GreenCoast

自然と共に歩む日記

a rose by any other name would smell as sweet

SMART

2012-06-21 15:37:01 | Weblog

「あのバラのおかげだよ。」

「毎晩二時間くらい電話してる。」

「何れ、紹介しますよ。」

そんな言葉を頂いた。

少し照れながら話す表情はすごく嬉しそうだった。

だから僕も嬉しかった。




「バラ、喜んでくれました。」

「ありがとう。」

そんな言葉を頂いた。

眠気眼に照れくささを隠した表情は

とても満足気だった。

僕はもちろん嬉しかった。




最近は外の仕事が多く店に立てない時間が多い

その限られた時間の中ご注文を頂く

ブーケだったり

アレンジメントだったり

確実に結果を残したいと常日頃から

思っているけどいつも以上に

気持ちが入ってしまう自分が居る

活け込みだったり

植栽だったり

そんな現場だと花と向き合うほか無い

ただ淡々と作りこむ時間だけが経つ

だからこそ、こうして店に立った時の

お客さんとのコミュニケーションが

すごく素敵な時間に思える。

接客からなるふつうのお話

脱線して少しずれたお話

何でもいいんだ

少しでも多くの情報を欲しいといつも思ってる

話すことで引き出せる花がある

その花を物語にしたい

職人のように巧みな業はない

アーティストのようにずば抜けた発想もない

だから俺はスマートな花屋を目指してる




花を持ち帰路に着くお客さんを見送る

これが俺の幸せ


                                    丹澤
                        東京 中野 花屋 greencoast








































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