がブドウの様に見える
 花色は明るいブドウ色(青紫色)、白・黄・黄緑色もある