一年を振り返り、世相を漢字一文字で表現する「今年の漢字」。漢字の日(12月12日)の恒例となった。
「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会によるもので、本年は17万0290通の応募があり、「輪」は9518通を獲得し1位。2位は「楽」、3位は「倍」。世界遺産の清水寺(京都市東山区)で森清範(せいはん)貫主(かんす)が大きな和紙に揮毫(きごう)し、来年の幸せを願う目的で清水寺「奥の院」に奉納される。12月13日から同31日正午まで清水寺本堂で一般公開する予定。
◆今年の漢字
日本漢字能力検定協会が毎年年末に、全国からその年の世相を表す漢字一字を募集し、最も応募数の多かった漢字を「今年の漢字」としている。始まったのは、阪神大震災が起きた1995年。
1995年 震 1996年 食 1997年 倒 1998年 毒 1999年 末
2000年 金 2001年 戦 2002年 帰 2003年 虎 2004年 災
2005年 愛 2006年 命 2007年 偽 2008年 変 2009年 新
2010年 暑 2011年 絆 2012年 金 2013年 輪
因みに、台湾の「2013代表字大選」は「假」
2008年 乱 2009年 目分 2010年 淡 2011年 讃 2012年 憂
2013年 假
冬も深まってくると咲いている花も少なくなる。
冬でも咲く花は貴重で、イソギクもその一つだ。イソギクは伊豆半島や房総半島等の海岸に自生する多年草で、私達が目にするのは、園芸種(と思う)。
葉や花が独特だ。葉は肉質で、葉裏の細かい毛で覆われて銀白色となっているのが葉表まで広がり、葉表の白い縁取りとなっている。花は沢山の小花が集まって数mm程の大きさとなり、この集合体がさらに集まって散房状の頭花となっている。舌状花はない(まれに白色の舌状花があると言う)。
イソギク(磯菊)
別名:岩菊(いわぎく)
キク科キク属
半常緑多年草、地下茎で増える
茎は木化して越冬する
原産地は日本(固有種)
開花時期は10月~12月
花は鮮やかな黄色
キク属では珍しい筒状花だけの花
(写真は、11月下旬に撮影)