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探偵時代

2006-10-29 | ポエム
ここは港町

オレは探偵をやっている男だ。


船着き場前のビルの二階がオレのオフィス。


♪トゥルルルル♪


今日も電話だ。


この電話がオレの仕事の合図。

受話器はそのままで

オレは指定の場所へ行く。

電話のベルが合図って訳だ。


サングラスをかけ

革ジャンを羽織り

たばこに火をつけ

オレは部屋を後にする。


なんだか今日は寒気がするぜ。

いやな事件の予兆か・・・くそっ



ビルをでるとすぐ前にとめてある

単車にまたがる


エンジンをかけて

走り出すんだ。


街は平穏そのもの

だがオレはこれから怪奇な現場へいくのさ。

畜生、不運な人生だぜ。まったく・・・


バイクは目的のアパートへ


オレは例の部屋へ。

ピンポーン



キィ~・・・


いつ来ても寒気が走るぜ。


オレはお気に入りのブーツを脱ぎ

アパートの一室へ上がり込んだ。


部屋は真っ暗で

辛気くさい。


オレは指定されているソファーに沈み込んだ。


緊張を紛らわせようと一服


ふぅ~・・・


サングラスごしに動揺を気付かれぬように。


彼女がやってきた


ランジェリー姿のいかした女だ。


彼女がオレのボス。冴子。


オレはあえて口をきかず黙りこくった。


彼女は手短かに用件を言ってきた。


そして目的地のメモ。


オレはそれを受け取り内容をザッと見た。


なるべく彼女の方は見ないように・・・


見たらくらくら来ちまう・・・


なんだかいい香りがするぞ・・・


くそぅっ。



そしてオレは低く呟く。

「オーライ。」


さっと彼女に背を向けそそくさとドアへ


ドアを思いっきり閉める。


バーンッという音。


その音に隠してそっと呟く。

「グッバイ、ハニー・・・」


全力で階段を駆け降り

バイクにまたがる


オレは目的地へ急いでいた。

早くこんな事件は終わらしてえんだよ。


警察も真っ青なスピードさ。


港町をかっ飛ばす。


遠くで汽笛を聞きながら。


まだかっ、目的地はっ。


どんなに速度を上げても

そう簡単に着くような所じゃねえ。


そんなことは分かってるんだ。


でもオレはこんな事件早く終わらしたい


そして家に帰って


彼女からの電話を待ち


早く彼女に会いたいんだ・・・


つい本音が出ちまった。


相当きちまってるぜオレは。


これからマフィアと乱闘だってのに

色恋沙汰でノボせてちゃ世話ねえな。



ようやく着いたぜ奴らの隠れ家。


うすぎたねえ倉庫だ。


オレは用意してあったダイナマイトに火をつけ

奴らの事務所に投げ込んだ


ドカーン!!!!!


何人かすっ飛んだな。


あばよ、敵ども。



エンジンをかけオレは現場を後に。


今回の仕事も終った。


まったくつまらない仕事だったぜ。



オレは部屋へ帰ってきた


まだ明るい。

午後3時。


火薬臭い手を洗う。


シャワーでも浴びるか。


スッキリとしたところで

私は布団に寝転んだ

もちろん、裸だ。


天井をしばらく見つめる。


口が渇いたので起き上がり

本棚の上のウォッカを取り出す


3口飲んだ。


もう一度布団に転がる


変な気分になってきた


天井を睨む










だめだ・・・




オレは起き上がり

ガウンを羽織った


少し散歩しよう



靴も履かずオレは表へ駆け出した


煙草をくわえていたので

私は表で一服やった


ふぅ~・・・

2006-10-27 | ポエム




光り


照らしてくれる


恐くないよ


明るい


全て見える


穏やかな光


そよ風とともに


柔らかい光


みんなを照らす


やさしい光


前を見てごらん


遥か遠くまで見渡せる



禿げる

2006-10-24 | ポエム

僕が禿げたら君は笑う?


僕が禿げたら君はどう思う?


禿げた僕、


どうかな・・・?


毛が抜けていくといつかは禿げる


おじいさんは 

禿げ

お父さんは

禿げ


だから未来の僕も禿げ



後頭部から禿げるかな・・・


禿げたら僕のギャグで笑って下さい


きっとみんな笑うだろうな


禿げた僕のギャグで


コマネチっていうだけで笑うだろうな


禿げがやると面白いから


僕が禿げたらみんなしかとかも・・・


軽蔑されて

今迄の過去は消し去られて

いい思い出も消し去られて

昔の僕の笑顔も消し去られて

いい洋服も似合わない

おしゃれな曲も似合わない




禿げは笑われるしか無い

つるっつるっ!

携帯電話

2006-10-21 | ポエム

僕は時に携帯電話を壊したくなるのだ

何故かは分からない

無性に壊したいと思う時がある

初期症状としてはボタンを押す力が強くなる

電話に対し私は乱暴者である

液晶画面を机の角にぶつけてみたり

なんなのだろう、この衝動は

深層心理で何か望んでいるのか私は・・・


初代携帯電話

こいつは私の中で別格な存在

モノとして捉えていた

ブルーの、まだソニーとくっつく前のエリクソン。

未だにかっこいいと思う

これは大事に使っていた

当時はまだかっこつけてたな~・・・オレ。


二台目

ここから私はジェイホンに乗り換えた

ドコモから

ダサイもの選びが始まる

折り畳みが主流だったのでそうでないものを

パナソニックの普通の携帯

着信音は鈴虫の音

この携帯は燃やしてしまった


3台目

もっとダサイやつ

今度は折り畳みにした

ゴールドのヌメっとした奴

どうしようもないデザインにひかれた

これはこの間 鉄アレーで潰してしまった


みんなには火に落っことした

だとか、鉄アレーが落っこちちゃって

とかそれらしく説明したんだけど

真実は

燃やして、叩き壊したんです


関連してるか分からないけど

僕は時々夢で舌が切れて死ぬ夢を見る

舌をひっ込ませる癖があって

いつも限界まで舌をひっこませてて

ある日、筋がきれてのどに巻き込み

死んでしまうという夢

これをひどい時は毎晩見ていた

もちろん正気の私にそんな癖は無い

そんな異常性癖はない

オンリードリーム


携帯といい、舌といい

オレは本当は誰ともしゃべりたくないのかもしれない

触れ合いたいんだな・・・もっと・・・


今日は僕の病巣をみんなにお伝えしました。

ごめんね、下品な話題で、ゆるしてね

午後の紅茶

2006-10-12 | ポエム
最近のお気に入りが午後の紅茶

毎日飲んでる。


あの味にはまってる。


僕はレストランで仕事してて

店にも紅茶はあるんだけど

店から出て、自販機で

午後の紅茶を買います。


あの味じゃなきゃだめなんだ。