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現文明の計画と意義

2020年12月17日 | 歴史関連
地球の歴史に関しては、すでにアトランティス文明まで見て来ました。文明というものは自然発生的に起こるものではなく、計画され起こされるものであることは、これまで、ご説明して来ましたが、これは、アトランティス以後、すなわち、今の文明に関して、約一万数千年前に、霊界の九次元霊の方々が、今回の文明を、どの様なものとするべきかについて話し合われた様子についての情報です。ある書籍からお借りした原文を、このブログ風にアレンジさせて頂いております。カッコ内は補注です。


(ここから)

アトランティスが沈んだ後の九次元霊界では、地球九次元霊十人の方々が、次の文明について話し合われました。

次の文明(つまり今の文明)は、今までの文明とは異なり、次の水瓶座の時代が迫っていて、この時期にシフトアップするという目標がはっきりしていました。その目標時点から逆算して、計画を順番に地上に降ろしていかなければなりません。

地上の人間には自由意思があり、すべてが天上界の思い通りに進むわけではありませんから、地上の状況に応じて、天上界が対応策を講じる必要があります。けれども、地上がどんな状況になろうと、次のチャンスで、必ず地球をシフトアップさせたい、ということで九次元霊全員の意見は一致しており、九次元霊の方々は、その目標に向かって一致団結していました。

アトランティス文明が、あのような形で失敗に終わってしまったことは、少なからず残念な結果でした。しかし、その思いに沈む間もなく、次の文明を立ち上げなければならず、徹底的に反省し、十分に準備をして次の文明を立ち上げる時間的余裕はありませんでした。それでも、いくつかのことは、九次元霊全員で決めておく必要がありました。

九次元霊の方々が話し合った結果、決定したことは以下の通りです。

この文明はブッダとアモールを責任者とする。ほかに、エルランティ、セラビム、モーリャも担当グループとする。

最後のシフトアップは、一番古くから地球にいるブッダが地上に降りて、直接指導しながら行う。

アトランティス文明の反省から、例外的な場合を除いて霊道は開かせない。

文明の前半に、愛の教えを徹底的に説くことにする。


太陽系の惑星の中で、今までシフトアップに成功した惑星はありません。様々な困難はあっても、何とか地球をシフトアップさせたい、と、今回は、九次元霊の方々の気合の入り方が違いました。今回担当のブッダをはじめ、アモール、セラビム、モーリャの四人が、いつでも地上に降りて、直接人々を指導する覚悟は出来ていました。

それまでの文明を見ていて、九次元霊全員が感じておられたことですが、地上に降りると、どうしても、それぞれの個性を出して指導することになり、結果的に(その教えが宗教化してしまうために、それが)宗教対立の原因となってしまうことが、しばしばあり、それは、人々の認識力の限界、九次元霊の指導力の限界を示しているともいえます。

次の文明(現文明)では、それぞれの九次元霊が地上で説いた教えが、どのような形で伝わるか、ということまで考慮し、順番に地上に教えを降ろす必要がある、ということでも、九次元霊の方たちの意見は一致していました。

最終的に、ブッダが、それまで(各時代の各地で)降ろされた教えを統合しながら、宇宙時代にふさわしい新たな教えを説いて、地球全体をシフトアップさせる、ということになり、最終目標は決まったのです。

最後に、ブッダが地上に降りられる場所も、決める必要がありました。宇宙時代に向けて、新たな教えを、世界中に発信する場所です。それまでの、あらゆる教えを受け入れ、新たな創造を行う場所でもあります。

地球の各地域には、それぞれ固有の霊的磁場というものがあり、それ以外にも、地理的特性など、様々な要素を考慮しなければなりません。新たな創造を行うには、まず陰陽の法則を考えなければなりません。陰陽の法則は、オーム宇宙全体で成り立つ創造原理です。陽から発せられたものを陰が受け入れ、さらに、陰の中で変換が起こり、新たな創造が行われるのです。

地球上では、陽に相当する場所が西洋、陰に相当する場所が東洋です。ですから、西洋から発せられた教えが東洋に流れ、そこで新たな創造が行われる、ということになります。最後にブッダが降り立つのは東洋の地がよかろう、ということになりました。そして、その地では、あらゆる教えを受け入れる素地が出来ていなければなりません。

また、多くの民族に征服されるような場所はふさわしくなく、かといって強大な勢力を誇るようになっても、なかなか新たな教えを受け入れることは出来ないでしょう。そのように、様々な条件と、地理的要因も考慮して、ブッダが最後に生誕する場所は、極東の地が選ばれました。結果として、大陸から少し離れた島国がいいだろう、ということになりました。

そこで、セラビム系龍神たちが、総出で、その場所を創出することになりました。彼らは、海底火山を噴火させ、幾つかの島を浮上させたのでした。日本列島の誕生です。日本列島が龍体を表しているのは、龍神たちが造った島国だからなのです。日本列島が現在の姿になるまでに、三年かかりました。

そして、その地を任されたのは、今回も、やはりアマテラスでした。女性性を象徴する陰の地を任せるのは、やはり女性霊がよかろう、ということになったのです。ムー時代に、アマテラスが種を播いた教えが、日本の地に引き継がれ、そこで花を咲かせるように、ということでもありました。

これで、最後にブッダが降り、地球全体をまとめ上げる場所が出来ました。おそらく今回は、それまでの間に九次元霊が何度も地上に降りて指導することになり、幾つもの教えが降ろされることになります。そして、それらの教えが最後に流れ込むのが日本の地になる、ということなのでした。

そのためには、(日本の地には)それらの教えを柔軟に受け入れられる条件が整っていなければなりません。そこでは、他の教えを受け入れられないような一神教の教えが広まっていてはなりません。その意味でも、素朴なアニミズムを基調とし、自然の中に神を感じ、自然と共に生きる、という、アマテラスが、ムー時代に説いた教えが、ぴったりなのです。全てを考慮して、日本の地が選ばれ、アマテラスが責任者として任されたということなのです。

ムー文明の初期、アマテラスが女王として統治された時、対抗した勢力がありました。霊界では裏界に属していたグループですが「新たな国を造るにあたり、それらのグループの力も結集させる必要があろう」というモーリャの提案で、そのグループも日本の地に派遣することになりました。ムー時代に互いに対立し合っていた者たちを、日本列島に入れて、今回は協力して新たな国を造るのです。それが、裏界の者たちのカルマの刈り取りにもなるという、モーリャの配慮でもありました。

アトランティス文明では、最も大切な愛の教え、だけが抜け落ちていったために、あのような悲惨な結末を迎えることになりました。

今回の話し合いの場では「次の文明では、最初に、徹底的に愛の教えを説き、その後の過程で決して抜け落ちることがないようにしよう」と、九次元霊全員が心に決めました。

九次元霊の中でも愛を専門とするアモールが、「今回の文明では、私は究極の愛を説きたい。さらに、私自身が、愛そのものを体現する者として、自らの生きざまで愛を表現したい」と、ブッダやモーリャに、熱く語ります。

それを聞いたモーリャは「私は、大いなる神の力を、現象として(人々に)見せることにより、人々に、神の存在を知らしめたい。未熟な者たちには、その方が効果的なのだ。私が、まず現象によって、神に対する信仰心を目覚めさせた後に、アモールが愛を説いた方がよかろう。あまりに未熟な者たちに、アモールが愛を説いても受け入れられないであろうから」と言いました。「なるほど、そうかもしれない」と、アモールは納得するのでした。

ブッダは「私は、まず、(一旦別の所で)法の種播きをした上で、最終的に日本の地に降り立ちたい。それには、モーリャが現象を示した後、しばらくして(からの)東洋の地がよかろうと思う」と提案しました。今回の最終責任者であるブッダが、まず東洋の地で、自らにふさわしい教えを説いておきたい、ということなのです。

結局、西洋の地で、アモールが説いた愛の教えと、ブッダが説く慈悲の教えを中心とした法が、最終的に日本の地で合流するようにしよう、ということになりました。ブッダが慈悲の教えを説く場所はインドに決まりました。

それまで、黙って聞いていたセラビムが「インドで、ブッダが愛を説くのでしたら、その直後に、私は、仁と礼節の教えを東洋で説きたい」と主張しました。日本を任されたアマテラスたちが所属するのは、紫色霊団です。

九次元で、紫光線を担当しているのはセラビムです。慈悲の教え以外にも、どうしても、紫光線としての礼節を伝えておきたい、ということなのです。インドのブッダの直後に、中国に、セラビムが孔子として降り立ち、礼節の教えを説くことになりました。ブッダの慈悲の教えと、孔子の礼節の教えを、東洋的教えの二本柱にし、どちらも日本に伝わるようにする、という計画になりました。まず、東洋的教えを確立した後で、アモールの西洋的愛の教えを地上に降ろす、という順番にしたのです。

インドのブッダの教えと、中国の孔子の教えは、同時期に説かれても競合することはないだろうと思われました。どちらも、心の内へ向かう東洋的、陰の教えですが、拮抗することなく併存が可能なのです。ともに、廃れることなく日本に伝えられるであろうと、予想できました。

問題は、モーリャの教えとアモールの教えを、どこから発信させるか。そして、どのくらい時間的間隔(時代)をあけるか、ということでした。どちらも外に向かう陽の教えで一神教です。九次元霊が説いた教えであっても、人々は(両者を)違うものとして受け止め、互いに争うことになるでしょう。アモールの愛の教えが日本に伝わらなくなってしまう可能性があります。

結局、モーリャとアモールの間隔は、千年あけることになりました。
人々の信仰心が根付き、モーリャの教えそのものは、形骸化した頃に、アモールが、本格的に愛の教えを説くのです。それによってアモールの愛の教えは生き残り、世界を駆けめぐって日本にも伝わるでしょう。場所としては、中東で、まずモーリャが教えを説くことになりました。この辺りは、地球自体の霊的スポットでもあり、教えを広めるのに適した場所なのです。

モーリャもアモールも、地上に降り立った時、エル・ランティが中心となって、九次元から指導することになりました。エル・ランティの意見で、アモールもモーリャと近い場所に生まれることにしました。

今回の文明を担当する九次元霊の方たちの間で具体的な計画が出来つつありました。今回は直接担当しない九次元霊たちも、彼らの話を興味深く聞いていました。聞きながら、彼らは「今回の文明は、とてもストイックな教えが説かれそうだ」と思いました。

マヌは、「ちょっとストイック過ぎはしないだろうか」と、ポツリと言いました。

それに呼応するように、ゼウスが「確かに、こんなにストイックな教えばかり降ろして大丈夫なのだろうか。人々が戒律に縛られて、がんじがらめになってしまうのではないかと心配だ」と懸念の声をあげました。黙って聞いていましたが、マイトレーヤーも同様のことを感じていました。

「今回こそは、どうしても道を間違えるわけにはいかない。必勝態勢で突っ走るしかないのだ」という気持ちで盛り上がっていた担当九次元霊たちでしたが、マヌやゼウスの発言に、互いに顔を見合わせ「マヌやゼウスの意見にも一理ある」と思わざるを得ませんでした。

エル・ランティも「その通りだ。ストイックな教えで縛り付けないと、またアトランティスの様になってしまうと思っていた。それだけでは、マヌやゼウスの言うように、どこかで破綻してしまうかもしれない。どこかで余裕を持たせておく必要がある。戒律で縛って暗い世界にするのが目的ではない。また、そのような世界にしてしまったら、最後に、ブッダが地球全体をまとめるのにも苦労することになるであろう。人間性解放の文化を、どこかで開花させておこう」と言いました。「そういう方向だったら任せておいてほしい」と、ゼウスとマヌは喜んで協力を申し出ました。

今回、担当の九次元霊の方たちは、確かに、そちらの方面は得意とはしていない方たちばかりでした。様々な教えを降ろす前に、ゼウスが、ギリシャにおいて芸術を中心とした文化を根付かせておくことにしました。そこには、人々が、信仰でがんじがらめになった時に、その文化に回帰できるように用意しておこうという、九次元霊の方たちの配慮があったのです。

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