こんな中そんな中と交差する声に、
耳を傾けながら暮らして、
気が付けば今此処はどんな中?
例えるならきっと、
只々その時を待つ土の中。
その中での暗らしは誰も知りえない、
それはまるで蝉のよう。
遠ざける街中、帰省れない田舎。
今はそんな我慢の真っ只中。
蝉のように何年も待てそうもないけれど、
きっと次に背中割って飛び立つ時は、
また新しい希望の光があるんだよ。
そんな諦め . . . 本文を読む
”他人に花をもたせよう 自分に花の香りが残る”
何かあったわけではないが
ふと気付くと葉のない木々を見上げ
仕事とは何かを考える時間が増えた
自分の発想やそれを形にする技術
年齢と共に感じる体力の衰え
新しい発想もまた枯渇してるように
思える現実
そん . . . 本文を読む
Trick or treat
お菓子をくれないからって
いたずらし過ぎな
馬鹿そうな若者を
ニュースを見ながら
僕もこんな仮想をしてみる
センター街に群がる悪霊を祓い火葬する
そして荒れ果てた地に種を植え花咲かそう
そういうことなら手を貸そう
東京 中 . . . 本文を読む
心が渇いてなければ
どの道を歩こうと素晴らしい景色に出会える
ついつい陽が当たってる道を選んでしまいがちだけど
ちょっと迷って入ってしまったビルの間の
薄暗い道にだって新しい発見があって
それが返って眩しく思えたりする
例えば日向には大きな桜が連ね咲き誇り
その佇まいは圧巻で大勢の人を呼び賑わっているけれど
それを避けるように僕は裏路地へと道を外れる
表通りとは違いまったく華やか . . . 本文を読む