セCSファーストステージ ヤクルト、執念の先勝
■宮本、牽引犠飛 つなぐ泥臭さ全開
ヤクルトの守護神・林昌勇が最後の打者を二飛に打ち取ると、満員の右翼スタンドは一斉に傘の花で満開となった。「神宮っていいなと改めて思いました」と宮本。ホーム初開催となったCS初戦、鮮やかな逆転勝ちでファンの期待に応えた。
「きょうのゲームは最高じゃないですか。四回に先制されたものの、五回に館山の代打・藤本が同点打。六回には内野安打と失策、四球で1死満塁とし、宮本の犠飛で勝ち越した。8安打はすべて単打。今季、好調時は何度も見せていた泥臭い“つなぎの野球”だった。
しかも相手の得意な空中戦ではなく、自らの土俵に持ち込んでの逆転勝利である。
レオ劇的先勝!延長十一回フェルV打
プロ野球CS・ファーストステージ第1戦(パ・リーグ、日本ハム2-5西武=延長十一回、西武1勝、29日、札幌ドーム)リーグ3位の西武が同2位の日本ハムに延長十一回、5-2で逆転勝ちした。
日本ハムは、ダルビッシュ有投手(25)を7回1失点で降板させ、継投策に出たが失敗。痛い星を落とした。
まさに“勝利への執念”だ。土壇場の九回二死から追いつき、延長十一回に勝ち越し。ナインの見せた粘りに、渡辺監督は納得の表情を浮かべた。
「最後まであきらめずにやった結果。チームも良い雰囲気になった。夏以降、負けられない試合が多かった。その経験が生きている」
シーズン144試合目で3位を勝ち取ったチームの勢いを、中島がCSに持ちこんだ。
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