取手聖書教会はご高齢の方が多く、その中には難聴の方も何人かいらっしゃいます。
放送設備があってスピーカーで館内放送しているのですが、聴きにくく、説教などはとても聞き取りにくいそうです。
今、教会では月に一度、中長期委員会というのをやっていて教会の今後の設備計画を話し合っているのですが、その中でその件が出されました。
対策として、他の教会でやっている、
「ヘッドホンかイヤホンで直接聞ける無線の放送システムを設置しては?」という案が出されました。
よく、国際会議などで見られるシステムです。
ただ、これだと100万円近くかかるので、検討課題となりました。
何か良い案は無いかなぁ?
市販のトランスミッターで電波を飛ばす方法も考えてみたのですが、これだと礼拝堂中に飛ばすにはパワーが足りません。
そんなことを考えて、教会の放送設備を眺めていたら、こんなものを見つけました。
なんと「FM TRANSMITTER」と書いてあります。
電源をONするとちゃんと「ON」ランプが点灯するし、レベルメーターも動きます。
すぐに牧師先生に確認すると、かなり前に設置したトランスミッターで、教会の館内放送をFM78.9MHZで飛ばすことができるシステムだそうです。
何でも教会でお葬式をしたときに教会内に入りきれない方が外の駐車場にいらっしゃる場合にFMラジオで受信して外でも聞こえるようにするためのもので、特注品だそうです。
でも、牧師先生自身、ずーと使っていなかったのでその存在を忘れていたとのコト。
手持ちのラジオを使って放送状態を確認したところ、
50m先くらいまでは楽々受信できます。
結構な送信パワーです。
これは良い。
早速、FMラジオとイヤフォンを準備し、難聴の方に試してもらいました。
結果は、とても聞きやすいと好評でした。
採用決定!
教会で小型FMラジオとイヤフォンを3セット購入しました。
現在、第一礼拝と第二礼拝合わせて4~5人の方が使われていて、どなたにも好評です。
100万円の予算が数千円で解決です。
良かった、良かった。