朝日記160827 映画シンゴジラをみると今日の絵
「シン・ゴジラ」を見てきました。畏友・安部忠彦さんからのご推奨でした。 太極拳の会をおえて アウトレット・モールの映画館に直行しました。
(若い人の思い)
リオ2016で盛り上がっているのとちょうど恰好のタイミングで同期していますね。 東京大危機のシミュレーションを超進化して人間よりも賢くなったゴジラを持って行う。国および社会システムへのストレステストとみました。
大田区と品川区が壊されていく、箱根駅伝などで一般に見慣れた風景、日本政府の渾身の一矢である化学物質、それに対応する日本の化学企業、映画は川崎扇町の化学工場が登場させます。私の古巣の昭和電工であることがなんとも面はゆくもありました。 安部さんがこの映画を薦めてくれたのは、ここだなと察しました。
ゴジラの撃退のために自衛隊が誇る最新装備で対抗しても効果が見られない。日本の株、円は暴落する。ゴジラ災害は日本国内で制御できない確率が見えてくると ちょうど福島の放射性水の外洋漏えい問題と類似した問題ともなりますが、当然 同盟国アメリカのうごきも積極的になります。...
結局、国連軍編成の採決、東京に核爆弾をという必然性がでてきます。その実施ののこされた24時間が日本政府の勝負ところとして、映画は見せます。日本の化学産業の勝利という決着です。
ゴジラの暴走は見せ所ですが、首相官邸での緊急の対応の機能を見せてくれる。自衛隊の実戦対応の機能等々を見せてくれます。首相をはじめ主要閣僚が、消えてしまって、首相官邸本部での掌につく若いスタッフが活躍します。この辺がRio2016 Japanとイメージを連動させていています。
映画制作に政府省庁、自衛隊、東京都、そして民間企業等の名前が延々と連なります。これがすごいです。
やはり 安全保障法の実施のための政府啓蒙的映画を思わせました。
If,thenのシミュレーション群が意味があります。
Big brotherに守られて、冷戦とそれ以降、我が国は平和を享受して、経済大国として発展してきました。
すでに、中国が核保有国、そして北朝鮮が弾道ミサイルで完全に日本国土をカバーした。 核をベースとする安全保障のゲームは日本はとっくに、詰みです。詰みに見えないのはBig brotherの存在です。Big brotherの都合で、はだかになると既にゲームが詰んでいることを 冷酷なまでの現実として受け止めることは必定であろうとおもいます。
この詰みの状態で、生き残れるのかどうか、このことを
Thanks Godsilla,you are our savior.という映画でした。
ホップコーンと生ビールの午後でした。
(花束)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます