![](http://ec2.images-amazon.com/images/I/51iN5BfVzDL._SL500_AA240_.jpg)
この本は勉強になりました。
■きっかけ
国の借金が800兆円を超して、一人当たりいくらの負債・・・
っていうのがウソだというのがわかって、さらに、その負債を税金で返す、というのがウソだ、という主張の本があったので、読んでみたかった。
■分かったこと
・国の借金を一人当たりいくらと出すのには意味がない
なぜなら、国の収入は、税金の他に、運営収入、通貨発行益があるから。
借金は財政の一要素であって、それ以外にも目を向けることが必要
国全体でみたら、純債権国家
誰から借金しているかというと、大多数は国民から。
円建てで借りており、しかも政府は日銀を傘下においているため、財政破綻しようがない。そのため、借金自体気にすることはない。
供給能力が十分にあるなら、インフレを気にする必要はない。十分なら、インフレが起きようがないことは、歴史が証明している。
(江戸幕府の財政出動も、明治政府の時も、悪性インフレにはならなかった。)
悪性インフレになるケースは、需要に対する供給が十分でないときに発生する。
ドイツしかり、ジンバブエしかり。
と、いうことで勉強になりました。
お金に関しては、国の行く末を心配する必要はなさそうです。
いや、政府が財政出動してくれないと、GDPは伸びない、というデータもあるので、
思いっきりばらまいてほしいな~。
以上、ためになりました。