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文明と宗教

2017年03月28日 | 歴史関連

地上の文明というものが、霊界の指導層によって計画されて起こされ、指導されて発展するものである事は、すでにご説明しました。今回の文明は、最終的には、地球以外の高度に進化した文明と交流を持てるようにするということで、宇宙の標準的なテクノロジーを理解出来るまでの科学の発展と、人間などの生命体というものの、霊性と言う、真実に対する認識を深める、という事の二点が主な目標とされました。

霊性というのは、人間は、本来が霊(エネルギー体)であり、この地上の物理的な世界は、その霊というものが、限られた期間のあいだ、肉体に入って様々な体験をする為に設けられた特別な場所なんだということですね。また、霊というものは、創造主のエネルギーと同じもので出来ており、宇宙の法によって、宇宙の全ての生命体は平等に自由意志というものを保証されているという事でもありました。

ところが一旦この地上に出てしまうと、そうした事は忘れ去られ、人々は、金品、財産、権力のようなことに意識が向いて、財産の奪い合いや権力闘争に明け暮れる場合が、非常に多く発生してきたのでした。

そこで霊界では、時に応じて、指導者が代わる代わる地上に転生して、人々に真実を伝えて指導して来ましたが、その教えは多くの場合、指導者が去ると形骸化することが多く、結局また同じことが繰り返されるのでした。

その形骸化とは、一つには、宗教化してしまう、ということなんです。例えば、指導者の方が愛を説き、地上では仲良くお互いに分かち合い楽しく暮らすように、と指導し、一旦は人々にそれが浸透しても、指導者が亡くなると、その指導者を神格化して祀り、神官になり、それを権威にして権力に利用したり、僧侶になって布施として金品を集めたりする者が出るようになってしまう、というようなことなんです。

今回の文明でも、同じようなことが発生するであろうことは予測が出来たのです。

そこで霊界では、一つの計画が立てられました。その計画は、文明発展の全期間を通じた、壮大なものでした。

まず、最初はエジプトにモーゼが出られ、ユダヤの人々を導きます。これが旧約聖書の教えになりました。

次に、旧イスラエルにキリストが出られ、ヘブライ人を指導します。これは後に、いわゆる新約聖書になりますが、ローマの権力に取り込まれ形骸化してしまいました。

そして、次にマホメットが出て指導されましたが、これが今のイスラム教になっています。

この三人の方は、どなたも霊界の指導者ですが、チャネラーとして霊界から霊的な指導を受け人々を導いたということなんです。

で、この方々には、共通することがありました。それは、この方々が霊界の同じ方からの指導を受けていたということなんです。どういう事かと言いますと、当時の時代には、霊界の指導者は神を名乗って地上を指導する場合が多かったわけですが、ヤハウェという神と、キリストの言われる天の父と、アラーの神は、実は、実体が同じだったという事なんです。

そして、文明の最終末期に、そのことを明らかにする指導者が地上に出て、その預言者の方達の教えの、チャネラーとしての個性による差異を統合する、というのが計画されたことだったという事なんです。

そして、それをする指導者は、この日本の地に出て、その事を明らかにし、それが世界中に伝わって行く事によって、最終的には、世界中の人々の宗教に対する意識も統合されていく、という事なんです。そういう霊界での計画だということです。

で、日本の諸事情と言いますか、状況を見てきますと、日本という場所には、確かにそうした素地があることが分かります。例えば、ベースの神道、そして仏教、キリスト教、孔子の論語、西洋の思想など、いろんな宗教や思想を受け入れて来たということが、まずあります。そして、明治時代以降、何人もの預言者の方々が出て、宗教の統合、万教帰一、つまり全ての宗教というものは、元は同じだという教えを説いているということもある訳なんです。

そして、いまが、まさにその時代、それが伝えられる時なんだという事なんです。


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