厚生労働省は30日、福島第一原発の事故を受け、初めて実施した母乳に含まれる放射性物質の検査結果を発表した。 授乳中の母親23人のうち7人分から微量を検出したが、厚労省は「乳児、母体とも健康には影響がない量で、普段通りの生活で問題ない」としている。 4月24、25日に福島、茨城、千葉、埼玉、東京の5都県計23人から提供された母乳を調べた。母乳には暫定規制値がないが、放射性ヨウ素は、飲料水や . . . 本文を読む
東日本大震災で、宮城県沖約200キロの日本海溝付近の海底地盤が南東に約50メートル移動、約7メートル隆起していたことが、海洋研究開発機構の深海調査でわかった。 移動量としては、これまでの観測で最大という。 同機構は3月下旬、深海調査研究船「かいれい」を使い、同海溝付近で地震に伴う海底地盤の変化を調べ、1999年の調査時のデータと比較した。移動した部分は、幅40キロにわたっていた。こうした . . . 本文を読む
厚生労働省は28日、東京電力福島第一原子力発電所の緊急作業で累積被曝(ひばく)線量が100ミリ・シーベルトを超えた作業員は、同原発での作業期間を含む5年間、他の原発などでの放射線業務に従事させないよう、全国の労働局に通達した。 作業員の被曝線量の積算方法については、東電側と厚労省に解釈の違いがあり、同省が改めて見解を示した形だ。 労働安全衛生法に基づく規則では、原発作業員の通常時の累積被 . . . 本文を読む
東日本大震災による地盤沈下により、仙台平野で海抜0メートル以下の地域が、震災前の3平方キロから、阿武隈川河口付近を中心に16平方キロと、5倍以上に拡大したことが、国土交通省の調査でわかった。 満潮時に海面以下となる場所も32平方キロから、1・8倍の56平方キロに広がったという。 津波で防潮堤の損壊が甚大なため、今後、余震による津波や台風時の大波などで浸水する危険性が高まっており、同省や周 . . . 本文を読む
NTTドコモの山田社長は4月27日、パケット通信を使って簡単に音声メッセージを送れる新サービスを開発する方針を明らかにした。音声通話と比べてパケット通信が災害時に強いことを活用し、携帯電話を災害時のインフラとしてさらに役立ててもらう狙いだ。 また山田社長は、スマートフォン販売は東日本大震災後も「それほど落ち込んではいない」と話した。「5~7月にかけて部品の一部に調達が苦しいところがあり、代替 . . . 本文を読む
内閣府原子力安全委員会は25日、東京電力福島第一原子力発電所から大気中に放出された放射性物質のコンピューターによる拡散予測を公表した。 予測は本来、事故発生直後の避難に活用する計画だったが、これまで3月23日と4月12日の2回公開されただけだった。細野豪志・首相補佐官は25日の事故対策統合本部の共同記者会見で「3月半ばの最も放射線が飛んでいた時期に予測を利用できず、大変申し訳ない」と謝罪した . . . 本文を読む
経済産業省原子力安全・保安院は23日、東京電力が福島第一原子力発電所3、4号機の近くで毎時900ミリ・シーベルトに達する高放射線量のがれきを発見し、撤去したと発表した。 これまでに確認されたがれきの放射線量は、最高でも毎時100~200ミリ・シーベルト程度で、今回のがれきは「3号機の水素爆発と関連している可能性がある」と説明している。 見つかったのは、縦横が各30センチ、厚さ5センチのコ . . . 本文を読む
東京電力福島第一原子力発電所の事故処理について、馬淵澄夫首相補佐官は22日、原発からの汚染水が地下水を通じて敷地外に漏出するのを防ぐために、地下に大規模な遮断壁を埋め込む方針を明らかにした。 日本記者クラブで同日開かれた講演で語った。地中での漏出防止について具体策が示されたのは初めて。 馬淵補佐官によると、地下壁は、水を通さない地中深くの地層まで埋め込む。原発の敷地全体を取り囲むように設 . . . 本文を読む
環境省は21日、野生繁殖を目指して佐渡島(新潟県佐渡市)で放鳥された国の特別天然記念物トキについて、新たに5歳雄と6歳雌のペアが17日頃に産卵した可能性が高いと発表した。 どちらか1羽が巣に残り、しゃがみ込んで卵を温める「抱卵」行動が観察されている。 このほか、3歳同士のペアと、4歳雄と5歳雌のペアの2組についても、産卵し抱卵に入った可能性があり、佐渡島で今年春に産卵した可能性があるペア . . . 本文を読む
ルクセンブルクの Skype は同社公式ブログへの投稿で2011年4月15日、Android 端末向け IP 電話アプリケーション「Skype for Android」から個人情報が流出するというセキュティ問題の存在を認めた。ある悪質な他社製アプリケーションが Skype 用ファイルからデータを不正に取得するとしている。 また、同社の日本向けブログ記事(日本時間4月19日付け)によると、KDDI . . . 本文を読む