伊波塾長の気ままブログ

スタディの代表者の伊波勝也塾長が、日常の出来事や生徒の勉強について思いつくまま気ままに書き込んでいます。

2013-06-29 16:31:54 | Weblog
教室の道路側の草があっという間に伸びている。十分な水と太陽の光で、梅雨明けの草は伸び放題に伸びている。

今日は午前中から草刈をした。道路側の草をもう少しで刈り終わるというところで、右手の小指に鈍い痛み。鎌の刃でグサッと小指の第二関節の甲をえぐってしまった。見ると切れ目がけっこう深い。出てくる血を口で吸って飲んでいるのだが切りがない。血はどんどん出てくる。

舐めていても血はとまらないので、別の方法を考える。車の中から輪ゴムを探し出して、それを小指の根元に巻いた。出血が少しずつ減っていき、しばらくすると完全に止まった。

駐車場まで草刈りの範囲を広げるつもりだったが、草刈はここまでだ。輪ゴムを巻いた小指は30分もするとしびれて痛くなって青黒くなるので、30分おきに輪ゴムを緩めて小指全体に血を巡らせる。血が巡って赤みを帯び始めたらまた輪ゴムをきつく締める。そんなことをしながら、草刈以外の残りの作業をこなしていく。小指の一本ぐらい怪我しても、けっこう仕事はできるものだ。仕事のし始めに指を切り、指に輪ゴムを巻いて3、4時間ほど仕事をしてきたのだが、小指の傷に目をやると血の塊で傷口が黒ずんでいる。

家に帰って、消毒用アルコールを小指の傷口に吹きつけると、ギャーと言いたくなる激しい痛み。しかも、その痛みがジーンとしばらく続いて止まらない。なんだこの痛みは、指を切ったときよりずっと痛いではないか。痛みが治まったところで、また恐る恐るアルコールを吹きつけると今度は痛くない。これは何なんだ。痛点は特性として「慣れ」というのがないので、2度目に吹きつけたときにほとんど痛みがないのはそれ相応の理由があるのだろう。人体の不思議、あとでネットで調べてみよう。

作業後で、体全体に汗をかいているので、ひと風呂浴びようと浴室に入った。小指を見ると、また血が出ているではないか。先ほどアルコール消毒後に絆創膏を小指に巻いたのだが、絆創膏の横からどんどん血が出てきて止まらない。鮮血が風呂場のフロアーに滴っている。血を流しながら風呂に入ろうと開き直る。

風呂を上がり、すぐにパソコンの前に座る。ネット検索で、「左利き用 鎌」と入力する。amazonで左利き用の小鎌が974円で売られている。クリックしてすぐに購入手続きを済ました。2、3日後には届くのだろう。左利き用の鎌は、農作業を生業としない自分には一生物の道具である。届くはずの左利き用の鎌を使って、これからは右手を切らないで草刈をしていこう。右手を切ってからそう思う。

親不孝

2013-06-23 21:04:24 | Weblog
年老いた母は、今、施設にいる。ここしばらく母親の顔を見ていなかったので、今日会いに行くと、泣きそうな顔で喜んでいた。そして帰るときは、泣きそうな顔でさびしがっていた。

もっと会いにくればよいものを、そうしないでいつも言い訳をしていた。

ベッドに横たわる母親の顔を見ていると、親不孝、親不孝と、その言葉が繰り返し浮かんできた。

できるときに、孝行をしておこう。そう思うと、生き方も変わってくる。今日から明日から、親に喜んでもらえることをしていこう。できるときは、限られている。

傘がない

2013-06-23 15:50:00 | Weblog
テレビでは、わが国の将来の問題を、誰かが深刻な顔をして話してる。

だけども、問題は今日の雨、傘がない。

行かなくちゃ、君に会いにいかなくちゃ、雨に濡れ・・


この際、傘はどうでもいいだろう。真実の時はもっと切迫している。傘も含めて何もかも全部持っていかれる。そのときは、傘がないなどといっていられない。空から降ってくるのは爆弾の雨だから。

今日は慰霊の日。あの不幸で悲惨な出来事を二度と起こさないとの誓いが、戦没者の御霊への何よりも大切な供養になる。

物憂い日曜日

2013-06-23 12:51:56 | Weblog
そばにパソコンはあるのだが、ソファーにドシッと座り携帯から書き込んでいる。スマートフォンはまだ使ってなくて手元は旧式の携帯である。

スマートフォンに替えると、新たに操作方法を覚えるなど余計な手間がかかる。職場と自宅のパソコンや旧式の携帯電話を使っていても用は十分に足せている。しかし、この種の携帯電話はやがて販売されなくなりほとんど目にしなくなるのだろう。物をもっと大事に長々と使いたいのだが、新機能製品への回転が速すぎる。

世の中は目まぐるしく動いているが、この速い動きの中であっても、しっかりと世の中と自分自身を見つめていたい。静かな中に蝉の鳴き声が遠くに聞こえる休日の昼下がり。午後からテスト対策の補習授業がある。授業があってよかった。生徒相手に授業をしていると気分が晴れてくる。教師冥利というものだろう。

汚れの感覚

2013-06-20 08:05:40 | Weblog
朝、体がムチャムチャするので風呂に入った。夜ではなく、朝起きて風呂に入ることがあるのだが、さすがにこの時期はきつい。体がかゆい感じがして夜の寝つきが悪い。人の体は、汚れがくっついていると不快感を感じるものである。

汚れには物理的なものもあれば、精神的なものもある。精神的な汚れの感覚は日頃からそれに馴染み過ぎると、汚れの感覚が麻痺して汚れを汚れと感じなくなる。汚れは自己保身の前に正当化され、汚れと清さの概念が逆転し倒錯する。

清濁合わせ持つと言い、確かに清さだけで世の中を渡っていくのは難しいかもしれない。人の心には、良心もあれば邪心も棲みついている。しかし、自分の中にある邪心に嫌気を感じるのもまた人間である。清さだけの人間にはなれないが、自分の心について離れない邪心にいつまでも嫌悪感は持ち続けていたい。

しかし、世の中にはこの嫌悪感を全く感じない人がいる。嫌悪感を最も強く感じるべき人の、晴れ晴れとした爽快な顔をみるとき、汚れの感覚の麻痺の最たるものをみる思いがする。

山岡荘八

2013-06-19 19:25:16 | Weblog
山岡荘八の小説太平洋戦争(全9巻)を読み始めた。アメリカからの石油の輸入が封鎖されて、日本が追い込まれた状況になり、アメリカと戦争をするかどうかで御前会議が開かれるところまできている。

先日自宅の郵便受けをみると、山岡賢次の広報パンフレットが入っていた。彼は「生活の党」公認の参議院比例代表の候補者である。パンフレットを開いてみると、上の見出しに「平和の堅持は山岡けんじ・荘八親子二代の使命」とある。おお、山岡賢次は山岡荘八の息子なのかと感激した気持ちでネットで調べてみると、山岡賢次は山岡荘八の娘雅子の婿養子であり、荘八存命中は荘八の秘書として作品の管理などをしていたのだという。山岡荘八の義理の息子として彼から直接影響を受けた人が政治の世界にいるのかと、嬉しい驚きであった。

山岡荘八は「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」「伊達政宗」などその他数多くの作品を残している。その中でも「徳川家康」は自分の考え方や感性の肥やしになる特別なものであったが、これからも読むたびに影響を受けていくのだろう。とは言っても、全26巻なので読める回数は限られてくるのだが。

山岡賢次のパンフレットには、消費増税反対、TPP参加反対、国防軍創設反対、核武装化反対、憲法9条の堅持とある。これは山岡荘八が心から願った平和への思いをしっかりと引き継ぐ政策ではないか。山岡荘八の平和思想と重なる政策方針を持つ「生活の党」は、再び戦争の道を突き進もうとする今の危険な政治の流れに歯止めをかけてくれるかもしれない。政治は国民の生活を第一に考える政党や政権に委ねられるべきである。


蔦(つた)

2013-06-18 08:53:45 | Weblog
2階のベランダの柵に布団を干そうとしたら、1階から這い上がってきた蔦が柵の半分ほどを覆ってからまっている。柵にからまっている枝の先をほどいて、布団を干せるスペースをつくろうとするのだが、強くからまっている部分は枝を引きちぎってはずすしかない。

柔らかい枝の一本を手で引きちぎると、チクッと心が痛んで枝がかわいそうに思えてきた。蔦はけなげに1階から2階まで這い上がってきた。蔦の自然の意志は上を目指して枝のからめる場所を探している。

枝を柵からはずすことをあきらめて、蔦のからまったままの柵にそのまま布団を干した。いずれは、枝の元の部分を切って蔦を枯らすことになるのだろう。だけど、しばらくは手をつけずに枝が伸びるままにしておこう。柵にからみついている柔らかい枝とたくさんの小さな葉っぱを見ているとそう思ってしまう。

生涯勉強

2013-06-16 17:35:00 | Weblog
塾に登下校メールというシステムがあって、生徒が来たときと帰るときに保護者にメールが送信されるようになっている。このシステムがある教室で調子が悪かったので、昨日は半日ほどかかってパソコンと格闘して、何とか直すことができた。

何か問題があってそれが解決したときに、いつも思うことがある。
それは、「収穫あった」という思いである。

問題を解決するときに、確かに何か得るものがある。問題を解決する能力が身についたと感じる。ときには、問題の解決には至らないこともあるが、それでもやはり何か得るものがあったと感じる。

日々起こる様々な出来事から、いつも何かを学んでいく。人の勉強は一生続く。

キャッチボール

2013-06-15 18:31:26 | Weblog
目標点数は何点にする?取れる取れないではなく、何点取りたいか。

数学○○点、英語○○点、社会○○点、理科・・

生徒の目標点数が高いので、こちらもうれしくなる。

生徒のやる気は先生のやる気。

生徒と先生がやる気のキャッチボールをする。

生徒のやる気には負けられない。

先生の思いが生徒を伸ばしていく。

企業の目的

2013-06-14 10:20:08 | Weblog
企業の目的は何であるか。
経済学や経営学の本には「利益の追求」とある。

しかし、本当にそうだろうか。
「利益の追求」と断定されるときの心になじまない気分の悪さ。
気分が悪いんだから、やはりそうではない。

企業の目的は「社会への貢献」である。
これなら気分がよい。心にシックリとなじむ。
精一杯、一生懸命、社会に貢献する。その結果として利益がともなってくる。

企業の目的は「社会への貢献」であり、その結果が「利益」なのである。
目的と結果をはき違えてはいけない。

目標や夢を持つ

2013-06-13 18:38:58 | Weblog
「再来週のテストで目標の点数や席次はクリアできるだろうから、それを超えた目標を持って頑張ろう。」

昨日から始まったばかりの生徒に話しかける。

目標は大きいほうがよい。夢も大きいほうがよい。目標や夢があるから人は頑張れる。

ニーチェはいう。
過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える。

今の自分だけでなく、遠い未来の自分に目を向けるとよい。未来の自分が道しるべとなって、今の自分を力強く励ましてくれる。

久々の授業

2013-06-12 18:36:25 | Weblog
久しぶりに授業をするのだが、問題に目を通して教材研究をしている。生徒たちは、来週、再来週から定期テストがあり、そろそろ焦り出しているころである。

コツコツ勉強している生徒はこれまでの勉強の総仕上げ、あまり勉強しなかった生徒はそれに応じた総仕上げをしていく。

定期テスト直前になって入塾する生徒は結構いるのだが、個別指導塾のメリットはそのような生徒にも個々の状況にあわせて計画を立てられることである。

今日は新しい生徒が来る。さて、どんな生徒なんだろう。どんな生徒でも大丈夫。生徒にはそれぞれ合った勉強法がある。それを見つけて生徒のやる気を引き出せることが、個別指導塾のメリットでありまた先生方のやりがいである。

離間策

2013-06-11 02:46:23 | Weblog
離間策とは、相互の仲を裂くたくらみのことである。

日本と中国の仲を裂くたくらみや、日本と韓国の仲を裂くたくらみが、その真意を隠したまま行われている。

尖閣や竹島は、棚上げでよいではないか。たくらみに乗せられてはいけない。

離間策は、国家と国家だけでなく、人と人の間でも使われる。

目をしっかりとこらせば、背後のたくらみが見えてくる。


世の中には陰湿なたくらみが確かにある。しかし、それだけに、今ある相互の信頼に何ものにも代えがたい有難さを感じる。

風聞を追い風にする

2013-06-08 10:13:48 | Weblog
風聞が流れを変えていくことがある。

人でも企業でも同じである。

風聞には

望ましいものもあれば、望ましくないものもある。

正当なものもあれば、歪曲されたものもある。

当の本人に届かないこともある。

悪意と善意が入り混じり、風聞が広まる。人は良かれと思い風聞を流すが、流す本人は風聞の真実を知らない。

風聞に対する危機管理、そして風聞を自社の追い風にできるかどうかが企業の盛衰を決めていく。

玉手箱

2013-06-08 07:23:41 | Weblog
川に流した玉手箱は川上を下り、城の横を通り過ぎ、そのうち原っぱにたどり着く。

原っぱで遊んでいた男の子が、川の玉手箱を見つけて手に取る。

玉手箱のふたを取ると、中からボーッと白い煙でて、やがて白い煙がお化けの姿になる。男の子は突然現れたお化けにギョッと驚く。玉手箱の中身は全く別物に変わっていた。

いつの世も、玉手箱は人を驚かす。