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伊波塾長の気ままブログ

スタディの代表者の伊波勝也塾長が、日常の出来事や生徒の勉強について思いつくまま気ままに書き込んでいます。

負うた子に

2013-01-31 04:37:32 | Weblog
「この紙の裏側を、先生が使って。」 
「えっ? 」 (解き終えた問題用紙はあんたのもんだろ~)

「先生、裏側もコピーしたらいいのに。」
「今日は、いいよ。」 (裏側より時間がもったいないんだよ)

「先生、手差しだと裏側もコピーできるでしょう。」
「そうか、ではやってみるね。」 (これだけ不満げな顔をされるとね~)

手差し機能を使って、裏側もコピーして生徒に渡す。

「先生、こんながいいよ。だけど、上下がひっくり返っているね。」
「上下は気にするなよ。」 (これだと、ニカッと笑っているよ)


負うた子に・・イヤ、生徒に教えられか。生徒は成長していく。手差しコピーをもっと利用しようかな。

プリントがほしいんです

2013-01-30 07:18:10 | Weblog
「先生、期末テスト対策のプリントがほしいんです。理科の問題をもっと解きたいので、プリントもらえますか。」

「これは少ないけど、こっちは多い、どっちにする?」

「両方もらいたいです。」

思わず、頬がゆるむ。うれしい気持ちで、プリントをたくさん作って生徒に渡した。

受験生以外の生徒は、定期テストが間近である。自宅学習用にと、ジャカジャカと多めにコピーを取る。「頑張れよ」と思いを込めて。

整える

2013-01-29 07:13:03 | Weblog
机の左隅にゲーム機、右隅にマンガ本、手元に携帯を置いて勉強をする。これは、誘惑に打ち勝つという余計な努力を必要とするので、挫折することが多い。

机の上から余計なものを取り去り、何もないところに、本や筆記用具だけを置いて勉強する。これは、誘惑がなく雑念が無いので、無理なく勉強に集中できる。

誘惑の多い状況下で、それに負けずに勉強する姿勢は尊いものである。しかし、あえて選択する方法ではない。人はそんなに強いものではない。

強くないなら、誘惑になるものを一切目の前から消し去ればよい。マンガ本やゲーム機を押入れに隠して、テレビは布でカバーを掛けて隠し、携帯や音楽機器も隠してしまう。決心の強い人や、さらに決心の必要な人は、マンガ本やゲーム機を捨ててしまうかもしれない。

これで、勉強に集中できる。頭から雑念が消えて無理なく勉強に入り込める。

ここまで書き込んで、机の上に目をやる。辞書、小説、シェーバー、トイレットペーバー、タオルなどなど、なぜこんなものが机の上にあるのか。雑多なものが、机の全面をおおっている。

すぐ、こうなんだよなー。心を入れ替えて片づけだ。

追い込み

2013-01-27 13:01:10 | Weblog
「先生、合格しました。」

「おお、ほんとか。よかった、よかった。」

推薦入試に的を絞った指導だったのでホッとする。


しかし、一般入試を目指す生徒はこれからが本番。

昨日は、県立高校向けの模擬テストがあった。塾で採点してみると、点数が大きく伸びている生徒もいれば、伸び悩んでいる生徒もいる。模擬テストの結果で生徒は一喜一憂する。

よくなかった生徒は、これが入学試験でなくてよかったではないか。これを刺激に、最後の追い込みに力を集中すればよい。やろうという意識が大切である。残された期間をどう使うか、追い込みの対策を練る。

何かを得る

2013-01-25 14:23:51 | Weblog
自動車のCDプレーヤーが壊れて、CDが中に入ったまま出てこない。CDプレーヤーの周辺を手でガンガン叩いてスイッチを押すこと20分、CDがチョコッと出てきた。喜んで、指先でCDをつまんで取り出した。

ガンガン叩いたら、壊れることもあれば直ることもある。直ってよかった。たぶんゴミやほこりがたまっていたのだろう。長いこと使わないと動力系の電化製品は調子が悪くなる。10分ぐらいCDの出し入れを繰り返して調整をした。

人間も同じである。長いこと頭や体のエクササイズをしないと調子が悪くなる。いきなり使うと故障したりする。普段のエクササイズが大切である。

日々の出来事から何かを得る。無駄なものはない。

サトウキビ畑

2013-01-24 19:12:29 | Weblog
通勤の途中で畑の間を近道したら、サトウキビ畑が半分刈り取られていて、残された半分では白い穂がゆらゆらと揺れていた。

ざわわ、ざわわ、ざわわ、広いサトウキビ畑は、

ざわわ、ざわわ、ざわわ、風が通りぬけるだけ。

・・・

昔、海の向こうから戦がやって来た、

夏の日差しの中で、ざわわ、ざわわ


自分の日常だけが興味の対象では寂し過ぎる。

推薦

2013-01-23 07:29:46 | Weblog
明日は、県立高校の推薦入試の合格発表。ダイアリーの予定に推薦と書こうとして、「推せん」と書くのかとちょっとため息。「薦」の字を覚えていないと、「推せん」となってしまう。

電子辞書で「薦」の書き方を調べて、ついでに漢字の成立ちも調べる。

「薦」の廌は、鹿と馬のあいのこで角が一本の神聖な獣で、その獣が食べる大きさのそろった草が「薦」なのだという。鹿と馬のあいのこが食べるきちんとそろった草と分かれば、「薦」の字は脳に刻まれて忘れられない。

理由と一緒に覚えれば、覚えることは難しいことではない。「なぜ」を大切にする心構えが、勉強を興味あるものにし理解力を向上させる。


ダイアリーに「推薦合格発表」と丁寧に書き込む。

安らげる場所

2013-01-20 22:36:04 | Weblog
ある教室に1年半も置きっぱなしにしていたクラシックのCD集、目にとまったので取ってきた。全部で36枚、その中からモーツアルトの交響曲第40番を取り出して聴いてみる。

久しぶりのせいもあり、涙がでてくる。甘美な優しさが心に広がる。

クラシック音楽の聴き始めはワーグナーで、気分を高揚させる激しさにひかれた。久しぶりにタンホイザーを聴く。

ここしばらくはクラシック音楽に浸ろうかと思う。シューマンのトロイメライ、バッハの管弦楽組曲・・

ここは安らげる場所だ。居心地がいい。

喜んだ。

2013-01-19 15:48:19 | Weblog
もくもくと、勉強している。やり過ぎなぐらい。

先生方が喜ぶのは、こんなときである。

表情はおさないが、やっていることは大人だ。

心配もしたけど、

この調子でいこう。

息抜きも忘れずに。

朱に交われば

2013-01-17 04:01:10 | Weblog
前に若者らしいアベックが乗っている車、運転席の窓からタバコの吸い殻が一本、ポイッと飛ぶ。

「おい、おい、外に吸い殻を捨てるなよ。」

しばらくして、隣の助手席の窓から、みかんの皮が、ポイッと飛ぶ。

後から見ていた車内で、みんながどっと笑う。

「やはり、似るもんだな。男が吸い殻を捨てるから、女もみかんの皮を捨てるんだよ。」


朱に交われば赤くなる。感性が共有される。


受験生はラストスパートに突入。

友達に誘われて勉強の時間が無くなる、これはいい関係じゃない。まずは自分から変わって、友達も変えていく。自分が勉強に集中したら、友達も勉強に集中できる。これが本当の友達関係じゃないか。

受験勉強が最後の追い込みに入り、少しでも勉強時間がほしいとき。生徒の勉強の環境と進み具合を気にかける。

事前の対策

2013-01-15 05:31:15 | Weblog
朝、天気予報で今日の天気と温度を調べる。暑さに強く寒さに弱い熱帯系の体の作りのため、この季節は少し苦手である。

今日一日の予報だけでなく、一週間の予報にも目を通す。風邪を引かないために天気の推移に気をつける。

たかが天気、されど天気。うっかりすると、風邪を引く。


どんなことも、事前の対策が大事である。先を読んで事前の対策を取る。

反省が大事。そこから改善がある。

陽射し

2013-01-14 13:40:21 | Weblog

雨上がりの陽射し。

洗い流して、照りそそいでいる。

陽射しが、こころを軽くする。勇気づける。

景色で感動することは少ないのだが、今日は変。

陽射しだけで喜んでいる。

陽射しが喜べてよかった。

利き腕矯正

2013-01-10 19:23:41 | Weblog
幼い頃、左利きを矯正するために左手に袋を被せられて使えないようにさせられた。その結果、字は右手で書けるようになり、箸は右手で扱えるようになった。

しかし、はさみは左手だし、缶切り、爪切り、包丁、ボール投げなど、ほとんどが左手である。書くことと箸だけが右手である。思いっきり中途半端である。

最近は、利き腕を矯正するのは、人格形成上よくないといわれている。自分の場合、利き腕の矯正がどれだけ自分の性格・人格形成に影響したかはわからない。ただ、間違いなく影響があったことは確かである。

もう少しスムーズに生きられるものを、それをしない。不器用な人間になってしまった。しかし、そんな生き方があってもよい。

利き腕の矯正は自分の人生に、独特な味付けをしてくれたようだ。

そして、こんな人生もまた面白い。

教え子

2013-01-09 14:02:53 | Weblog
朝、車に乗り家から出ようとすると、一時停止した対向車の運転席から中年のおばさんが声を掛けてくる。

「こんにちは、お父さんはお元気ですか。私はあなたのお父さんの教え子なんですよ。そして、私の兄は○○といって、あなたのお父さんと同級生なんです。」

「○○先生はあなたのお兄さんなんですか。私は大学で○○先生に教えてもらったんですよ。ずいぶんお世話になりました。」

最近足が悪くなり外での散歩が難しくなった父だが、外で見かけないのでと、教え子が気にかけてくれる。教え子の声が、自分の知らない父を思わせてフッと嬉しくさせる。

教え子の連鎖と広がり。遠い時代から思いとともに連綿と続いてきたもの。何も勉強を教えるとは限らない。教え子のつながりが、また続いていく。