先日、一見清楚な感じの一人の制服姿の女子中学生(または高校生)が立ち止まり、財布を捜している様子。その後、財布から小銭を取り出し自販機に投入しました。皆さん何の自販機かわかりますか、そう『タバコ』です。登校途上時間なので遣いで『タバコ』を求めたとは考えにくい。
親御さんはもちろん知らないんだろうなと哀れに思えてきました。
どう思いますか...?
私はこの中学生が何の衒いもなく買える環境を作ってしまった大人たちが最大の加害者であると思うのですが...
買う買わないはお客さんの問題であると、自販機設置側は主張すると思うが、この娘がわが子だとしてもそう言っていられるだろうか?
そもそも、お客様の顔も見ず、機械にかってに売らせて売り上げを稼ぐなど本来商売と言えるかどうか...
膨大な電力も消費していることも指摘され、環境面でも問題あり、とされていますが、それより何より、お客様との接点を自ら閉ざし、どこの誰が買って行ったかも知りたくないという感覚...どうなんだろうか?
売買を通じた地域のコミュニケーションが自販機によって失われてしまったともいえるのではないかとも思う。地域破壊の片棒を担いでいる。
今回はタバコであったが、自販機全般に言えることです。
何とか見直せないものだろうかと思います。