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管理栄養士国試のための基礎栄養学と生化学

管理栄養士国家試験のための基礎栄養学や生化学について, 勉強していきましょう.

人体 28-18

2013年05月24日 | 日記
「6 加齢・疾患に伴う変化」 の練習問題と解答・解説です.

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6 加齢・疾患に伴う変化 20問 問題
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1 加齢に伴う変化に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) フレイルティとは, 身体機能の向上をいう.
(2) サルコペニアとは, 皮下脂肪の減少をいう.
(3) 廃用症候群は, 生活の不動性によって生じる.
(4) ロコモティブシンドロームでは, 要介護になるリスクが低い.
(5) 老年症候群では, ADLは維持される.

2 炎症に伴う変化に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 炎症にみられるセルスス (Celsus) の4主徴は, 発赤, 発熱, 肉芽, 疼痛である.
(2) 炎症の四徴に白血球増多を加えて, 炎症の五徴という.
(3) 炎症原因物質の刺激直後より, 血管の新生が認められる.
(4) 炎症では, 血中にC反応性たんぱく質 (CRP) が増加する.
(5) 炎症性サイトカインは, 赤血球に由来する.

3 炎症に伴う変化に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 炎症性サイトカイン (インターロイキン-1 (IL-1) など) の作用により, 発熱する.
(2) 内因性発熱因子は, 赤血球に由来する.
(3) インターロイキンは, アラキドン酸から作られる.
(4) 一次性治癒に分類される創傷治癒は, 大きな瘢痕組織を残す.
(5) 慢性炎症の浸潤細胞は, 主に好中球である.

4 炎症に伴う変化に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 炎症の急性期には, 肉芽組織の増殖が認められる.
(2) 急性炎症では, リンパ球や形質細胞の浸潤が優位となる.
(3) 急性炎症では, 血管透過性が低下する.
(4) 特異性炎である結核の結節には, 特徴的な融解壊死がみられる.
(5) 特異性炎である結核の結節には, 類上皮細胞, マクロファージ, リンパ球がみられる.

5 滲出液と濾出液に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 濾出液は, 各種の炎症に基づくことが多い.
(2) 濾出液は, 混濁していることが多い.
(3) 濾出液は, たんぱく質含有量が低い.
(4) 組織から集まったリンパ液には, 血漿に比べて多量のたんぱく質が含まれている.
(5) 滲出液は, 白血球やリンパ球などの細胞成分が多い.

6 滲出液と濾出液に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 滲出液は, 低たんぱく血症や心不全の際にみられる.
(2) 滲出液は, 比較的透明である.
(3) 滲出液は, フィブリノーゲン含量が少ない.
(4) 心不全で発生する肺水腫は, 漏出液である.
(5) 結核性胸膜炎では, 漏出性胸水が認められる.

7 ネクローシス (壊死) に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) ネクローシス (壊死) は, プログラムされた細胞死である.
(2) 褥瘡は, 壊死の背景となる病変の1つである.
(3) 急性膵炎は, 壊死の背景となる病変ではない.
(4) 一般の急性炎症では, 乾酪壊死が起こる.
(5) 凝固壊死は, 脳軟化症で見られる.

8 ネクローシス (壊死) とアポトーシスに関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 脳梗塞では, 乾酪壊死がみられる.
(2) 心筋梗塞では, 心筋の融解壊死がみられる.
(3) 融解壊死は, 結核結節の乾酪壊死巣で見られる.
(4) プログラムされた能動的な細胞の死を, アポトーシスという.
(5) 受け身の変化で起こる壊死とアポトーシスによる細胞死は, 形態学的に同じである.

9 再生と変性に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 壊死により組織が崩壊した部分は, 修復されない.
(2) 神経細胞は, 再生能力の強い細胞である.
(3) 心筋細胞は, 再生能力が強い細胞である..
(4) 変性した細胞の機能は, 回復することがない.
(5) クワシオルコル (kwashiorkor) では, 肝細胞の脂肪変性をきたす.

10 萎縮に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 長期臥床時の骨格筋萎縮は, 飢餓萎縮である.
(2) 骨折固定時の骨格筋萎縮は, 無為 (廃用) 萎縮である.
(3) 思春期以降の胸腺の萎縮は, 代償性萎縮である.
(4) 褥瘡は, 無為 (廃用) 萎縮である.
(5) 特発性心筋症は, 圧迫萎縮である.

11 肥大と過形成に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 構成細胞の数が変わらずに, 細胞の体積が増加することにより組織の容積が増大することを肥大という.
(2) 腫瘍は, 構成細胞の数が増加し, 組織の容積が増大しているので, 過形成 (増生) である.
(3) 進行性筋ジストロフィーは, 内分泌性萎縮である.
(4) 授乳期にみられる乳腺の肥大は, 仮性肥大である.
(5) 妊娠による子宮筋の肥大は, 生理的肥大である.

12 肥大に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 高血圧症にみられる左心室肥大は, 作業肥大である.
(2) 腎臓の片側摘出による残存腎の肥大は, 突発性肥大である.
(3) スポーツ選手にみられる骨格筋の肥大は, 代償性肥大である.
(4) 巨人症は, 内分泌性肥大である.
(5) 前立腺肥大は, 作業性肥大である.

13 化生に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 成熟した細胞が他種の成熟した細胞に可逆的に置き換わることを, 化生という.
(2) 子宮頚部は, 慢性炎症があると扁平上皮が円柱上皮化生をおこす.
(3) 喫煙者では, 気管支円柱上皮の扁平上皮化生がみられる.
(4) 萎縮性胃炎では, 扁平上皮化生がみられる.
(5) 加齢に伴って, 小腸粘膜には腸上皮化生が生じる.

14 化生に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 腸上皮化生は, 直腸がんの前がん状態である.
(2) 食道粘膜では, 扁平上皮化生がみられる.
(3) ビタミンE欠乏症では, 上皮の化生がみられる.
(4) 馬に乗る人の大腿内側にみられる化骨である乗馬骨も, 化生の例である.
(5) 造血能の低下に伴って肝臓で髄外造血を起こすことを, 骨化生という.

15 腫瘍に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 腫瘍の分化度は, 良性腫瘍で低く, 悪性腫瘍では高い.
(2) 腫瘍の細胞分裂は, 良性腫瘍ではゆるやかで, 悪性腫瘍では活発である.
(3) 腫瘍の転移は, 良性腫瘍で多く, 悪性腫瘍では少ない.
(4) 腫瘍の増殖は, 良性腫瘍では浸潤性, 悪性腫瘍では膨張性である.
(5) 良性腫瘍は, 血行性転移やリンパ行性転移を生じやすい.

16 腫瘍に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 悪性腫瘍は, 細胞の核細胞質比 (N/C比) が小さい.
(2) 上皮細胞由来の悪性腫瘍を, 肉腫と呼ぶ.
(3) 原発性肺がんの大部分は, 扁平上皮がんである.
(4) 後天性免疫不全症候群 (AIDS) では, 悪性腫瘍発生の頻度が低い.
(5) がん細胞が腹膜にばらまかれる進展様式を, 播種という.

17 発がんのメカニズムに関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) A型肝炎ウイルスは, 肝細胞がん発症と密接な関係がある.
(2) アフラトキシンは, 膀胱腫瘍を誘発する.
(3) アニリンは, 肝細胞がんを誘発する.
(4) EBウイルスは, バーキットリンパ腫を誘発する.
(5) ヒトパピローマウイルスは, 子宮体がんなどを引き起こす.

18 癌遺伝子と癌抑制遺伝子に関する記述である. 正しいのはどれか. 1つ選べ.
(1) 発癌の原因には, 遺伝子傷害がある.
(2) p53は, 遺伝子傷害が多い細胞を認識してネクローシスを行わせる.
(3) p53 は, がん遺伝子の1つである.
(4) mycは, がん抑制遺伝子の1つである.
(5) fosは, がん抑制遺伝子の1つである.

19 植物状態, 心臓死, 脳死に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 植物状態では, 対光反射は消失している.
(2) 心臓死では, 対光反射がみられる.
(3) 脳死では, 対光反射は消失している.
(4) 心臓死では, 脳波にα波がみられる.
(5) 脳死では, 脳波は平坦である.

20 心臓死と脳死に関する記述である. 正しいのはどれか. 2つ選べ.
(1) 心臓死では, 自発呼吸がある.
(2) 脳死では, 自発呼吸は消失している.
(3) 脳死では, 心臓は停止している.
(4) 心臓死では, 瞳孔は散大している.
(5) 脳死では, 瞳孔は散大していない.

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6 加齢・疾患に伴う変化 20問 解答と解説
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1=(3)
(1) 誤 フレイルティとは, 身体機能の低下 (衰弱) をいう.
(2) 誤 サルコペニアとは, 筋肉 (骨格筋) の減少をいう.
(3) 正 廃用症候群は, 生活の不動性によって生じる.
(4) 誤 ロコモティブシンドロームでは, 要介護になるリスクが高い.
(5) 誤 老年症候群では, ADLは低下する.

2=(4)
(1) 誤 炎症にみられるセルスス (Celsus) の4主徴は, 発赤, 発熱, 腫張, 疼痛である.
(2) 誤 炎症の四徴 (発赤, 腫脹, 発熱, 疼痛) に機能障害を加えて, 炎症の五徴という.
(3) 誤 炎症原因物質の刺激直後より, 局所血管の拡張による血流増加, 次いで血管壁透過性の亢進が起こる.
(4) 正 炎症では, 血中にC反応性たんぱく質 (CRP) が増加する.
(5) 誤 炎症性サイトカイン (インターロイキンなど) は, 好中球やリンパ球などが産生する.

3=(1)
(1) 正 炎症性サイトカイン (インターロイキン-1 (IL-1) など) の作用により, 発熱する.
(2) 誤 内因性発熱因子 (IL-1, セロトニン, PGEなど) は, 白血球, 血小板などが産生する.
(3) 誤 内因性発熱因子の1つであるエイコサノイドは, アラキドン酸から作られる.
(4) 誤 大きな傷や汚染された傷は二次性治癒となり, 大きな瘢痕組織を残す.
(5) 誤 慢性炎症では, リンパ球, マクロファージ, 形質細胞の浸潤がみられる.

4=(5)
(1) 誤 慢性炎症では, 肉芽組織の増殖性病変がみられる.
(2) 誤 急性炎症では, 好中球の浸潤が優位となる.
(3) 誤 急性炎症では, 血管透過性が高まる.
(4) 誤 特異性炎である結核の結節には, 特徴的な乾酪壊死がみられる.
(5) 正 特異性炎である結核の結節には, 類上皮細胞, マクロファージ, リンパ球がみられる.

5=(3)かつ(5)
(1) 誤 濾出液は, 低たんぱく血症や心不全の際にみられる.
(2) 誤 濾出液は, 比較的透明である.
(3) 正 濾出液は, たんぱく質含有量が低い (2 g/dL 以下).
(4) 誤 組織から集まったリンパ液には, 血漿に比べて少量のたんぱく質が含まれている.
(5) 正 滲出液は, 白血球やリンパ球などの細胞成分が多い.

6=(4)
(1) 誤 滲出液は, 各種の炎症に基づくことが多い.
(2) 誤 滲出液は, 混濁していることが多い.
(3) 誤 滲出液は, フィブリノーゲン含量が多い.
(4) 正 心不全で発生する肺水腫や腹水, 静脈圧が亢進した結果出てきた漏出液である.
(5) 誤 結核性胸膜炎では, 滲出性胸水が認められる.

7=(2)
(1) 誤 ネクローシス (壊死) は, 細胞内外の環境悪化によって起こる細胞死である.
(2) 正 褥瘡は, 壊死の背景となる病変の1つである.
(3) 誤 急性膵炎は, 壊死の背景となる病変の1つである.
(4) 誤 一般の急性炎症では, 融解壊死が起こる.
(5) 誤 融解壊死は, 脳軟化症で見られる.

8=(4)
(1) 誤 脳梗塞では, 融解壊死がみられる.
(2) 誤 心筋梗塞では, 心筋の凝固壊死がみられる.
(3) 誤 凝固壊死は, 結核結節の乾酪壊死巣で見られる.
(4) 正 プログラムされた能動的な細胞の死を, アポトーシスという.
(5) 誤 受け身の変化で起こる壊死とアポトーシスによる細胞死は, 形態学的に異なる.

9=(5)
(1) 誤 壊死により組織が崩壊した部分は, 心筋や神経細胞を除き, 一般に再生・修復される.
(2) 誤 神経細胞は, 再生能力の乏しい細胞である.
(3) 誤 心筋細胞は, 再生能力が乏しい細胞である.
(4) 誤 変性した細胞の機能は, 回復することがある.
(5) 正 クワシオルコル (kwashiorkor) では, たんぱく質の欠乏によりアポリポたんぱく質が欠乏し, 肝細胞の脂肪変性をきたす.

10=(2)
(1) 誤 長期臥床時の骨格筋萎縮は, 無為萎縮 (廃用萎縮) である.
(2) 正 骨折固定時の骨格筋萎縮は, 無為 (廃用) 萎縮である.
(3) 誤 思春期以降の胸腺の萎縮は, 生理的萎縮である.
(4) 誤 褥瘡は, 圧迫萎縮である.
(5) 誤 特発性心筋症は心筋の肥大や心室の拡張を来す疾患で, 圧迫萎縮とは無関係である.

11=(1)かつ(5)
(1) 正 構成細胞の数が変わらずに, 細胞の体積が増加することにより組織の容積が増大することを肥大という.
(2) 誤 構成細胞の数が増加し, 組織の容積が増大することを過形成 (増生) というが, 腫瘍は過形成には含まれない.
(3) 誤 進行性筋ジストロフィーは, 筋肉が萎縮して脂肪組織が侵入増殖しているので, 仮性肥大である.
(4) 誤 授乳期にみられる乳腺の肥大は, 生理的肥大である.
(5) 正 妊娠による子宮筋の肥大は, 生理的肥大である.

12=(1)かつ(4)
(1) 正 高血圧症にみられる左心室肥大は, 作業肥大 (労作性肥大, 病的肥大) である.
(2) 誤 腎臓の片側摘出による残存腎の肥大は, 代償性肥大である.
(3) 誤 スポーツ選手にみられる骨格筋の肥大は, 作業肥大 (生理的肥大) である.
(4) 正 巨人症は, 成長ホルモン分泌過剰による内分泌性肥大である.
(5) 誤 前立腺肥大は, ホルモンの失調または過剰分泌による病的肥大 (ホルモン性肥大) である.

13=(1)かつ(3)
(1) 正 成熟した細胞が他種の成熟した細胞に可逆的に置き換わることを, 化生という.
(2) 誤 子宮頚部は, 慢性炎症があると円柱上皮が扁平上皮化生をおこす.
(3) 正 喫煙者では, 気管支円柱上皮の扁平上皮化生がみられる.
(4) 誤 萎縮性胃炎では, 腸上皮化生がみられる.
(5) 誤 小腸粘膜には, 原因不明の腸上皮化生がみられる.

14=(4)
(1) 誤 腸上皮化生は, 胃がんの前がん状態である.
(2) 誤 食道粘膜では, 円柱上皮化生がみられる.
(3) 誤 ビタミンA欠乏症では, 上皮の化生がみられる.
(4) 正 馬に乗る人の大腿内側にみられる化骨である乗馬骨は, 化生の例である.
(5) 誤 造血能の低下に伴って肝臓で髄外造血を起こすことを, 骨髄化生という.

15=(2)
(1) 誤 腫瘍の分化度は, 良性腫瘍で高く, 悪性腫瘍では低い.
(2) 正 腫瘍の細胞分裂は, 良性腫瘍ではゆるやかで, 悪性腫瘍では活発である.
(3) 誤 腫瘍の転移は, 良性腫瘍で少なく, 悪性腫瘍では多い.
(4) 誤 腫瘍の増殖は, 良性腫瘍では膨張性, 悪性腫瘍では浸潤性である.
(5) 誤 悪性腫瘍は, 血行性転移やリンパ行性転移を生じやすい.

16=(3)かつ(5)
(1) 誤 悪性腫瘍は, 細胞の核細胞質比 (N/C比) が大きい.
(2) 誤 上皮細胞由来の悪性腫瘍を, がん腫と呼ぶ.
(3) 正 原発性肺がんの大部分は, 扁平上皮がんである.
(4) 誤 後天性免疫不全症候群 (AIDS) では, 悪性腫瘍発生の頻度が高い.
(5) 正 がん細胞が腹膜にばらまかれる進展様式を, 播種という.

17=(4)
(1) 誤 C型肝炎ウイルスは, 肝細胞がん発症と密接な関係がある.
(2) 誤 アフラトキシンは, 肝細胞がんを誘発する.
(3) 誤 アニリンは, 膀胱腫瘍を誘発する.
(4) 正 EBウイルスは, バーキットリンパ腫を誘発する.
(5) 誤 ヒトパピローマウイルスは, 子宮頸がんなどを引き起こす.

18=(1)
(1) 正 発癌の原因には, 遺伝子傷害がある.
(2) 誤 p53は, 遺伝子傷害が多い細胞を認識してアポトーシスを行わせる.
(3) 誤 p53 は, がん抑制遺伝子の1つである.
(4) 誤 mycは, がん遺伝子の1つである.
(5) 誤 fosは, がん遺伝子の1つである.

19=(3)かつ(5)
(1) 誤 植物状態では, 対光反射を含めた脳幹反射は認められる.
(2) 誤 心臓死では, 対光反射は消失している.
(3) 正 誤 脳死では, 対光反射は消失している.
(4) 誤 心臓死では, 脳波は平坦である.
(5) 正 脳死では, 脳波は平坦である.

20=(2)かつ(4)
(1) 誤 心停止, 自発呼吸停止, 対光反射消失・瞳孔散大の4つが揃うと, 心臓死と認定される.
(2) 正 脳死では, 自発呼吸は消失している.
(3) 誤 脳死では, 心臓は数日~数週問拍動している.
(4) 正 心臓死では, 瞳孔は散大している.
(5) 誤 脳死では, 瞳孔は散大している.

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次回は, 「7 疾患診断の概要」 の穴埋め問題と正文集です.

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