発症に関与するたんぱく質=糖尿病、新治療法の手掛かり―新潟大
時事通信 10月15日(火)6時10分配信
日本の糖尿病患者の大半を占める2型糖尿病について、発症に関与する新たなたんぱく質をマウスの実験で発見したと、新潟大の南野徹教授らが米科学誌セル・メタボリズムに発表した。このたんぱく質「セマフォリン3E」は、患者の血液中で増えていることが確認された。働きを妨げる方法を見つければ、新たな治療法の開発につながるという。
セマフォリン3Eは内臓の脂肪細胞で生み出され、炎症を起こす細胞「マクロファージ」を脂肪組織に呼び寄せて炎症を発生させる。その結果、インスリンが血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませて血糖値を下げる作用が弱くなる。
南野教授らがマウスに高カロリーの餌を与え続け、内臓脂肪を蓄積させて2型糖尿病を発症させたところ、脂肪細胞が生み出すセマフォリン3Eが増え、脂肪組織で炎症が起きていた。化合物でセマフォリン3Eの働きを妨げると、炎症が抑えられ、インスリンの作用が改善した。
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