今日ちらっとしか観れていないのですが、ミュージカルアニーに出演が決まった女の子の密着番組が放映されていました。アニーのお友達役の、孤児院の孤児役に選ばれた女の子だったのですが、これまで四度の落選にもめげず、五回目の挑戦にして、初めて役が貰えたそうです。
本格的にミュージカルにずっと取り組んで来ただけあって、歌も踊りもとても上手でしたが、最終的に元気さ、明るさをかわれて…というナレーションでした。そこまで残って来る子たちは、歌、踊りが上手なのは当たり前なのかもしれません。
子供が主体の、子供の為のミュージカルなので、明るさ、元気さがあって、そこをうまくみんなに伝えられるかどうか。オーディションで、普段通りの実力が出せるかどうか、自分らしさをアピールできるかどうか…そこに明暗があるのでは無いでしょうか。年令、月齢の幼い乳幼児では無い限り、偶然やまぐれは、殆ど無いといっていいと思います。撮影、Vでもそうなのですから、編集のきかない舞台なら尚更の事。
今回の密着の女の子は五度目の挑戦とあって、オーディション慣れした事も勝因の一つだったかもしれません。仕事慣れこそ一番大切かもしれませんが、オーディション慣れも大事な事です。「オーディションは落ちるもの」「オーディションは数をこなしてなんぼ」とよく言われたものです。
何度も挑戦してようやく合格する子もいれば、ラッキーな事に初挑戦でトントン拍子に合格する子もいます。何度挑戦しても結果が出ない子もいます。スチールも、ショーも、Vも、こういった舞台も。とかくシビアな世界です。
ママたちは、ついラッキーな子に目が行きがちです。そして比べてしまいがちです。ならば一発合格して来る子が優れていて、何度も落ちて来る子は駄目な子なのか?
ママたちは子供たちを早咲きさせたい傾向にあると、思ってしまいます。早く目が出た子たちだけが、先を約束されているんだろうか?
転んで立ち上がる時の、立ち上がり方が大事なんだよ、と以前にもここで書かせて貰った事がありますが…。合格から学ぶ事、不合格から学ぶ事、仕事が決定になって初めてわかる事、仕事が決定になるまでの過程が垣間見える事、大きくなってからわかる事…。大事なのは、一生懸命さ、とか、楽しさを忘れないようにする、といった、全てに通じる、当たり前の事を大切にする事なんじゃないかなーと思います。
そんな偉そうな事を書いているスタッフCこそ、大のオーディション嫌いで、ずいぶんマネージャーに駄々をこねて困らせた経験有りで…。その時その時、自分なりの理由があったんですが、マネージャーからすればやかましいわって感じですかね。謝らなければならないマネージャーがいっぱいいます…。ほんとにすみませんでした(汗)。この年令になってわかる事、いっぱいありますねぇ…。遅すぎ、って突っ込みが入りそうですね…。