羽生結弦、小平奈緒の両金メダリストの言動が素晴らしい。
人生観がいいから金メダリストになったのか?
金メダリストだから人生観がいいのか?
小平は滑走後、口に指を置き「静かに!」のポーズ。
次の走者の邪魔にならないように観客に促した。
地元のヒロイン五輪3連覇を狙った李相花に寄り添い声をかける。
「金メダルをもらうのは名誉なことですが、どういう人生を生きていくかが大事になると思います」
小平が答えた。
「金メダルも大事だが、これを汚さない人生がこれから大事です」
こう発言したのは羽生。
二人が示し合わせてコメントしたのではない。
どちらも口をつくのは周囲への感謝の言葉と人生への戒め。
海外メディアはその謙虚さに驚き、賞賛する。
特に関係悪化が叫ばれる日韓。
羽生の人気、小平のスポーツマンシップが虹をかけた。
スポーツが人々の心を揺さぶるパワーを証明してくれた。
羽生に国民栄誉賞とか、安倍政権の道具にしてもらいたくない。
そんなちっぽけで、安っぽいものではない。
二人の立ち居振る舞いで金メダルが、黄金の輝きを増した。
【視聴率】羽生結弦 46・0%(NHK瞬間最高)。小平奈緒34・6%(TBS瞬間最高)。
過去トップは浅田真央VSキム・ヨナ46・2%(10年・バンクーバー五輪)。98年長野五輪「開会式」(43・0%)。ジャンプ男子ラージヒル」(42・1%=船木和喜金メダル獲得)。