先日TVで苔と日本庭園の番組を見た。この中で苔は海から上陸した植物の起源とあった。(正確には、コケ植物やシダ植物などの祖先(緑藻類)が5億年前に上陸)。この番組で苔の生命力の強さのニュースを思い出した。
英国の研究者チームが、南極の氷床下で1500年間凍っていたコケの再生に成功したと発表した(研究論文が3月17日、米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載)。
研究者チームは南極海にあるシグニー島で、コケ植物の群落の中から、深さの異なるサンプルを深さ約140cm分を採取した。このサンプルを培養したところ、サンプルの中で最も古い1,500年以上前のコケからも、新芽が成長を始めた。炭素年代測定法では、採取したコケは少なくとも1530年前のものである可能性を示していると言う。一般に、多細胞生物(動植物)では仮死状態記録としては最大10年~20年と言われており、これを打ち破る新しい研究と言える。
今月始めより体調不良と思っていたが、とうとう寝込んでしまった。ノドが痛く、咳も出る風邪だ。加齢とともに体力低下を痛感する・・やれやれ。
今月始めからレウィシアの花が咲き出し(写真は10日前に撮影)、花芽が沢山出ているので次々に咲いていく。この花は、春先にお花屋さんから花が終りかけた鉢植えを、来春の楽しみと思って購入したものだ。窓際に置いていたら咲きだした・・・驚いた、嬉しい、素晴らしい。
レウィシアは、多肉質の葉が放射状に広がりサボテン風だ。葉の中心から幾つも花茎を出し、花茎の先に花が咲く。少し離れて見ると、咲く花の様子が花火の様に見える、岩花火(いわはなび)の名の由来。
レウィシア
学名:Lewisia cotyledon
別名:岩花火(いわはなび)
スベリヒユ科レウィシア属
耐寒性多年草
原産地は北アメリカ
(主に高山の岩などで生育)
昭和初期の頃に渡来
開花時期は4月~6月
花弁は7~10枚、花径は3~4cm前後
花色は、赤・白・橙・ピンク・青