Yassie Araiのメッセージ

ときどきの自分のエッセイを載せます

朝日記190108 (酒神礼賛7) 話題「音楽紙芝居をやりませんか

2019-01-08 23:30:46 | 自分史

(朝日記190108 (酒神礼賛7) 話題「音楽紙芝居をやりませんか )

(目次に帰る)

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朝日記190809 目次 『酒神礼賛と私の夏の午後』

 

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その3 話題「音楽紙芝居をやりませんか」

 徒然こと 音楽紙芝居をやりませんか

 偶感 音楽紙芝居余話と今日の絵

 宣伝「無理は禁物だ、キツネくん」

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徒然こと音楽紙芝居をやりませんか

2018/05/2

 

(1)わたくしの近況

現在の状態

 70歳で甲状腺腫瘍の摘出処置のあと、口腔まわりの障害、とくに声帯の障害を併発、言語や音楽などの音声による社会交流のリハビリの過程にあります。 その課程で、以下の活動に入りました。

1.旧約聖書や近代哲学など、古典の受講をうけたこと。

2.絵画の訓練を受けたこと。

3.自分の研究テーマを科学技術と社会科学との接点に焦点を設定し、学会での研究発表をしたこと。

 

上記2.で、公募展の参加、生活での描画習慣化したことによって 論理概念思考と感性芸術活動の連鎖が、精神的および身体的活性を与えてくれた恩恵に与かったことを感謝している。 現在、血圧や頻尿などのための‘薬漬け’気味ではあるが、80歳台に突入し、瞬間 小康の日々にある。

 

(2)音楽紙芝居の実験

動機

 絵画描画を中心に以下を語りたい。 声帯障害の処置をうける前の20年間は趣味として、ドイツ歌曲のレッスンをうけてきた。その声楽を断念するのは残念ではあったが、ドイツの詩歌、たとえば、シューベルトの「冬の旅」のもつ人間の内側のもつ生命力について、また判断力についてふかい関心があった。 

 端的な例として、芸術活動により意識の集中力が獲得しやすく、これが科学的思考などの集中力を担保してくれることを、感得した感がある。(あまり自信はないが、)

 絵画入門は水彩透明画のカルチャースクールに2年ほど通う。町田市の公募展に勇気をもって応募したこと。(連続10年) 

 ほぼ同じ時期から、画家菊地 理氏が主宰の早や描きクロッキーに参加。これにより、デッサンの数が、急速に増えた。(現在 約 3万点上がる)

 急増する作品の収蔵に困難を予想し、これをSNSのサーバーに収納することを考えた。

SNSを倉庫にするという発想はめずらしかった。 人間の本性として、所蔵が軌道にのると、それを見たくなり、他にみてもらいたくなるということにもなる。

絵画収蔵と公開

 ホームページ「あらいやすまさ実験絵画工房」(201010月~20181月)

 Gooブログでの公開日誌「朝日記」[1]にて、日々の絵画を掲載公開(201010月~2018年(現在))(アクセス数 週2500件、 延べ60万件)

絵画活動交流

 Facebook開設[2]201010月~2018年(現在) Watercolor Enthusiasmなど英語圏絵画集団への絵画掲載、交流中)

音楽絵画の創作と公開

 この過程で特出項目は、絵画を動画とし、音楽をカバーリングし「Ongaku kaiga[3]としてYouTubeにて編集公開している。 編総数 400編に達している。(201010月~2018年(現在)、延べ3万件のアクセス中)

音楽紙芝居[4]の試作とSNS公開実験

 絵画制作の活動の材料として、戸外写生はもとよりであるが、古典美術全集や時宜の美術展の図録などを活用したが、その豊富なソースとして内外の絵本そして、紙芝居に着目した。それは、動画制作としての必要なストーリ性が獲得しやすいからであった。 これが、今回のテーマである「音楽紙芝居」(Ongaku kamishibai)である。(201710月ころより、町田市や横浜市の図書館の紙芝居のスケッチ制作を開始した。現在 30編になる)

 

(3)目下の計画について

 音楽紙芝居関連として

 1.絵画個展 紙芝居オマージュ ~“路地メルヘン“の世界にあそぶ

 期間2018年5月21日(月)から6月15日(金)

 場所 横浜銀行つくし野支店ギャラリー

 出品 音楽紙芝居 15編から各1点展示の予定

 

 2.音楽紙芝居の実演「たのしいトークと実演」

日時2018年5月22日(火)および6月12日(火)

 場所 町田市つくし野コミュニティーセンター

 デモ動画 「きつね、ゆうれい、鬼デヴィル、王様、友達たち」4編

 

(4)音楽紙芝居の創作から学んだこと

学んだことが語りかけること~なにかに役立つはすだ、考えてみようか。

考えを具体化するための動機

1.町田市の介護予防サポータ活動で、高齢者自主活動の接点をもっている。

2.音楽紙芝居の位置づけについて 特化して考えてみたい。しかし、自分は、プロジェクトへの直接コミットは避けたい。それ以上に紙芝居実験に集中したいからである。

3.ACJU3J などでの生涯教育講座開発としての考える。将来展開には、日本発の恰好の国際プロジェクトになりうるとおもう。

4.生涯学習、高齢者自主活動、要介護者への介護プログラム資源など潜在的展開はひろそうである。

5.紙芝居が、日本の誇る伝統文化として 国際的な文化交流のコアになり得そうである。

6.当初から日英bilingualで企画することが、今後の展開を決定づけるであろう。

 

(5)紙芝居は、なにを特徴としてもつているだろうか(筆者の印象として)

 長所

飽きない、おもしろい話。

おとぎ話、継子いじめなどの物語。英雄物語。活劇物語。勧善懲悪物語、など。

当世的な思想や潮流からの押しつけがない。しかし庶民の生活感情との接点を外していない。話は、ある意味で課題提供的であり、背景などの説明は少ないようだ。あとで課題を各々に考えさせる矜持はある。

 遊び場でのモラルの自然形成には生きていたようだ。(いじめ、無関心、こそこそ、横暴、卑屈、偏屈、傲慢などの人間の負の部分や、勤勉、正直、礼敬節、忍耐、親切、優しさなどを、気づかせ共有することなど正の部分を学んでいたようだ)

 近代批判精神と、土着の伝統精神との差異を体得する機会をもつ。

 短所

もともと、学校教育のながれとは異なる筋でうまれ、下町仕舞屋の路地での子供娯楽。

どちらかというと、市井に生きている伝統的なモラルが基本であり、学校教育でのカリキュラムとの整合はないので、学校での履修過程とは切れている。したがって、学校や家庭での評価は低次、俗悪としてされる。

ときに、時流に阿るあるいは、抵抗的な内容もあり、学校教育側からは軽薄性と危険性の両面で警戒していたかもしれない。

集落的なあるいは井戸端的な交流からの価値でかたまり、思考や活動についての近代啓蒙の出口が欠如していたかもしれない。

(6)講座としての概念構成として項目出し

 現在の認知精神医学での 知覚と運動の円環サイクル(これをゲシュタルト・クライスとよんでいる)が、認知症や失調症などの治療のためには、重要な学問的なパラダイムとなっている。

  1. 1.    紙芝居の見る側(見る~感じる~語り合う~考える)のサイクルで脳活動の活性化がある。
  2. 2.    紙芝居を企画する側 (作る、語る、反応を見る~感じる~語り会う~考える)

かなり異なる専門の協力が必要であるが、そのための基本素養の訓練が必要となろう。

3,  講座シラバスとしては、以下の項目が必要である。

  紙芝居概論(教育系、市井系などの歴史、位置づけなど)

  シナリオ企画と制作実習

  描画企画と制作実習

  朗読企画と制作実習

  カバー音楽企画と制作実習

  紙芝居企画と制作実習

   紙芝居クラシック  これまでの紙芝居朗読

   音楽紙芝居  PC もしくはDVD制作

(専用ソフト mouvie makerは標準的PC Window 7以降で利用できる)

4.当初は朗読会からで、スキルを獲得するのがよいが、このコースの差別化はなんといっても、デジタル化 つまり音楽紙芝居であろう。 

(7)所見

1.ここまで述べてきて、筆者の知識不足を露呈しているかもしれない。図書館にて閲覧できる最近の紙芝居作品は、かなり現代学校教育の筋に整合を取っているようにも思える。

一方 「黄金バット」に代表されるような市井系の紙芝居の系列とは、別のながれを取ってきたかもしれないと感じたものである。 この辺を留意して、いわば‘紙芝居の社会学’として、さらに調査する必要があると感ずるものである。(例 童心社などで、学術研究会があると耳にした))

2.紙芝居を高齢者の生涯学習や要介護者への支援活動の視点に特化して述べたが、これに限定したものではなく、児童教育への広がりのなかで本来捉えるべきであることも付言しておく。

以上。

 

 

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偶感 音楽紙芝居余話と今日の絵

(2018/6/3)

おはようございます。北風がさわやかな快晴の朝です。

(薔薇の垣根)(朝の堂宇)と(静かな港)

 

(薔薇の垣根)

徒然こと

ラジオ体操の帰りに、岡の上のいつものお寺で堂宇を写生しました。本殿の脇にある赤いトタン板葺きの屋根の薬師堂なども変哲もないものですが、色彩選択の焦点として「赤」を意識してコンテを走らせると不思議な世界に変わります。それがおもしろいと思っています。 きょうは、赤のクレヨンで直接書きました。 堂宇の飾りである五三の桐の細工なども、描くとなるこれもまた違った世界であることをしります。こんな調子で朝の一時をすごし、朝食をおいしくいただきます。おもわず手を合わせます。

 

 

(朝の堂宇)
 体操のときの仲間の婦人から、松谷みよ子という童話作家の本をお借りしました。「ふたりのイーダ」という本でした。 母子家庭で、ときどき広島に住む祖父母の家にあずけられます。古い城下町です。小学4年生のその子が、幼い妹とともに、廃屋になった屋敷で、不思議な体験をするというお話が展開します。 「私は子供が苦手です」とうっかりうそぶいたので、反省してそっとすなおに読んでみました。 やさしく語りかけてくれる文章がすぐれ、ふと、母親や祖母の腕の懐かしさを感じました。 語り部は子供のこころの推移をそうあれかしという具合に語りますが、この子からすれば、その年齢でどうであったのかと思いはします。少年の心的状況を言語化すれば、そうであるであろうと読者は入っていきます。そして、優しさがまことに心地よい。そして、ふとおもいました。このひとの童話というのは、年寄の癒し、生まれ来し方追憶のための子守歌なのではないかということ。語り部の思想背景などは別において、いまは、このくらいに留めます。水あめを買って見せてもらう路地紙芝居のように区切り付けにて拝読しています。語り口がこちらの意識のなかで、語り始めたような錯覚さえ覚えます。おう、そういえば、この話のなかで「子育てゆうれい」ならぬ、’子育て河童’の話がでてきました。

(静かな港)

 ”セントラルパークの犬のクーちゃん”と自己紹介される婦人であるYさんは、先回のたのしいトークと実演に来られたかたです。この方が、第2週展示の目玉とした、ポスター絵画「しずかな港」についても見に行ってくれて、メモを残してくれました。押しつけがましくならないぎりぎりの線で表現した「当事者側の感覚ですね」といって理解を示してくれました。絵のなかの困惑したような表情、あれなんだろう?この若い婦人がやはり目に残ったそうです。 日本のおとぎ話からアンデルセンに連続してはいる文脈は、言葉がなくても、言語が異なっていても、なにを語りたいかがわかる。 日本の紙芝居の力を予見するものである主旨のことを述べておられました。
 昨日は、このYさんが立ち寄られたあと、絵の展示替えをしました。第三週展示に入りました。好評の十五夜の団子なしの月見の絵から、団子付き盛りものごちそうの同一図柄ものにそっと替えておきました。きょうは絵の弟たちが、見にきてくれます。12日の実演とトークの下打ち合わせをします。

 

(ご案内)

ネットでは(荒井康全 朝日記 音楽紙芝居)のkeywordsでご覧になれるとおもいます。

朝日記180601 音楽紙芝居余話と今日の絵2018-06-01 10:17:41 | 自分史

https://blog.goo.ne.jp/gooararai/e/95205ef83fe9d8da2c53e13904d35ef9

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宣伝「無理は禁物だ、キツネくん」

(ギャラリー展は

20186月一杯開催しています)と今日の絵

あらいやすまさ

 

おはようございます。今朝は雨ですね。銀行ギャラリー展は目下、第3週の展示に入っています。明日は第4週展示に展示替えをします。来週の火曜日(612日)は、「たのしいトークとデモ実演」の第2回です。弟である日本画・橘樹住香画伯のトーク、何がでるか。短い時間ですが、思いの丈を発揮してもらうことを期待しています。ギャラリーの筋では、Visitor noteの記帳には見えませんが、どうも客が口コミで増えていているようです。会場のスケジュール調整で、629日(金)まで、そのまま使ってもよくなりました。”extending exhibition”として準備しています。

目下、新作として紙芝居モチーフで縦長尺・水墨+パステルでの創作画を描いています。 

「虹になったキツネ」や「におうとどっこい」など数点取り組んでいます。 

 ハットを深めにかぶり、家のウッドデッキにでます。朝の空気が肌に気持ちがよい。十時前は陽射しから身をまもる家影が自然にできております。その刻までに一気に挑戦します。パステルの残渣を所々にこぼすので、よく叱られています。 

きょうの絵はふたつです;

「無理は禁物だ、キツネくん」(One board telling;He become rainbow,then...)

「逃げるが勝ちだ、仁王くん」(One board telling;Mind Losing  is much better than Mind Winning)

 

 

「無理は禁物だ、キツネくん」(One board telling;He become rainbow,then...)

 

「逃げるが勝ちだ、仁王くん」(One board telling;Mind Losing  is much better than Mind Winning)

 

出典;

あらいやすまさNo.8210

朝日記180606 から

 朝日記180606  「無理は禁物だ、キツネくん」(ギャラリー展は6月一杯開催しています)と今日の絵

2018-06-06 09:03:22 | 自分史

 

 

 

 

 

以上

 


 (目次に帰る)

  ↓

朝日記190809 目次 『酒神礼賛と私の夏の午後』



[1] https://blog.goo.ne.jp/gooararai

 検索keywords ; 「あらいやすまさ」+「朝日記」+「音楽紙芝居」

[3] https://www.youtube.com/watch?v=cPrrqaODtuA

検索keywords ; 「あらいやすまさ」+「YouTube」+「音楽紙芝居」

[4] https://blog.goo.ne.jp/gooararai/e/505c017c83faeda60f7f1984678bfc8f

 検索keywords ; 「あらいやすまさ」+「YouTube」+「音楽紙芝居」


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