今日、NHKの「課外授業 ようこそ先輩」を見ていたところ、知花くららさんが先輩として登場。出身校である小学校の六年生の後輩たちの前で、のっけから華麗なるウォーキングを披露。(もちろん教室の中~)子供たちにも立ち方やウォーキングを教えていて、興味深く拝見していました。
立ち方は壁に沿ってまっすぐ立たせる事から。その後音楽に乗せて歩かせて、決めのポーズを取らせる、そしてまた歩いて帰る…と私達が普段行っているレッスンと大体似たような感じでした。
印象として残っているくららさんの言葉として、決められた立ち位置でストップして、ポーズを取るその「瞬間」におのおのの「パーソナリティ」が現れるのだ…という事。
その「決めた」「瞬間」の「ポージング」に、その個人の性格であったり、生き様のようなもの…ちょっと子供たちには抽象的ですかね、例えば「この子は明るいな」とか「スポーツが好きなんだろうな」といった具合でしょうか、そういった内面も透けて見えて、審査する人は、その「瞬間」が見たいのだとおっしゃっていました。
「審査」という言葉を使われたのは、ミスユニバースのコンテストを経て来て出た言葉なんでしょうね。「お客様」や「演出する方」「スタッフ」へのアピールと同じと考えていいと思います。
一回のウォーキングにつき、ポージングもたったの一回(大抵…です。演出によってはまちまちです)。前にも書きましたが、「早く帰りたい」とばかり、「決め」られないままきびすを返すなんて事にならないで欲しいものです。まずはその短い一瞬一瞬を楽しむ事です。
そして、ウォーキングそのものは「もっと自分を大きく見せる事!」とおっしゃっていました。これもまた楽しむ余裕があれば、後からついて来る事だと思います。更に、楽しむ事に裏付けされるのは「自信」。
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モデルという仕事を初めて間もなく、ほとんどレッスンをする事無く、いきなりショーの仕事が決まり、現場に放りこまれたスタッフC。と同期のお友達。
結果は悲惨なもので、私たち二人とも、一部と二部の間、演出家からずっと長々とお説教をされていました。(むちゃくちゃ怒られました。更に事務所へクレーム。マネージャーがペラペラすぐ喋ったらしく、スタッフAから『どえらい怒られたらしいなぁ。あっははははは!!!』と笑われたのもよく覚えています。すっごい昔の事で本人はどうせ忘れているんでしょうけど!!)
現場に行けば何とかなるだろう、体で覚えて来い、という軽いノリの、当時のマネージャーの考えを思い出すと、未だにむかつきます(失礼。いや、でも仲良しでしたよ。汗)。
どんなに練習して行ったって本番をこなす事にはかないっこないし、経験がものを言うのもわかりますし。どんなベテランも最初があったわけですし。
でもやっぱりあんな思いをさせたくないなぁというのは今もあります。最低限困らない事、や心構えを教えて貰っていたらどうだったんだろう…と思います。その時の経験がトラウマになり、ショーの嫌いなモデルになってしまいました。楽しめるようになったのはずっと後。
そんなわけもあるし、ウェディングのショーを控えている子もいるので、次回のポーズレッスンは、大きい子はまたウォーキング中心でいこうと思ってまーす。
後半、愚痴で失礼しました。
こういった愚痴はどんなけでも書ける自分がコワいです。本一冊分になるかもしれないです。