バーガー・ショップの入り口。
大きなパームツリーが二つ、
まるで門のように植わっている。
蒼い空の下
茶褐色の瓦屋根がまぶしい。
私はクリーム色のペンキで塗られた戸を
開いて君を中へ通した。
建物の中は暗かったので目がなれるまでは
一瞬、暗闇のようだった。
やがて店内が姿を現す。
外の強い日差しのせいで
室内は青みがかっている。
照明はほとんどないのがこの店。
君は店内を見回していたね。
カウンターでマスターが一人たたずんでいる。
私たちの足音に気づいたマスターは顔を上げた。
「いらっしゃいませ」
分かってる。
どうせ客なんかいやしない。
だから私はいつもの席へ。
テラスのすみの席。
白いペンキが一面に塗られた
ウッドデッキ。
そこに大理石でできた小さなテーブルが三つ。
さあ、この涼しい店内からもう一度
灼熱の屋外へでるのだ。
君は言った。
「中で良くない?」
私の返事は
「外も意外と涼しいよ」
とりあえず私だけ外へ出た。
そして腕を拡げ合図した。
意味が伝わっただろうか。
君はしかめっ面。
その顔がとてもきれいで
私は室内に戻り
君を抱きしめた。
大丈夫
君と私は大丈夫。
大きなパームツリーが二つ、
まるで門のように植わっている。
蒼い空の下
茶褐色の瓦屋根がまぶしい。
私はクリーム色のペンキで塗られた戸を
開いて君を中へ通した。
建物の中は暗かったので目がなれるまでは
一瞬、暗闇のようだった。
やがて店内が姿を現す。
外の強い日差しのせいで
室内は青みがかっている。
照明はほとんどないのがこの店。
君は店内を見回していたね。
カウンターでマスターが一人たたずんでいる。
私たちの足音に気づいたマスターは顔を上げた。
「いらっしゃいませ」
分かってる。
どうせ客なんかいやしない。
だから私はいつもの席へ。
テラスのすみの席。
白いペンキが一面に塗られた
ウッドデッキ。
そこに大理石でできた小さなテーブルが三つ。
さあ、この涼しい店内からもう一度
灼熱の屋外へでるのだ。
君は言った。
「中で良くない?」
私の返事は
「外も意外と涼しいよ」
とりあえず私だけ外へ出た。
そして腕を拡げ合図した。
意味が伝わっただろうか。
君はしかめっ面。
その顔がとてもきれいで
私は室内に戻り
君を抱きしめた。
大丈夫
君と私は大丈夫。