映画～再会の街で

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キャリアと家族に恵まれながらも人生にむなしさを感じる歯科医と、911の悲劇で家族を失い、自分の殻に閉じこもるようになった元歯科医の触れ合いと再生を描く感動作。
911をニューヨークで体験したマイク・バインダーが監督を務めている。

キャリアと愛する家族に恵まれ、誰もがうらやむ順風満帆な人生を送るニューヨークの歯科医アラン（ドン・チードル）。
ある日、彼は911の飛行機事故で妻子を亡くし、消息がわからなくなっていた大学時代のルームメート、チャーリー（アダム・サンドラー）を街で見かける。
元歯科医のチャーリーは、今や世捨て人のような生活を送っていて……。


久々の東京国際映画祭参加です～。
たしか、、、前回は「チャーリーズ・エンジェル」だったような、、ふるっっ！！
今回は時間の都合で今作だけの鑑賞となりましたが、１週間以上も過ぎた今でもこころがじんわりとするような良作でした。



　ドン・チードルとアダム・サンドラー


この作品、とにかくキャストが良かった☆
ドン・チードルのすごさというか貫禄さというのはいまさら言うことなしなんだけど、
それにつられてなのか、今まで"コメディ"のイメージしかなかったアダム・サンドラーがもう泣かせてくれますー。
彼のつらい過去、そこから立ち直ろうとしていく姿には涙が止まらなくて、持参したタオルには涙で落ちてしまったファンデーションがいっぱい移っちゃっていて、ちょぴっと自分でもビックリ！


二人の演技もさることながら、ＮＹの街並みや一瞬合わないんでない？なんて思えてくる７０年～８０年代のロックミュージックも良かったなー。
特にエンディングにかかる曲はじーんと心にしみてきて、映画とリンクしてまた泣けてきちゃいます。


　この乗り物たのしそー☆


９．１１の事故で家族を亡くし、そのことが原因で心を閉ざしてしまい、世捨て人のような生活を送っているチャーリー。
その心に触れようと彼の生活に入っていく満たされているようで満たされていない生活を送るアダム。
世捨て人、、、とまではいかなくとも、チャーリーのような思いを抱えている人っていまでもたくさんいるのでしょう。
その時必要なことは自分の殻に籠もることではなく、人とふれあい、そして話していくことで少しずつ未来に向かって進んでいける、、、、改めてそんなことに気づかされました。


一見、暗そうなお話なのかなーって思っていたけど、
二人のやり取りにちょっとした笑いがあったりしてなかなか飽きさせない。
大人の男2人がスクーター乗り回したり、ゲームに熱中したりしている姿が微笑ましい。


前半にちょぴっとダラダラ感を感じてしまったのが残念かなー。
あと、２人に関わる２人の女性の重要さがいまいちわからなかったかな。

その分後半、チャーリーが心を開き始めてからは、もう引き込まれまくりー。涙たれながしー。
あのキッチンにもやっぱり涙。。。



　★★★★☆　　２００８年お正月公開です。


来年もまた映画祭に参加して、いい作品にめぐり合いたいな☆